写真:木村 優光
地図を見る展望台に上ったら、まずは横浜ランドマークタワーが見える、北東方向を眺めてみましょう。この方角が横浜で一番メジャーなみなとみらい方面となり、さらに奥側には横浜港に架かる横浜ベイブリッジも望むことができます。横浜を一望する眺めにテンションは徐々に上がってくることでしょう。
そして眼下には横浜下町らしい、昭和の匂いがするような住宅街が建ち並んでいます。特に手前には、鋼材を組み合わせたような、とてもレトロチックなタワー状のアンテナが目立ちます。こちらはラジオの無線基地で、遠方に見えるランドマークタワーとのコントラストが対照的な風景を生み出しています。
他県の方にとって、横浜はみなとみらい周辺がどうしてもクローズアップされる関係で、おしゃれな街のイメージを持った方が多いですが、おしゃれななみなとみらい方面とは対照的な眼下の下町風景はどこか懐かしく、子供のころに見たような夜景。したがって、今まで持っていなかった横浜のイメージと向き合うことになり、新鮮であることは間違いなし!昭和時代の横浜の街並みを見ることができる貴重なスポットです。
写真:木村 優光
地図を見るお次は南東方面を見てみましょう。前方にひときわ明るいエリアが存在しますが、これは横浜最大の繁華街である伊勢佐木町!夜も眠らない街です。他県の方からすると夜の伊勢佐木町は近づきにくい雰囲気がありますが、少し離れた場所にある野毛山展望台から見ると、それは一つの夜景にすぎません。光が煌々と点いていて、見応え十分!
この伊勢佐木町方面は早朝に太陽が昇る方角ですので、日の出30分前くらいに訪問すれば、綺麗な朝焼け空を見ることもできます。しかし、日の出前の伊勢佐木町の煌々たるネオンの数は徐々に半減し、夜も眠らない街が早朝になって眠る街へと変化します。その対照的な姿を見るのも面白いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見るお次は南西方面の眺めを紹介。手前には園内の緑地帯を一望し、やや左手には南区方面の郊外夜景を望むことができます。みなとみらい方面の夜景とは一転、落ち着いた光量で、その対照的な姿もまた面白いでしょう。
見ている方角が南西ですので、日没近辺の時刻には綺麗な空と同時に、周辺の生活感溢れる極上の夕景を見ることも可能です。1日の終わりを見ているようで、どことなく儚い思いに強いられますが、これも自然と生活感との調和が存在するエリアだからこそそう感じるもの!大都会だけの夜景では感じることができない、貴重な体験です。
野毛山展望台は約180°のパノラマの中に、様々な要素の夜景が詰め込まれていますので、こういったミックス夜景を見ることができる夜景スポットは、横浜でも他に例が少なく、非常に貴重な夜景スポットです!
写真:木村 優光
地図を見る近代的な外観を持つ展望台は、野毛山公園内でもひときわ目立つ存在です。3階建てほどの高さしかありませんが、建っている箇所が野毛山の高台にあるため、最上部までアクセスすればかなり素晴らしい眺めを!
バリアフリー対策も万全で、最上階まで上がる場合でもエレベータに乗れば、足腰が悪い方でも問題なし!そして1階には綺麗なトイレがあります。
この展望台、2011年に建て替えられたもので、それまでは質素な形状の展望台でした。もちろんエレベータもトイレもありません。最上部に上るには階段のみでした。現在では立派な展望台のおかげで、見える角度や高度もレベルアップしました!極上の夜景を見に、訪問してみてはいかがでしょうか。
みなとみらいや伊勢佐木町などの繁華街に、周辺の下町風景や住宅街がミックスされた野毛山展望台からの眺望は、なかなか見ることができないミックス夜景です。立地と約180°のパノラマ視界から実現できた、非常に貴重な夜景スポットです。バリアフリー対策も万全!
なお野毛山展望台は横浜駅からですと、京急で2つ先の日の出町駅で下車し、徒歩約10分。車ですと周辺1〜2kmの範囲に首都高の出口が数箇所存在しますので、非常に便利です。もちろんみなとみらいやからもアクセスが良く、ショッピングや観光の後に訪問しても良いでしょう。
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(2025/2/8更新)
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