城下町散策と醤油味噌ソフトを味わう 大分「臼杵城下町」

城下町散策と醤油味噌ソフトを味わう 大分「臼杵城下町」

更新日:2020/12/01 12:41

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門 一人旅ブロガー
キリシタン大名として有名な大友宗麟が、キリシタン王国を築こうとし、そこから大分県「臼杵城下町」の歴史が始まりました。大友氏が志半ばで滅んだ後、江戸時代に入り、商家を取り囲むように武家屋敷や寺院が整えられた地域は、「歴史の道」として今も当時の風情を色濃く残しています。
臼杵は古くから味噌醤油の製造がさかんな町でもあり、城下町散策だけでなく、醤油や味噌を使った美味しいソフトクリームもいただけます。

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キリシタン王国を夢見た大友宗麟の拠点「臼杵城」

キリシタン王国を夢見た大友宗麟の拠点「臼杵城」

写真:肥後 球磨門

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大分県臼杵市にある「臼杵城址」。築城したのはキリシタン大名として有名な大友宗麟(おおともそうりん)です。この城を拠点に宗麟はキリシタン王国を創ることを夢見て、城内には礼拝所も設けられていたと伝えられています。

城があった場所は、現在は小高い山に見えますが、築城当時は「丹生島(にうじま)」という周囲4キロメートルほどの島でした。城址周囲の切り立った崖から、かつては海に囲まれた城だったことがうかがえます。海の上の孤城の姿や、礼拝の様子など想像してみてはいかがでしょうか。

キリシタン王国を夢見た大友宗麟の拠点「臼杵城」

写真:肥後 球磨門

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二の丸跡には、大友宗麟がポルトガルから輸入した大砲「フランキ砲」の複製や、最盛期の宗麟の姿を刻んだレリーフなどが設置されています。キリシタン国を創ろうとしていた当時の栄華を偲ぶことができます。

キリシタン王国を夢見た大友宗麟の拠点「臼杵城」

写真:肥後 球磨門

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城址公園からは臼杵市街地を一望できます。宗麟がこの場所で思い描いていたキリシタン国を想像してみてはいかがでしょうか。
千本近くのソメイヨシノが咲き誇る季節に訪れるのもおススメで、桜越しに見おろす臼杵の町の風景は、見ごたえがあります。

格式ある稲葉家下屋敷で日本庭園を愛でる

格式ある稲葉家下屋敷で日本庭園を愛でる

写真:肥後 球磨門

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江戸時代から明治になるまで、臼杵の町を治めていたのが稲葉氏で、稲葉家の下屋敷が、臼杵城址から徒歩3分のところに建っています。廃藩置県で東京に住居を移した稲葉家が、別荘として明治35年(1902年)に建築したもので、平成20年(2008年)に国の有形文化財に登録されました。

格式ある稲葉家下屋敷で日本庭園を愛でる

写真:肥後 球磨門

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およそ1000坪という広大な敷地に建つ屋敷は、明治時代中期に建てられたにもかかわらず、武家屋敷の様式を色濃くとどめています。ヒノキなどの上質の材木を使い、謁見の間として使われた表座敷や、書院造りの奥座敷など、格式ある座敷が目を引きます。

格式ある稲葉家下屋敷で日本庭園を愛でる

写真:肥後 球磨門

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座敷から眺める日本庭園は当時のままで、四季の移ろいを存分に感じられる、とても魅力的な場所です。殿様気分になって庭を眺めるのも一興で、贅沢な時間が過ごせるのではないでしょうか。

見どころ満載の城下町散策

見どころ満載の城下町散策

写真:肥後 球磨門

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城下町を散策するには、観光案内所で散策地図を手に入れるのがおススメですが、地図がなくても簡単に廻れるのが臼杵の城下町。散策路を石畳風にしているので、ここを歩けば迷うことなく名所を巡ることができます。

