高見石小屋へのスタート地点は、JR茅野駅。そこからバスに揺られて、渋の湯の登山口へ。
写真:SHIZUKO
地図を見る写真:SHIZUKO
地図を見るここから2時間、高見石小屋への最後の難所は「賽の河原」と呼ばれる、岩がゴロゴロとした登りにくい場所。ここまでは、樹林帯を登ってくるので、眺望が開け、嬉しい! と感じるのですが、なかなか登りにくいところです。岩の間に足を挟まれないように、どこに足を置くか考えながら進んでいきましょう。ここを「賽の河原」と名付けた先人のセンス。歩いていると、まさに、賽の河原だなーって思うことでしょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る賽の河原を登り切ると、ほどなく「高見石小屋」に到着。出発時間にもよりますが、日の入りが期待できる時間なら、躊躇せずに小屋の背後の高見石を登りましょう。ここから見る日の入り、最高です。
写真:SHIZUKO
地図を見る高見石小屋は、麓の街明かりが届かない場所にあるので、星空観察の絶好地でもあります。小屋には天体望遠鏡が供えられていて、天気が良ければ夕食後、小屋前のテラスで、スタッフの方が星空観賞会を開催してくださいます。防寒対策をして、ぜひ、参加してください。ここでしか見られない星空に大感激です。
写真:SHIZUKO
地図を見る高見石小屋は、山小屋なのでお風呂はもちろんありません。宿泊している2階には、小用のトイレはありますが、本格的にトイレに行きたい時は小屋の外に出る必要があります。そんな不便さも山小屋ならでは。大自然の中で過ごす一夜を大切に体感して下さい。宿泊場所の小屋2階には、炬燵・ストーブがあり、1階の温められた空気でほんのり暖か。ゆっくり体を休め、明日に備えます。
お楽しみの朝食は、山小屋ではとても珍しいパン朝食!
温かいロールパンにウインナー、コーヒー・紅茶と、普段パン食の方にとっては嬉しいですね。
写真:SHIZUKO
地図を見る翌日は、全面凍結する白駒池に行ってみましょう。
高見石小屋を出発して、およそ1時間で白駒池に到着。真っ白に凍っている池ですが、初めはちょっとおっかなびっくり。誰だって、ちょっと心配しながら池の氷の上に立つことでしょう。でも、大丈夫。ここは、かつてスケートリンクとして活躍していた場所。こんなに広い池が凍ってしまうという事実。本当に氷が割れないの?
信じられない気持ちと、美しさに圧倒される心がせめぎ合うことでしょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る白駒池を後にして、高見石小屋までいったん戻り、次は大展望の中山展望台を目指します。樹林帯のゆるい登りを登り切ると、風が強いけど、360度の大パノラマ・中山展望台です。南・中央・北アルプスの山々が、まるで写真のように見渡せます。山の名前を知らない人も、その美しさには圧倒されるでしょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る帰りの道は、大人気の黒百合ヒュッテの前を通ります。休憩して、コケモモティーと、ケーキを楽しむのもお勧めです。
雪山に登ったー! という充実感が味わえる、安心安全なコースです。とは言うものの、雪山に初めて行く方は、必ず山岳ガイドか、しっかりした経験者とともに入山してください。
お天気が良い時は、自分達だけでも大丈夫な気持ちになってしまいますが、お天気がいい時なんて殆どないと思いましょう。ちょっとでも天候が悪くなると、初心者だけでは全く手も足も出ないのが雪山。ハードルが高いけど、安全を担保できてこその山です。地図読み、天気読みが完璧にでき、ルートファインディングも完璧! と自信が持てるまでは、経験者に頼り、無謀な登山は控えましょう。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -