埼玉県名発祥の地「前玉神社」で恋愛成就・夫婦円満祈願!

埼玉県名発祥の地「前玉神社」で恋愛成就・夫婦円満祈願!

更新日:2019/01/30 11:58

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
映画『のぼうの城』の舞台となった埼玉県行田市に、“埼玉県”名発祥の神社があることをご存じですか? その名は「前玉(さきたま)神社」。平安時代(927年)の『延喜式神名帳』に載る古社です。
前玉神社は、埼玉古墳群の南東にある“浅間塚古墳”上に鎮座する珍しい神社。それだけでも行ってみる価値大なのですが、さらに嬉しいポイントに、恋人・夫婦で訪れるとハッピーなご利益をいただける…という神社なのです!

千数百年の歴史をもつ、埼玉県名発祥の古社「前玉神社」

千数百年の歴史をもつ、埼玉県名発祥の古社「前玉神社」

写真:大宮 つる

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“前玉”と書いて“さきたま”と読む、「前玉神社」。埼玉県名発祥の神社として知られています。
こちらの神社は、雄略天皇期の古墳時代(400年代後半〜500年代前半)に“埼玉古墳群”を守護する形でお祀りされたのではないかと考えられている古社です。実際に、埼玉古墳群を有する「さきたま古墳公園」は目と鼻の先の距離。前玉神社そのものも……古墳の上に鎮座する神社なのです。

千数百年の歴史をもつ、埼玉県名発祥の古社「前玉神社」

写真:大宮 つる

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2枚目の写真の「大鳥居」は、延宝4(1676)年に忍城(おしじょう)主・阿部正能家臣と忍領氏子の方たちによって建立された、歴史が感じられるものです(行田市の指定文化財)。歴史を感じながら、まずは鳥居の前で一礼をして、ご神域へと入らせていただきましょう。

古墳の中腹にあるのが「浅間神社」…木花開耶姫命が祀られている

古墳の中腹にあるのが「浅間神社」…木花開耶姫命が祀られている

写真:大宮 つる

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古墳には、もう一つ神社がご鎮座しています。古墳の中腹にあるのが、古くから“浅間さま”と親しまれている「浅間(せんげん)神社」です。こちらの神社は、近世初頭に忍城中にあった浅間神社を勧請したものとのこと。

ご祭神は、「木花開耶姫命(このはなさくやびめのみこと)」がお祀りされており、山をつかさどる神様「大山祇命(おおやまつみのみこと)」の娘となる神様。富士山のご祭神です。絶世の美人の神様で、そのご利益は、子育て、安産、縁結びなどなど……。女性にうれしいパワーを授けてくれる神様といえそうです!

古墳の頂点にあるのが「前玉神社」…縁結び、夫婦和合のご利益に篤い

古墳の頂点にあるのが「前玉神社」…縁結び、夫婦和合のご利益に篤い

写真:大宮 つる

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浅間神社に参拝後、いよいよ頂上へ。石段を上っていくと、目の前にご鎮座しているのが「前玉神社」です。神社にお祀りされているご祭神は、前玉彦命(さきたまひこのみこと)、前玉比売神(さきたまひめのかみ)の2柱。人の身を守り、幸福をもたらす神様です。男女の神様がお祀りされているため、“縁結び”、“恋愛成就”、“夫婦円満”、“夫婦和合”のご利益に篤いともいわれています。

古墳の頂点にあるのが「前玉神社」…縁結び、夫婦和合のご利益に篤い

写真:大宮 つる

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前玉神社の別名は、幸魂(さいわいのみたま、さきみたま)神社。“幸魂”とは幸いをもたらす恵みの魂のことですが、その文字からして、参拝するだけでハッピー&ラッキーがもたらされそうな感じがしますよね。

参拝の作法は、二拝二拍手一拝。神を拝む詞があり、つぎの言葉「祓え給い(はらえたまい) 清め給え(きよめたまえ) 守り給い(まもりたまい) 幸え給え(さきわえたまえ)」を三唱します。

神社には4匹の猫! 「猫みくじ」もある

神社には4匹の猫! 「猫みくじ」もある

写真:大宮 つる

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前玉神社は、テレビ番組『正直女子さんぽ(2015年8月29日放映・現在は終了)』で紹介されたことのある神社です。その際に、ちょっとポッチャリした猫の“きなこDX”が取り上げられ、話題になりましたが、境内にはこの猫のほか、3匹の猫がのびのび暮らしています。

神社には4匹の猫! 「猫みくじ」もある

写真:大宮 つる

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こちらの写真の猫は、“ガガ”。前玉神社拝殿付近にいるのが好きな猫なのだとか。

神社には4匹の猫! 「猫みくじ」もある

写真:大宮 つる

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社務所には、4匹の猫の「猫みくじ(200円)」も。境内で出逢った猫のおみくじを引いてみるなど、試してみても面白いかもしれませんね。

御朱印は、社務所でいただけます。なお、毎月「22日」は“にゃんにゃん”とかけて、猫のスタンプが押印された限定の御朱印をいただけますよ! 月ごとに猫が変わるそうなので、訪れる楽しみにもなりますね。

参拝後には「金沢製菓店」でお土産を…!

参拝後には「金沢製菓店」でお土産を…!

写真:大宮 つる

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神社の参拝後に立ち寄っていただきたいのが、江戸時代から続く(1858年創業)の「金沢製菓店」です。1枚目の写真の「大鳥居」の向かって右側にあります。こちらのお店も、神社とあわせて『正直女子さんぽ』で紹介されました。

まんじゅうをさらに赤飯で丸めてある“いがまんじゅう”や、砂糖を使わず塩だけで味付けした餡をつかった大福“塩あんびん”が有名ですが、あとは、古墳や忍城が近いという土地柄、“古墳最中(※登録商標)”、“忍城最中”など多くの和菓子が並んでいます。餡子の甘さは控えめ。ちょっと糖分をとり、疲労回復をしたいときに最適……!? 参拝帰りにぜひ立ち寄ってみてはいかが?

カップル、夫婦、家族で「前玉神社」を参拝して、さらに円満に!

以上、“埼玉県”名発祥の神社「前玉神社」についてご紹介しました。「さきたま古墳公園」から徒歩3分の距離にある、こちらの神社。古墳をお目当てに行田の地に訪れたら、古墳を守護しているレア過ぎ神社の「前玉神社」にもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 意外なデートスポットですよ!

<基本情報>
住所:埼玉県行田市大字埼玉字宮前5450
電話番号:048-559-0464(受付時間 9:00-18:00)
アクセス:JR行田駅(東口)、 秩父鉄道行田市駅(南口)から市内循環バスに乗車。「埼玉古墳公園前」で下車。
駐車場:あり(無料)

なお、記事下の関連MEMOに「さきたま古墳公園」の見どころについてまとめた記事もありますので、あわせてご参考にしてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/08−2019/01/26 訪問

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