見どころ満載の城下町散策

写真:肥後 球磨門

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石畳に沿って進み、稲葉家下屋敷から徒歩3分ほどで、趣のある建物が見えてきます。99歳まで現役作家として活躍した野上弥生子の文学記念館で、臼杵生まれの弥生子の遺品が200点ほど展示されています。少女時代の勉強部屋や仕事部屋なども再現されているので、ぜひ立ち寄り、弥生子の生い立ちや背景に思いを巡らせてはいかがでしょうか。

見どころ満載の城下町散策

写真:肥後 球磨門

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野上弥生子文学記念館の向かいにあるのが、1868年に棟上げされた「久家(くげ)の大蔵」と呼ばれる酒蔵で、白壁を覆うアズレージョと呼ばれる装飾タイルが目を引きます。このタイルは、平成12年(2000年)に臼杵市がポルトガルの作家ロジェリオ・リペイロ氏に制作依頼したもので、天使や聖職者に混じって大友宗麟も描かれています。

江戸時代の名残を残す「二王座歴史の道」

江戸時代の名残を残す「二王座歴史の道」

写真:肥後 球磨門

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臼杵には、沢山のキリスト教関連施設が存在していたとされていますが、現在目にするのは、寺院や武家屋敷ばかりです。その中で目を引くのが龍原寺(りゅうげんじ)の三重塔です。九州に2つしかない江戸期の本格的な木造三重塔で、その堂々とした姿は必見です。

江戸時代の名残を残す「二王座歴史の道」

写真:肥後 球磨門

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お寺や武家屋敷跡が立ち並ぶ沿道は「二王座歴史の道」とよばれ、石畳と石垣、そこに漆喰の壁が調和して、静かな時間が流れる散策スポットになっています。途中にはお休み処として、廃寺になった旧真光寺が無料開放されています。二階から見おろすと、「切り通し」と呼ばれる、 臼杵の街並みの中で最も風情のある景色がみられ、江戸時代の空気が残っているように感じます。

江戸時代の名残を残す「二王座歴史の道」

写真:肥後 球磨門

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二王座歴史の道をさらに進むと、真っ白な白壁が目にまぶしい稲葉家の土蔵が見えてきます。内部は休憩所になっていて、明治初期の臼杵の町並みが写真で紹介されているので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

醤油と味噌のソフトクリームが絶品

醤油と味噌のソフトクリームが絶品

写真:肥後 球磨門

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臼杵の歴史を楽しんだ後は、「八町大路(はっちょうおおじ)」と呼ばれる商店街がおススメです。商店街と言ってもアーケードや派手な看板はなく、昔ながらの落ち着いた商家が立ち並んでいます。

醤油と味噌のソフトクリームが絶品

写真:肥後 球磨門

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醤油や味噌、酒など醸造の町として栄えた臼杵は、100年以上続く醸造会社がいくつもある土地柄で、八町大路にある直営店の醤油や味噌を使ったソフトクリームが人気を集めています。富士甚醤油のしょうゆソフトクリームはおススメの一品で、キャラメルのような香ばしい風味に醤油の旨味が加わった、あっさりと食べ飽きない美味しさです。

醤油と味噌のソフトクリームが絶品

写真:肥後 球磨門

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「カニ醤油 鍵屋」の味噌ソフトクリームもおススメです。創業は関ケ原の戦いのあった1600年、九州で最も古いといわれる老舗です。そんなお店が販売するソフトクリームには、自家製みそソースと、カリカリの焼味噌クランチがトッピングされていて、食感も楽しいソフトクリーム。旅の思い出に食べてみることをおススメします。

キリシタン文化の片りんと、江戸時代の空気を肌で感じ、名物スイーツをいただく臼杵城下町散策。市の中心部にある交流館「サーラ・デ・うすき」では、観光情報だけでなく、ポルトガルとの歴史を示す資料なども展示されているので、立ち寄ることをおススメします。

臼杵城下町の基本情報

住所:大分県臼杵市大字臼杵
電話番号:0972-64-7130(臼杵市観光情報協会)
アクセス:JR臼杵駅から徒歩10分

2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/08/30 訪問

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