冬だからこそ行きたい秘湯・夏沢鉱泉(長野)へ雪上車でGO!

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冬だからこそ行きたい秘湯・夏沢鉱泉(長野)へ雪上車でGO!

冬だからこそ行きたい秘湯・夏沢鉱泉(長野)へ雪上車でGO!

更新日:2016/12/12 09:52

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

秘湯・夏沢鉱泉は、八ヶ岳の中央登山口にある通年営業の山小屋。雪山入門コース・北八ヶ岳の根石岳への最短距離に位置しています。簡単にはいけない雪の中の秘湯体験は憧れ。でも、夏沢鉱泉に泊まると、なんと!登山口の桜平分岐まで雪上車でお迎えに来ていただけます。雪上車に乗るなんて経験はなかなかできませんよね。山小屋のそばには、かまくらも設置されていますから、揺らめく炎を眺めながらワイン…、なんてお楽しみも!

テンションマックス! 雪上車でGO!

テンションマックス! 雪上車でGO!

写真:SHIZUKO

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雪の上を移動するために作られた雪上車。キャタピラーと呼ばれる無限軌道を装着した特別仕様の車は、力強く雪の斜面を登ってくれます。この雪上車、南極探検隊が使っているものと同じ車種だそうです。一般道では決して乗車できない雪上車に乗るなんて、乗り込む前からテンションマックスになります。

凍った道に刻まれたキャタピラー跡をグイグイ進む雪上車の乗り心地は、決していいとは言えません。雪道専用の最強装備車と言えども、簡単には登れないのが雪の坂道。切り返したり、登れなくて何度もアクセルをふかしたり。そんなに広くない宿への道は、かなり狭い個所もあり、スリリングです。歩けば3時間近くかかる道を、およそ1時間。遊園地のアトラクションを楽しむ心で、全身で楽しみましょう。

※送迎サービスは、宿泊の方のみ利用可能。バスなどの交通手段が整備されていないために始められたサービスです。タイムテーブルを確認し、必ず予約をして、感謝の心で行動してください。

秘湯中の秘湯は、雪の中

秘湯中の秘湯は、雪の中

写真:SHIZUKO

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宿のそばまで雪上車で行くことが出来ますが、せっかくの雪山に来たのですから、駐車場のある「桜平」で雪上車を降りて雪道を歩いてみましょう。

温泉に入るためにわざわざ汗をかいて、山道を登るというのも一興。温泉を楽しんだ翌日、北八ヶ岳を楽しもうという人ならなおさら。明日の登山に向けて足慣らしをしておきましょう。およそ30分、雪の上の緩やかな登りです。アイゼンに慣れていない人も、ここでアイゼンを履く練習ができます。ゆるい斜面を登って、汗が出てくるころに今夜のお宿・夏沢鉱泉が見えてきます。

温泉は冷鉱泉で、硫黄のにおいがします。加熱すると褐色になり、お肌ツルツル。冷えた体を湯船に沈めると極楽気分。ゆっくり温まって下さい。夜には、湯たんぽが一人に一つ配られます。なんて素敵な心遣いでしょう。温まった身体がいつまでも冷めず、ゆっくりと眠ることが出来ます。

しし鍋に、唐揚げに、りんごアイス

しし鍋に、唐揚げに、りんごアイス

写真:SHIZUKO

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お楽しみの夕食は手作りの心づくし。メインは「しし鍋」。自家製野菜と手作り味噌で仕上げられたしし鍋は濃厚。他にも鶏のから揚げやサバの味噌煮、小鉢には野菜類。お漬物など、旅館に泊まっているのかと間違うほどの素敵な夕食です。そして、最後のデザート、これまた絶品! りんごのアイスです。実をくり抜いたりんごに、りんごアイスが入ってます。たまらない美味しさ。これ食べに、わざわざ行きたいくらいです。

夕食後は、宿の外に作られたかまくらでワインはいかがでしょう? 
ろうそくの炎を眺めながら過ごすと、ついつい本音がポロリなんてことも。大人の時間が過ごせます。

多彩なネイチャースクール

多彩なネイチャースクール

写真:SHIZUKO

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夏沢鉱泉では多彩なネイチャースクールが用意されています。雪山シーズンなら、スノーシュートレッキングや、雪山登山教室があり、有資格者のガイドさんと共に登山技術のステップアップができます。
他のシーズンも、スケッチやキノコ観察など楽しそうな企画がいっぱい。

このプラン、JRの茅野駅集合・解散で、一泊3食つき。とてもお手ごろな値段設定も魅力的。雪山への第一歩を、夏沢鉱泉のスクールで踏み出すものいいですね。

強風の夏沢峠を越えて、根石岳山頂へ

強風の夏沢峠を越えて、根石岳山頂へ

写真:SHIZUKO

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ゆったりと過ごした翌日は、そのまま下山することもできますが、早めに朝食を取って、根石岳を目指すのはいかがでしょう。もちろん、突然思いついて雪山登山はできませんが、わざわざ雪山に行くなら、プラスαで雪山登山もいいもの。

樹氷輝く樹林帯を緩やかに登っていくと、1時間でオーレン小屋に到着。小休憩をして、箕冠山(みかぶりやま)2590メートルを超えると、根石岳に続く夏沢峠はもうすぐ。装備が整っていない人はここまで。

夏沢峠は強風が吹いているので、稜線に出る手前で、しっかり防風対策が必要です。風の中を根石岳のピーク・2603メートルを目指して登っていきます。顔にあたる風が冷たく痛い。体が持っていかれそうな強い風の中、一歩一歩、しっかりとアイゼンを効かせて進みます。澄んだ青空と真っ白い雪の山々の美しさ。強風のせいで雪がつかない斜面の厳しさ。

展望のピークからは、天狗岳への道が続いていますが、雪山入門なので、無理をせずにここで引き返しましょう。静かな雪山で、少しだけ厳しい山の一面を体験した後は、いつか技術を身につけて、いろんな雪山に登ってみたいと感じること請け合いです。

山の中の秘湯ならでは

雪と温泉は好相性。雪見酒なんかもお楽しみの一つだけど、2000メートル級の雪山で温泉となると、それなりの準備と覚悟が必要ですね。
誰でもが気楽にいける場所ではないけど、行ってみたい人にとっては憧れの温泉。サービスが良くて、とても過ごしやすい素敵な山小屋。厳冬期が終わって、里に春の足音が聞こえるころ、ぜひ、訪ねてみて下さい。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/23−2015/03/24 訪問

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