新幹線で三島駅まで向かい、東海道本線に乗り換えて一駅、乗車時間約5分とアクセスも簡単な静岡県沼津市にある“沼津駅”。新幹線の停車駅ではないため、混雑を避けて落ち着いて観光出来るのも嬉しいポイントです。
沼津駅構内には観光案内所が設置されているので、まずはこちらに立ち寄ってから観光スポットや名所に繰り出しましょう。駅周辺の宿泊施設等には無料レンタサイクルのサービスもあります。宿泊者以外の方でも利用可能となっているのでサイクリングしながら観光するのも良いですね。
沼津市の中心市街地をゆったりと流れるのが狩野川(かのがわ)です。『日本百名山』の一つにも選ばれている伊豆半島の最高峰・天城山(あまぎさん)に源を発して北流、途中に富士山麓を流れる黄瀬川と合流し駿河湾へと注いでいます。
総延長46キロメートルの一級河川で、市内には三園橋、あゆみ橋、御成橋、永代橋、港大橋など大小様々な橋が掛かっています。上記の写真は、御成橋から南側の港大橋方面への風景。西伊豆の山々を背景に狩野川の流れを楽しんでみて下さい。
御成橋からあゆみ橋の右岸には、階段堤が整備され、市民の憩いの場ともなっています。また隣接の沼津城(三枚橋城)跡にある中央公園と連動して、四季折々の多彩なイベントも開催されます。
天候に恵まれると富士山の頂と愛鷹山の稜線が織り成す“逆さ富士”も。逆さ富士と言えば、富士五湖を始めとする湖との景観が有名ですが、こちら沼津の雄大な狩野川の水面に映える逆さ富士も必見です。
また夜には御成橋、あゆみ橋と共に堤防がライトアップされ、幻想的な光景が浮かび上がります。昼間、日暮れ後と二度楽しめるのもポイントです。
沼津駅から南東に1キロメートル程の所には市街地に隣接した香貫山(かぬきやま)があります。最高点・標高193メートルの小山で、春には桜、6月には紫陽花、秋には紅葉と季節ごとの草花を楽しめ、“千本松原”や“大瀬崎”などと共に沼津のシンボル的なスポットです。
沼津にゆかりのある歌人・若山牧水(わかやま ぼくすい、1885年〜1928年)の歌碑や、俳人・原田濱人(はらだ ひんじん、1884年〜1972年)の句碑なども建立されています。多数のハイキングコースがあるので、自然や景色を眺めながら散策してみるのもオススメです。
香貫山の山頂付近にある展望台からは沼津市街や駿河湾を一望出来ます。天気が良ければ、愛鷹山(あしたかやま)越しに富士山も眺められ、黄昏の街明かりと自然の景観が調和した夜景を楽しめます。
狩野川に視点を絞れば、ライトアップされた御成橋、あゆみ橋、三園橋といった橋は、昼間とは異なる情景を描き出しています。こちらで夜景を堪能してから、最後の締めとして、晩御飯に沼津港から揚がった海鮮料理を味わって、目も舌も満足させちゃいましょう。
美しい山河の他にも、“千本松原”“乗運寺”“沼津市若山牧水記念館”を始めとする観光スポットが豊富にある静岡県沼津市。バスの運行や無料レンタサイクルも整っているので、目的に合わせて活用してみてはいかがでしょう。
また昼食や夕食、お土産等の買い物にもオススメの場所・沼津港にあるお店の詳しい情報に関しては、下部関連MEMOにあります公式サイトへのリンクより御確認下さい。
以上、水面に映える“逆さ富士”や展望台からの夜景など素晴らしい景観を望める静岡県沼津市「狩野川・香貫山」の御紹介でした。
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