写真:Ise Shinkurou
地図を見る厳島神社ならではの景観「海に浮かぶ神の社」「海の青に映える赤い欄干」を楽しもうと、満潮時間に合わせて宮島フェリー乗り場へ。
宮島口からの乗船は「JR西日本宮島フェリー」がお勧めです。「海から参拝ができる大鳥居便」(9:00〜16:10)は大鳥居に最接近する航海コース。
水に浮かんだような本殿、鮮やかな朱色の鳥居、緑豊かな島!この自然と調和した建築美は、世界文化遺産として後世に伝える価値があると実感します。
船を降りると皆さんまっすぐに「厳島神社」へ。でも今回の目的は干潮時の本殿を歩く事。
干潮まで時間がある場合は、表参道商店街へと足を向けるのが良いでしょう。大好きな焼牡蠣に舌包みをうちながらみやげ屋めぐり。さすがに「もみじ饅頭」発祥の地、餡だけでなくチョコ・チーズまで色々な種類のお饅頭があります。
さらに進んで神社の裏道をぐるりと回り西松原へ。ここは参道の反対側にあたるので、観光客はまばらですが、「反橋(そりばし)」「能舞台」などの景観を楽しめ、神の使い・鹿を見ながらゆっくり散策出来るお勧めスポット。
ではもう一度本殿入り口まで戻って参拝です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る檜皮葺きの屋根・鮮やかな朱の柱・板敷の床など神殿造りの建築美に息をのみます。平安時代の極に達した宮廷文化!
能舞台・長橋・反橋 これらの本殿拝殿など17棟の建造物群、そして前に広がる海、背後にそびえる森林、全てが世界遺産に登録されています。
本殿は創建593年、平清盛によって現在のように造営されたのが1168年。この長い時代の流れを持つ建物は、何度訪れてもいつも感動を与えてくれます。
正面の板張りは少し海に張り出た造りですので、是非そこから本殿全体の建築美をお楽しみください。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るすっかり潮が引きました。
念願の歩いてくぐる大鳥居です!これほど干満の差が大きいとは驚き!
浜辺へは本殿から直接下りることができませんので、一旦本殿を出てから砂浜へ降ります。
もう一度本殿へ戻る場合は再度拝観料が必要ですので、たっぷり本殿を楽しんでから砂浜へ降りてくださいね。
あわてなくても大丈夫。潮はまだまだ引いていますから。
神の島に足を踏み入れて約5時間ほどですが、長い間の念願だった、干潮・満潮両方の厳島神社を愉しむ事ができました。
私の訪問は10月でしたので、午前10時少し前に乗船し、その後島内を3時間ほど散策し、本殿を見て回り舞楽を楽しんでいる時間(午後3時頃)には鳥居の下までほぼ潮が引いていました。訪問の月日により干満の時間が異なりますので、お出かけ前に潮見表にてご確認下さい。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る厳島神社の舞楽は、平安時代末期に、平清盛によって、大阪の四天王寺からここ宮島に伝えられました。現在も約二十曲の舞楽が伝承され、年間11回奉納されます。
訪問時にちょうど結婚式が行われており、挙式後に「陵王(りょうおう)」という厳島神社を代表する舞楽が演じられていました。一部のエリアが立ち入り禁止になりますが、一般の観光客も素晴らしい舞楽を楽しむ事ができます。
赤い欄干、青い海、緑豊かな山々、神秘的な景観の中で舞われる舞楽!
古式ゆかしい笛太鼓の音を耳にしながら、神の国の自然の中に引き込まれるような時間が流れます。
「厳島神社」
営業時間 6:30〜18:00(冬期 17:00)
拝観料 大人 300円
世界文化遺産に登録されている「厳島神社」は海と島そして朱塗りの本殿がうまく調和し、日本が世界に誇る「神殿造り」の文化を今に伝えます。また潮の満ち引きによってこれほど優雅に変身する社も珍しいのではないでしょうか?是非その両方の景観を楽しむために、たっぷりと時間をかけて旅をお楽しみ下さい。
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この記事を書いたナビゲーター
Ise Shinkurou
はじめまして。旅連れの小太郎と日本中に足跡を付けたく始めた旅も2周目に入りました。「やっぱり日本は広くて深い」ペットと愉しむ旅を・・そして有名観光地に加え「えっ?」って思っていただけるような穴場スポッ…
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