写真:花村 桂子
地図を見る高千穂峡は、宮崎県「五ヶ瀬川」にかかる峡谷。太古の昔、阿蘇の噴火活動によって噴出した火砕流が川にそって帯状に流れだし、急速に冷却したため、柱状節理の素晴らしい懸崖となった渓谷です。上流の窓の瀬から下流の吐合まで、高いところで100mもある断崖が約7kmも続いています。そびえ立つ「仙人の屏風岩」や、川岸にぽっかり口をあける円形のくぼみ「甌穴(おうけつ)」など、迫力満点のみどころもたっぷり。
周辺は遊歩道が整備され、駐車場から日本の滝100選にも選ばれた名勝「真名井(まない)の滝」のボート乗り場までは約1km。絶好のお散歩コースとなっています。深い渓谷を見下ろす景色が続くので、ちょっぴり目が眩みそう。男性は女子の手を取って、エスコートしてあげてくださいね。
写真:花村 桂子
地図を見る天孫降臨の地とも伝わる、宮崎県高千穂の象徴「真名井(まない)の滝」。神がこの地に降り立った時に水がなかったため、天村雲命(アメノムラクモノミコト)が水種を下された「天真名井(あまのまない)」の湧水が、滝となって流れ落ちているのだとか。
滝の高さは約17m。しぶきを上げて水面に落ちる滝はなんとも神秘的な雰囲気です。一押しの撮影スポットは「滝見台」。遊歩道にさりげなくある小さなスペースなので、見落とさないようにご注意を。滝をバッグに記念撮影した後は、次の方に場所を譲ってからSNSにアップしてくださいね。
滝のすぐそばまで行ける、貸しボートも大人気。ボートに乗って水面近くから見上げる真名井の滝は、迫力満点。マイナスイオンもたっぷりです。腕に覚えのある男性は、イイトコ見せるチャンスかも。
写真:花村 桂子
地図を見る河原に転がる「鬼八の力石」。重量約200トンもある巨石には巨大なパワーが詰まっていそう。その昔、里で悪行を働いていた「鬼八(きはち)」という鬼が、投げて力自慢をした石だといわれています。鬼八は、祖母岳明神の美しい娘・鵜ノ目姫を奪って鬼が窟に隠していましたが、神武天皇の兄・三毛入野命(みけいりののみこと)に退治されたとか。命が姫と出会った深い緑の淵「七ッヶ池(ななつがいけ)」も、美しいスポットです。
そそりたつ断崖、谷底には岩をかむ激流、天孫降臨の地とも伝わる高千穂峡には、自然が作り上げたワイルドな景観が広がっています。谷の上の遊歩道は、緑と清流のマイナスイオンがたっぷり。目が眩むほどに深い峡谷を、手をつないでドキドキお散歩しませんか。
2016年5月9日現在、熊本地震の影響により遊歩道は全面開通していません。滝見台までは通行可能です。高千穂町観光協会ホームページで最新の状況をご確認の上お出かけください。
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(2024/10/12更新)
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