33年に1度の御開扉!大津市「石山寺」で歴史の息吹を感じる

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33年に1度の御開扉!大津市「石山寺」で歴史の息吹を感じる

33年に1度の御開扉!大津市「石山寺」で歴史の息吹を感じる

更新日:2016/04/29 20:01

直 旅道のプロフィール写真 直 旅道 トラベルコーディネイター、通訳案内士(英語)

滋賀県大津市に所在、日本で唯一の勅封秘伝の仏像が安置されている石山寺。2016年は33年に1度の御開扉の年にあたります。
国宝や重要文化財を多数抱え、聖武天皇や紫式部との縁もある歴史深い古刹。今こそ行ってみたいこの石山寺をご紹介いたします。

石山寺の始まりは奈良時代、聖武天皇との縁も深かった

石山寺の始まりは奈良時代、聖武天皇との縁も深かった

写真:直 旅道

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天平15年(743)、聖武天皇が奈良東大寺の大仏鋳造を発願したときのこと。当時それを造成するための十分な黄金が日本国にはなく、天皇に命を受けた僧がお告げによりこの近江国石山に草庵を建て祈願することになりました。すると陸奥国から金が掘り出され大仏は完成。この時の草庵がもとになって、天平19年(747)石山寺が創建されたと伝えられています。

聖武天皇の時代から続く名古刹の石山寺。入母屋造の東大門には二対の仁王像が配置されているのですが、金網で仕切られていない仁王像は迫力満点。作者は鎌倉時代の天才彫刻家・運慶です。

またこの石山寺は、西国三十三霊場の第十三番札所にもなっています。

石山寺の御本尊御開扉は33年に1度

石山寺の御本尊御開扉は33年に1度

写真:直 旅道

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石山寺の本堂は国宝に指定されています。ここの御本尊は日本で唯一の勅封秘伝である「如意輪観世音菩薩」です。

勅封秘伝とは、天皇の勅命によって封印されたという意味で普段はそのお姿を見る事はできず、33年に1度行われる御開扉の時にだけ菩薩様の側まで近づいてご尊顔を拝する事ができます。

2016年はまさにこの御開扉の年。3月18日から12月4日までの間が御開扉の期間になっています。その後はまた扉が閉じられ、封が再びかけられる事になります。

石山寺は名前の如く石山の上に

石山寺は名前の如く石山の上に

写真:直 旅道

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国宝指定の本堂や多宝塔は、珪灰石(けいがいせき)と呼ばれる岩盤の上に建立されおり、この事が寺の名前の由来にもなっています。まさに“石の山にできた寺”ということですね。

この珪灰石、こんなに大きなものは珍しく国の天然記念物に指定されています。下から多宝塔を見上げるとまさに「石・山・寺」だと実感します。

石山寺と紫式部

石山寺と紫式部

写真:直 旅道

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今から1000年前、紫式部はここ石山寺に参拝し琵琶湖の湖面に映る十五夜の名月を眺めながら、かの「源氏物語」の構想を得て書き始めたと伝えられています。

古くから親しまれたこの伝承により、人々は石山寺に足を運び平安の世に思いをはせてきました。戦国時代の混乱期に損害を受けた伽藍の再興に力を貸したのも、近江の国の大名・浅井長政の娘茶々(後の淀君)でした。

現在、境内には紫式部の銅像があり凛とした美しさを放っております。
石山寺では紫式部や源氏物語に関するイベントを不定期で行っていますし、源氏物語をわかり易い文体に直した「源氏子鏡」も販売していますので、源氏物語や平安絵巻に関心のある方には特におすすめです。

四季折々の表情を見せる境内の雰囲気に癒されます

四季折々の表情を見せる境内の雰囲気に癒されます

写真:直 旅道

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歴史に興味がそれほどない方でも石山寺の境内の美しさには心打たれると思います。桜やツツジが春の訪れを告げ、新緑は美しく心癒され、秋の紅葉シーズンにはモミジが真っ赤に染まり、冬の雪景色も捨てがたい――年間を通して美しい景色を楽しむ事ができます。

まとめとして

2016年は33年に1度の御開扉の年にあたり、多くの観光客が訪れています。せっかくのこの機会にぜひ観音様に会いに行かれてはいかがでしょうか。
2017年以降も紫式部に関するイベント等は行われますので、情報はホームページでチェックしてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/24 訪問

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