写真:ShinYah シンヤ
地図を見る千仏鍾乳洞は国の天然記念物に指定されており、観光洞の全長は1200メートル。長期に渡るカルスト台地に染み込んだ雨水によって、洞窟内は多量の地下水が流れ込んでおり、その水が観光洞の半分以上に川を形成しています。
洞内の気温は常に15〜16度に保たれており、夏は涼しく冬は暖かです。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る洞窟内には、通路を塞ぐほどの大きな鍾乳石の垂下が見られ、これらは「初音乳」や「巨乳」などと命名されていて、千仏鍾乳洞の見所の一つとなっています。
また鍾乳洞の入口に、大小30を数える鍾乳石が垂下している姿は圧巻で、日本ケイビング協会に「日本一だ」と言わしめたほどです。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る千仏鍾乳洞は、天井が高くて幅の狭い峡谷状をしているのが特徴で、その幅は所により1メートルにも満たない所もあります。特に洞窟の途中「奥の細道」から先は、人一人がやっと通れるくらいの幅の所が多くあり、岩肌が迫り来るスリルを味わう事が出来ます。
尚、特に通路の狭い場所では、頭をぶつけないよう注意が必要です。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る入口から480メートル進んだ所から先は、地下水が川を形成していて、その中をジャブジャブと進んで行きます。岩肌に水が溜まっているだけの所もあれば、渓流を流れる河川の様に音をたてている所もあって、様々な表情を見る事が出来ます。地下水の温度は14度と冷たく、夏場の観光にはピッタリです。
地下水に浸っての探検には、洞窟の受付で貸靴がレンタル出来ますので、自分の履いて来た靴が濡れる心配はありません。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る入口から900メートル、そこは一見終着点と思いきや、高さ数十センチ程度の小さな洞穴が空いていて、そこから更に300メートル洞窟は続いています。この小さな洞穴は「地獄トンネル」と呼ばれていますが、ここから先は一切照明がついておらず、探検するには懐中電灯が必要です。
地獄トンネルの入口は非常に狭く、大人であれば四つんばいにならないと入っていけない程。また足元を流れる地下水の勢いも強く、ここから先を探検するには強靭な精神が必要ですが、勇気のある方は是非ともチャレンジして頂きたいと思います。
日本全国には、バリアフリーに対応する様な鍾乳洞が存在する中、この千仏鍾乳洞はまさに「探検」という名に相応しいアクティブな体験をする事が出来ます。
地下水に浸りながら未知の空間を探検しに行く、そんなミステリアスな体験を味わいに是非「千仏鍾乳洞」を訪れてみて下さい。
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(2024/9/10更新)
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