写真:かとう とも
地図を見る幕末の時代に薩摩藩として重要な役割を担った鹿児島。西郷隆盛や大久保利通などの多数の偉人を輩出し、市内には数多くの史跡があり、幕末の名残が残っています。中でも西郷隆盛は国民的ヒーローとして、今でも根強い人気を保っています。
鹿児島市内にある西郷隆盛銅像は鹿児島の人気観光スポットとして毎日多くの観光客が訪れますが、この銅像に隣接するビルの5階に西郷隆盛の子孫が経営する「K10カフェ」というカフェがあります。
歴史が好きな人ならその場にいるだけでワクワクしてしまうこと間違いなし!歴史に興味がない人もアクセスしやすく、観光の合間にちょっと休憩するのに便利な「K10カフェ」。まだあまり知られていないこのカフェにスポットを当ててみたいと思います。
写真:かとう とも
地図を見る「K10カフェ」のオーナーの西郷隆夫氏は西郷隆盛の曾孫。店長の若松宏氏は西郷隆盛の妻イトの実父の玄孫。彼らから血のつながった子孫ならではの、公になっていない秘話を聞く事が出来ます。通常は若松氏がカフェ業務を行っていますが、西郷隆夫氏も講演などの仕事がない時にはカフェに顔をだしています。
西郷どんの知られざる一面や薩摩藩側からみた幕末の裏話をゆっくり聞いて、激動の時代に思いを馳せてみましょう。
写真:かとう とも
地図を見る西郷隆盛が自刀した城山を背に立つ西郷隆盛銅像。毎日多くの観光客が銅像を見に訪れますが、実はこの銅像、K10カフェの中から見る事ができます。通常、道路から見るときは高さ8mもある大きな像を下から見上げるのですが、K10カフェの中から見ると、もっと間近で見る事ができます。
下から見上げていたときは威圧感があり近寄りがたいような雰囲気があるのですが、ビルの5階のK10カフェからでしか見れないアングルでみる西郷どんは、少し優しい表情に見えて、親近感がもてます。
下から見ると気づかない東郷平八郎が書いた本物の銅板プレートなんかも発見できたりで、お得感たっぷり!せっかく銅像を観に行くのならk10カフェまで足を伸ばしてゆっくりじっくり色々な角度から観察してみましょう!
写真:かとう とも
地図を見るK10カフェのメニューには、鹿児島の恵みがいっぱい。鹿児島出身のパティシエ前屋彩さんが監修したカフェ限定のオリジナルスイーツである「安納芋ロール」は、生地に奄美大島産の黒糖、クリームには種子島産の安納芋をふんだんに使っていて、素朴で優しい甘みが絶妙のスイーツです。
薩摩の料理人・梛木春幸さんが監修した、1日数量限定の「西郷どんの松花堂御膳」は、地元の食材を取り入れたこだわりの御膳で、特注の器は西郷隆盛の曾孫である陶芸家の西郷隆文氏が制作したものを使っています。ドリンクはお代わり自由なので、心ゆくまで西郷どん談義に花を咲かせる事が出来ます。
西郷どんゆかりの場所をゆっくり観光したいなら、市内の主な観光スポットをバスで巡る「カゴシマシティービュー」という観光周遊バスを利用すると便利。「西郷銅像前」という銅像のすぐ目の前に停留所があるだけではなく、1日乗車券¥600を購入すると、1日中何回でもバスを利用できます。
幕末の薩摩と明治維新についてジオラマや映像を見ながら学習できる歴史観光施設「維新ふるさと館」や、西郷隆盛が最後の5日間を過ごし自刀した城山の山中にある「西郷洞窟」の前にもバス停があるので、K10カフェの前後にこちらも是非足を運んで見て下さい。
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この記事を書いたナビゲーター
かとう とも
屋久島でSUP YOGA、SUPツアーのガイドをしています。北海道で生まれ、関東に住み、アメリカやオーストラリアへの留学やWHを経験し、今は世界遺産屋久島でガイドと子育てをしながら南国の島暮らしを楽し…
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