写真:やま かづ
地図を見る釜山港で水揚げされた海産物を扱うチャガルチ市場ですが、「チャガルチ」とは韓国語で小石を意味しており、露店市場が始まった当初、この辺りは石砂利だったことがわかります。
現在のチャガルチ市場は近代的な建物になりましたが、屋外のいわゆる場外市場もいまだに健在で、観光客にとっては買い物をしなくても、ぶらっと見て回っているだけでも結構楽しいスポットとなっています。
しかし、見ていると食べたくなるのが人情というもので、そんな人は市場の1階で買った魚介類を2階の食堂で調理してもらうことができます。しかし、価格交渉が必要なので、慣れない人は値段が書かれたメニューからオーダーするほうが安心です。
ただ、メニューの大半は「焼き魚」とか「刺身」としか書かれていませんので、どんな魚になるかはお店任せとなりますからあしからず。
写真:やま かづ
地図を見る釜山港に沿って延びているプロムナードには数種類の海や水をテーマにした3Dトリックアートが描かれています。
そこではアートに合わせてポーズを決め、あとは地面に記された足跡マークからカメラを向けるだけ、誰にでも楽しい3Dトリックアートの写真を撮ることができます。
なお、このプロムナードはユラリ広場と名づけられています。「ユラリ」とはヨーロッパとアジアが交錯している場所を意味する韓国語の造語で、世界各国から人が集まって楽しむ広場ということになります。日本語の「ゆらり」と重なり、何だか心地よい響きです。
写真:やま かづ
地図を見る南浦洞と対岸の影島は影島大橋(ヨンドテギョ)で結ばれています。
この橋は1934年に韓国唯一の片開きの跳ね橋としてつくられました。しかし、その後、橋の交通量が増加し、また老朽化も見られたため、東隣に新しく釜山大橋がかけられました。
また、既に跳ね上げをやめていた影島大橋は船舶の往来を妨げる存在となっていたため、一時は橋自体の撤去も検討されていました。
しかし、歴史的な遺産として残すことが決定し、修復・拡張工事を経て、2013年に跳ね上げ橋として復活しました。
現在は1日に1度、影島大橋は跳ね上がりますが、その姿を見るために橋の周辺にはたくさんの見物客が集まってきます。
橋が跳ね上がる時間は午後2時から15分間ですが、時間が変更になる可能性があります。どうしても見逃したくない人は、下記「MEMO」韓国観光公社のホームページで確認してください。
写真:やま かづ
地図を見る一定年代以上の方なら、釜山港に来れば思わず口ずさんでしまうのが「釜山港へ帰れ♪」ではないでしょうか。1970年代に韓国でチョー・ヨンピルが唄ってヒットし、その後、渥美二郎がカバーすることで日本でも大ヒットをしました。歌詞の内容は、いつ帰ってくるかもわからない人を釜山港でひたすら待っているという切ないものでした。
「釜山港へ帰れ♪」は昔から人と物資が行きかう貿易港として発展してきた釜山港の歴史がうかがえる歌詞ですが、そんな様子を再現した親子の像がこのプロムナードには設置されています。これらの像は影島大橋を背景にした絶好の撮影ポイントとして人気があり、橋が跳ね上がっている時間帯は黒山の人だかりとなっています。
写真:やま かづ
地図を見る影島大橋のたもとの旧釜山市庁舎跡地が再開発され、ロッテ百貨店復興店が建てられました。その後も別館アクアモール、ロッテマート、ロッテシネマなどが次々と建設され、満を持して複合ショッピング施設ロッテモールとして全館オープンしました。
ロッテモールは地下鉄「南浦」駅からも地下道で直結、免税店はないもののレストランやフードコートがあるので観光客にとっても外せないスポットとなっています。しかし、一番のおすすめは11階の屋上にある展望スペースで、目の前に広がる釜山港、手の届きそうなところにそびえる釜山タワーなど、その眺望が楽しめます。
南浦洞ぶらっと歩きのお勧めルートとしては、まず地下鉄「チャガルチ」駅を下車してチャガルチ市場で海鮮料理の昼食をとり、その後、釜山港沿いのプロムナード、ユラリ広場を散策しながら影島大橋が跳ね上がるのを待ちます。あとは、実際に跳ね上がった橋を渡ってみてもいいし、ロッテモールでお茶をするもいいでしょう。
地下鉄「チャガルチ」駅から「南浦」駅まで地下鉄1駅だけのぶらっと歩き、散策するにはほどよい距離です。
こんな釜山観光もいいんじゃないですか〜。
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(2024/9/18更新)
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