写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらは、びっくりした目のおサルさん。目も耳も、異様に大きく、非常にディープインパクト。両手に持っている風車は、いったい、何なのか。
おサルさんの背後にあるのは、雲。こちらのおサルさんは、中国の四大小説の一つ「西遊記」に登場するキャラクター「孫悟空(そんごくう)」をなんとなくイメージ。孫悟空というのは、「觔斗雲(きんとうん)」という雲に乗って、空を飛んでいたサルの仙人です。
タイでは最近、中国からの観光客がどっと押し寄せ、こちらタイのビーチリゾート地パタヤでも大勢の中国人観光客たちの姿が目立ちます。
このため、中国文化をパロディーにしたキャラクターが登場するようになり、パタヤで人気のショッピングモール「ロイヤルガーデンプラザ」(Royal Garden Plaza)の前には、奇妙な孫悟空もどきのおサルさんのオブジェが。季節によって、おもしろいオブジェが登場するので、ぜひチェックしてみて下さい。
ちなみに、日本のアニメの「ドラゴンボール」に出てくる孫悟空も、タイでは人気があります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのオブジェも、さきほどと同じパタヤのショッピングモール「ロイヤルガーデンプラザ」から。ここのモールは、アパレルやフードコートが充実しているので、パタヤ観光の拠点施設に使える場所です。
このモールの最大の特色は、2階にあるアトラクションコーナー。世にも恐ろしいお化け屋敷や、世界中のおもしろいものを展示した博物館があり、アトラクション機能が充実しています。
そんな中で、ひと際目立つのが、ベンチでくつろぐアメリカの大スターの「マイケル・ジャクソン」。しかし、あまり似ていないので違和感たっぷり。
ですが、キモカワなところがタイでは人気なのです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る違和感たっぷりのマイケル・ジャクソンの隣で微笑む謎の美女。誰かと思ったら、20世紀を代表するセクシーなアメリカ人女優の「マリリン・モンロー」。
身長166.4cm、体重53.5kg。スリーサイズはB94・W61・H86という、モンローの抜群のプロポーションを限りなく忠実に再現し、セクシーな雰囲気は十分に伝わってきますが、まったく顔が似ていない。しかし、こちらも違和感たっぷりなところが人気で、モンローと一緒に記念撮影をしているタイ人を多く見かけます。
ですが、このモンロー。真っ赤に塗られた唇はいいとして、口元のホクロがないのは、どういうこと?もしかしたら、モンローとは違う別人かも?
写真:沢木 慎太郎
地図を見る違和感たっぷりのマイケルやモンローが微笑む中で、かなり忠実に実物を再現しているのが、ご覧のMr. ビーン(Mr. Bean)。
イギリス人のコメディアンで、上流階級の紳士が着こなすツイードジャケット(肘当て付き)を羽織り、細長いネクタイに、寸詰まりのズボンというスタイルに加え、大きく目を見開き、眉毛を釣りあげ、好奇心たっぷりのお茶目な表情が、ものすごくよく似ている!なぜ、この調子で他のオブジェも作らないのか。
ちなみに、Mr. ビーンは自動車の運転が非常に上手で、ドリフト走行や曲乗りのほか、アニメの「バカボンのパパ」みたいに足の指だけでハンドルを操作することも可能。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るそして、最後にご紹介するのが、こちら!違和感たっぷりのマイケル・ジャクソンの前を通り過ぎようとする疲れた顔のゾンビ。左手には大事な書類、右手には仕事で使った小道具を持ち、ひと仕事を終えて「お化け屋敷」から出てきたばかりの、完全なるサラリーマン・ゾンビです。
「ロイヤルガーデンプラザ」で最も人気のアトラクションの一つ、“ホーンテッド・アドベンチャー”と呼ばれるお化け屋敷では、イケメンのお兄さんたちがゾンビの姿をして、怖がらせてくれるのですが、仕事が終わると、なんとメイクも落とさずそのままの姿で家に帰ろうとします。
メイクを落とさないのは、ゾンビが仕事で疲れ、早く家に帰りたいからですが、お化け屋敷で見るよりも、疲れた後のゾンビの方が苦しみ感がにじみ出ていて、演技以上の迫力!事実こそが、真実、リアリティ!何といっても、焦点が定まらないうつろな目がとてつもなく怖い!
たとえて言えば、ディズニーランドで仕事を終えたミッキーが、着ぐるみの頭を手に持ち、素顔のまま家に帰ろうとするようなもの。こんなのありえない!まさに、おもしろ珍光景!これなら、わざわざお金を払って、お化け屋敷に入らなくてもいいかも!?
パタヤへは、バンコクの首都バンコクからバスで約2時間。夜になれば熱気と活気にあふれ、ナイトスポットがひしめく「ウオーキング・ストリート」ではセクシーな美女やニューハーフたちが手招きするパラダイス!
「ウオーキング・ストリート」の入り口近くにあるショッピングモールが、タイの“おもしろ珍光景”が見られる「ロイヤルガーデンプラザ」です。
飛行機が頭からビルに突っ込んだド派手な外観デザインは、まさにパラダイスの街を象徴する奇抜な建物。アトラクションだけでなく、ショッピングやフードコートなども充実しているので、パタヤ観光の際はぜひご利用ください。
なお、飛行機が突き刺さった「ロイヤルガーデンプラザ」の外観や、ご紹介した「お化け屋敷」など、タイの珍スポットについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
沢木 慎太郎
恋愛小説「星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に」(※澤 慎一の名前で制作)が電子書籍化され、作家デビューしました。紀行小説「深夜恋愛特急」も、私のひそかなブーム。
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