絶壁に建つ茨城「五浦観光ホテル別館大観荘」で入る太平洋一望の絶景温泉!

絶壁に建つ茨城「五浦観光ホテル別館大観荘」で入る太平洋一望の絶景温泉!

更新日:2016/05/02 14:18

あまり温泉のイメージのない茨城県。しかし県北部の五浦温泉にある『五浦観光ホテル別館大観荘』では太平洋を一望できる絶景温泉に入浴することができます。しかも入れる温泉は塩分濃度が非常に高く、うぐいす色の珍しい濁り湯です!
さらに付近には日本近代美術の父・岡倉天心ゆかりの名勝・六角堂もあり、素敵な観光エリアにもなっています。

五浦観光ホテル別館大観荘

五浦観光ホテル別館大観荘
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五浦観光ホテルは「和風の宿本館」と「別館大観荘」の二つの施設があります。それぞれ敷地が分かれており、大観荘は太平洋に面した崖先に建てられています。大観荘が海のすぐそばにあるのに対し、本館は少しだけ内陸部にあり、山の宿のような雰囲気となっています。海と山、二つの要素を楽しめる素敵な宿なのです。

大観荘と本館は歩いて5分ほどの距離にあり、宿泊するとどちらのホテルのお風呂も利用することが出来ます。これはお得ですね!
日帰り入浴もそれぞれの施設でできます。入浴時間は11時から21時(15時〜18時を除く)までで入浴料は中学生以上1000円、6歳以上500円となっています。

大観荘には海を眺めながら誰でも食事ができる「レストラン椿」があり、新鮮な海の幸を使った和洋食の料理を頂けます。さらにレストランで食事をすると、日帰り入浴が800円になり、割引価格で温泉も楽しむことができますよ!

太平洋一望の絶景露天風呂「大観の湯」

太平洋一望の絶景露天風呂「大観の湯」
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大観荘の自慢がこの太平洋を一望できる露天風呂「大観の湯」です。東日本大震災後の2012年秋にリニューアルされ、湯船から美しい海の景色を眺めることが出来ます。まさに絶景です!

さらに東側に面しているので、早起きすると朝日も堪能することができます。宿のホームページなどで日の出の時間を確認できるので、ぜひその時間に合わせて早起きしてみてください!

浴槽は比較的浅めに造られており、湯船の縁に頭をのせてのんびりすることも可能です。このお風呂以外にももう一つ露天の浴槽が造られているほか、腰かけるスペースもあるので、絶壁に打ちつける白波と崖に生える松の木からなる美しい五浦海岸の景色を満喫できます。

内湯の大きな窓からも海が

内湯の大きな窓からも海が
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露天風呂からだけでなく、内湯からも海の景色を楽しむことが出来ます。太平洋がよく見えるよう、内湯の窓は大きく造られており、どこからでも五浦の海を望むことができるようになっています。窓が大きいため日光がたくさん入り、開放感も屋内ながら抜群です!

露天風呂よりも湯温が高めなので、外の空気で少し冷えた身体をさっと温めるのにちょうどよくなっています。もちろんカランやシャワー、シャンプー類も用意されています。

成分の濃い濁り湯が掛け流し

成分の濃い濁り湯が掛け流し
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さて大観荘でも使われている五浦温泉は『ナトリウム・カルシウム−塩化物強塩泉』で、かなり温泉成分の濃度が高いものとなっています。そのため湯船の岩肌などは黄褐色に変色し、床や柱は温泉成分が沈殿・付着しています。触るとザラザラしているのでぜひ体感してみてください!

塩化物泉は身体に塩分が付着し、そのため湯上がり後も体温が冷めにくいのが特徴です。しかし五浦温泉は成分が強いため長く浸かりすぎるのは禁物です!

温泉は湧出時は透明ですが、空気に触れてその後薄いうぐいす色に濁っていきます。茨城では数少ない濁り湯に入れる場所でもあるんです!

岡倉天心ゆかりの六角堂

岡倉天心ゆかりの六角堂
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大観荘からすぐの場所に岡倉天心ゆかりの六角堂があります。明治38年に天心自らの設計で建てられた六角堂は、仏堂、茶室などを兼ね備え、当時の天心宅の敷地の中で最も眺望の良かったこの場所に建てられました。

天心はよくこの場所で太平洋の波音を聞きながら読書に耽ったといわれています。そして日本美術院をこの五浦に移し、横山大観らをこの地に呼び寄せるなど、日本近代美術の発祥の地となっていきました。

現在の建物は2012年に再建されたものです。元の六角堂は東日本大震災による津波で焼失し、その後復興のシンボルとなっていきました。
入場料・営業時間等は関連MEMOをご覧ください。

五浦への主なアクセス

さて大観荘へのアクセスですが、車なら常磐自動車道北茨城インターもしくはいわき勿来インターから15分。電車ならJR常磐線大津港駅からタクシーもしくは巡回バスで約7分です。巡回バスは便数が非常に少ないので注意してください!

電車の場合、大津港駅からタクシーだと値段が高く、巡回バスは便数があまり無く、歩くと40分ほどかかってしまします。そこでおすすめなのが大津港駅前の観光事務所で借りられる【レンタサイクル】です。10時から16時まで受け付けており一日300円(2015年時点)で借りることが可能です。大津港駅から大観荘までは自転車だと10分ほどで到着します。
のんびり海沿いをサイクリングして、絶景温泉で汗を流す。まさに至福のひとときを味わえるのではないでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/19 訪問

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