写真:野水 綾乃
地図を見る宇都宮市の郊外にある石の町「大谷」。ここから採掘される大谷石は、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテルに使用したことでも有名です。
「ROCKSIDE MARKET」がオープンしたのは、地下神殿のような採石場跡の空間を見学できる大谷資料館の入口横。カフェも併設しているので、見学後のひと休みにも最適です。
そしてお土産選びに嬉しいのがショップオリジナルの雑貨たち。いずれも栃木県で受け継がれる伝統工芸や、ものづくりの作家とコラボしています。いくつかおすすめを紹介しましょう。
写真:野水 綾乃
地図を見るまずご紹介したいのが、大谷石のアロマストーンとアロマオイルのセット。大谷石はもともと吸水性が高く、消臭除菌効果があるので、アロマストーンにぴったりなのだそう。
オリジナルのアロマオイルは2種。
ひとつは、栃木県特産の「ゆず」を100%使用したもの。
もうひとつは、大谷資料館をイメージしたもので、地下空間の天井から滴り落ちる「神秘の泉」をみずみずしい香りで表現しています。
写真:野水 綾乃
地図を見る日本一の品質を誇り、革好きの間で人気の高い「栃木レザー」。伝統的な製法で作られる植物性タンニンなめしの革は、革そのものの美しさが感じられます。
人気のアクセサリーデザイナー「eri,」さんとコラボし、高級な栃木レザーを、普段使いできるカジュアルなアクセサリーに仕立てました。革本来のナチュラルな表情が楽しめるヌメ革と、鮮やかなカラーの組み合わせが新鮮です。
写真:野水 綾乃
地図を見る栃木の名物「イチゴ」や、かんぴょうふくべ細工の「だるま」、日光東照宮の「眠り猫」や「見ざる聞かざる言わざる」など、栃木の花鳥風月や伝統文化をモチーフにした手ぬぐいのシリーズ。
栃木県指定伝統工芸のひとつ、「宮染」を宇都宮で受け継いでいる「中川染工」の手による、素朴で優しい色彩が魅力です。
写真:野水 綾乃
地図を見る併設のカフェでは、栃木県産そば粉を使ったガレットがいただけます。那須野ベーコンや那須御用卵など、具材に使用する食材も地元産尽くし。写真は炭焼きチキンと栃木トマトのBBQソースで、炭の香りをまとった大ぶりのチキンとたっぷりの野菜が、薄焼きのガレットに包まれています。
そのほか、とちおとめとマスカルポーネクリームなど、スイーツ系のガレットも人気。クレープのようにワンハンドで食べられるスタイルで、食事にもおやつにもおすすめです。
「ROCKSIDE MARKET」には、まだまだ魅力的な雑貨があります。
一般的な益子焼では使用しない赤土を使い、北欧雑貨を思わせるニュアンスのある色合いを生み出した「益子焼」、日本古来の組みひもをアレンジした「間々田紐」のアクセサリー、高級木綿で知られる「真岡木綿」のポップなカラーのポーチ、などなど。
「工芸=高価」というイメージをなくすこと。そして普段の生活に取り入れやすいアイテムにデザインし直すことで、素材の良さや職人技術の高さを改めて知って欲しい。「ROCKSIDE MARKET」にはそんな思いがあります。
今後は工芸作家を招いてのワークショップなどのイベントも予定。変わる宇都宮の象徴になりそうなスポットです。
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(2024/9/18更新)
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