那覇市内から国道58号線で北に20キロのところに位置する北谷町。
大型ショッピングモールが沢山建ち並ぶ｢美浜タウンリゾート・アメリカンヴィレッジ｣は、沢山の観光客が訪れるスポットで有名です。
那覇市内からおおむね40～50分で移動できますが、朝晩は渋滞が激しいので1時間以上掛かることがあります。
沖縄バスと琉球バスが北谷方面を経由する便を高頻度で運行していますので、車がなくても気軽にアクセスできます。
那覇から国道58号線を進み、アメリカンヴィレッジにある観覧車が見えてきたらさらに1kmほど北上、「浜川交差点」を左折してすぐに浜川漁港があります。
広い漁港の目前には穏やかな東シナ海が広がり、とても長閑な雰囲気です。
漁港を仕切るフェンスの入り口に食堂のメニューと営業案内の看板が出ており、入ってすぐ左手側にウッドデッキがある食堂を見つけることができます。
ここは「北谷海人の台所 お魚屋」という食堂と直販所で、北谷町漁業協同組合婦人部の皆さんが中心に運営をしています。
木造の涼しげな広い店内に入ると、厨房から漂ってくるいい匂いに空腹が一層刺激されます。
店の営業時間は午前11時30分から午後3時までと短い時間で、お昼御飯を食べに来た漁師さんや地元の方、そして近くの米軍基地関係者で賑わっています。
店の入り口で食券を買い求めるシステムで、浜川漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚をふんだんに使った定食や、天ぷらなど一品料理が数多くあります。
どれも美味しそうなので選ぶのに悩んでしまいますが、ランチは味噌汁とご飯が付いてくるボリュームで500円のワンコインと非常にリーズナブルです。
ランチメニューは日替わりです。写真は、カンパチの漬け丼とアラ煮です。
そして、ここで是非食べておきたい一品が「ソフトシェルクラブバーガー」です。
ソフトシェルとは脱皮したての殻が柔らかいカニのことを指し、北谷町で獲れたばかりの新鮮なワタリガニをふんだんに使用しています。
ハンバーガーの中には竜田揚げしたワタリガニ1匹が丸々と挟まっており、この姿には圧倒されます。
カニのあっさりとした味わいと滲み出るカニ味噌の深い旨味、サクサクした衣の歯ごたえに、中のジューシーで柔らかい食感がとてもたまりません。
地元の人たちが普段使いで利用している北谷町漁港の食堂には、ここでしか食べられない美味しい魚料理が沢山あります。
また北谷に限らず、他の市町村の漁港にも食堂があり、ご当地の美味しい魚料理が手ごろな価格で食べられることが嬉しいです。
宿泊先やお出掛け先の近くに漁港があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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(2024/9/18更新)
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