大妻コタカ生家で癒されランチ!広島県世羅町、ダム湖畔の山里へ

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大妻コタカ生家で癒されランチ!広島県世羅町、ダム湖畔の山里へ

大妻コタカ生家で癒されランチ!広島県世羅町、ダム湖畔の山里へ

更新日:2016/05/24 18:08

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

広島県世羅郡世羅町は今や「駅伝の町」として有名になった町。高校駅伝の常連校で、常に優勝候補の県立世羅高校がある町なのです。世羅町には、駅伝以外にも世羅高原の豊かな自然と季節の花々や、ぶどう・梨の果物などを楽しめます。そんな世羅町にあるダムの一つ三川ダム湖畔に、今回ご紹介する素敵なお食事処があります。そこは、著名な教育者・大妻コタカ女史の生家を利用した食と癒しの場所。ダム湖畔の風景もごちそうですよ♪

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大妻女子大学創立者・大妻コタカ女史の生まれ故郷世羅町

大妻女子大学創立者・大妻コタカ女史の生まれ故郷世羅町

写真:村井 マヤ

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大妻女子大学の創立者が大妻コタカ先生(旧姓:熊田)。今回ご紹介する生家は、コタカ先生の実家です。この生家は、現在食事処「久恵風穴の里ごもくめし」として、毎年3月中旬から11月末の金、土、日曜日に営業されています。

もともと旧甲山町(現世羅町)久恵(くえ)地区にありましたが、昭和34(1959)年三川ダム建設に伴い、現在の神農湖畔に移築されました。

「ごもくめし」は、山間の自然豊かな場所にあり、現在でも便利な場所ではありません。もちろん道路もきれいに整備されていますが、いわゆる里山の風景が広がっています。

写真は、三川ダム・神農湖畔を眺めるように配されている大妻コタカ女史の胸像です。この胸像周辺が駐車場になっています。胸像を見る限り、温かい「お母さん」という感じの女性だったように見受けられます。そんな大妻コタカ女史の自叙伝『ごもくめし』には、猫と戯れる写真があり、愛猫を見る優しい眼差しに人柄が現れています。

ちなみに「ごもくめし」というお店の名前は、自叙伝からとられたもの。

「久恵風穴の里ごもくめし」で贅沢&癒されランチを!

「久恵風穴の里ごもくめし」で贅沢&癒されランチを!

写真:村井 マヤ

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「久恵風穴の里ごもくめし」と命名された、古民家レストラン&大妻コタカ資料館は、平成16年より現在のような食事処としても利用されるようになりました。食事処の運営自体は、伏原由美子さんを代表とする女性4名の活動から始まりました。

最初は、大妻女子大の学生さんや卒業生の方が、大学の創立者大妻コタカ先生の生家の見学に来られるときに、お掃除をしてお迎えする手伝いなどをされていたようです。

ただ、時々掃除をしても、人が住まなくなった家というのは、朽ちていくもの。そこで、家に風を通したり資料室の開放、大妻コタカ先生のお話を少しでも伝える活動ができたらという思いから、「久恵風穴の里ごもくめし」がスタートしたのです。

『ミシュランガイド広島 2013特別版』にも掲載された名店

『ミシュランガイド広島 2013特別版』にも掲載された名店

写真:村井 マヤ

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よく手入れされた庭園を見ながらいただく料理は、新鮮な旬の野菜や山菜などを使用した懐かしいもの。

料理を担当するのは、伏原由美子さん。由美子さんは、この自然豊かな「ごもくめし」で、「地元の食材、季節の幸をふんだんに使ったきちんとしたお料理を、訪れる子供たち、若い方々に食べてほしい」という思いで料理を作っておられるとか。決して高級食材を利用した料理ではないのに「美味しい」と心の底から思える料理。山菜を中心とした季節の野菜を優しく丁寧に味付けし、器には花が添えてあります。家庭料理とも一味違う繊細な盛り付けで、訪れる人を和ませてくれます。

「久恵風穴の里ごもくめし」は『ミシュランガイド広島 2013特別版』でビブグルマンマークがついているお店です。このマークがあることから、良質な料理を手ごろな値段でいただけることがわかります。写真のコース料理のみのご提供となりますが、お酒なども少しはいただけます。食材は、季節によって変わるので、春に行って、夏、秋と季節の味覚を楽しまれても良いでしょう。

お食事処には、大妻コタカ先生の資料コーナーも

お食事処には、大妻コタカ先生の資料コーナーも

写真:村井 マヤ

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長い縁側と畳敷きの部屋。縁側からは手入れされたお庭も・・。このお庭の草取りなどは、裏にお住まいの熊田家の方がされています。

週末だけですが、ここでは食事を楽しみ歓談する声が響きます。また年に2回、春と秋にはクラシックコンサートも開催されています。幸いどの会もお天気に恵まれて、演奏者の奏でる音に酔いしれるコンサートが6月の開催で20回目!続けるって素敵なことですよね・・。

また女子教育の発展を望み、勉強熱心だった大妻コタカ女史の思いが、ここに来るとひしひしと伝わります。
女史の遺品や写真、書なども展示され、自伝『ごもくめし』も自由に読むことができますよ。「お食事されてから16時まではいてくださって結構ですよ」とはじめに言われますので、予定がなければお言葉に甘えて、長居してのんびり本を読んだり、展示品をご覧になってくださいね。

「久恵風穴の里ごもくめし」は、暑い夏もおススメ!決して涼しくはないですが、時折自然の風が吹きぬけ、暑くなった身体の熱を柔らかく冷ましてくれる。エアコンのない、自然の風と扇風機・・。そんな夏って久方ぶりですよね。

大妻コタカ女史生家の本来あった場所は湖(三川ダム)の底

大妻コタカ女史生家の本来あった場所は湖(三川ダム)の底

写真:村井 マヤ

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写真は、三川ダムの副産物ともいえる神農湖の秋の様子。春にはこぶしや桜が咲き誇る湖畔は、秋には紅葉が美しい場所。この湖の底が、大妻コタカ先生の生家熊田家が本来あった場所です。三川ダム建設に伴い現在の場所へと移築されたことは、前述のとおり。

この三川ダムの水面(写真)は、普通の湖のように眺めることができますが、これはダムとしては珍しい光景。大抵のダムは、湛えた水をはるか上から眺めるため、写真のようには眺められないのです。

三川ダムの神農湖は、コタカ先生の生家の縁側に座るとちょうど目線の高さで、その風景がなんとも素晴らしいのです。湖と木々の緑、鳥のさえずりなど、普段はのんびりできない方も、こちらでは先を急がず、しばらくいたいなという気分に。

お食事は予約が確実!コタカ先生の言葉も噛みしめて

「久恵風穴の里ごもくめし」でお食事をされるなら、予約が確実です。また、お料理が運ばれてくるまで、少々お時間がかかる場合がございます。そんな時は、伏原由美子さんのご主人が、お花の話などをしてくださいますよ。

「ごもくめし」での時間は、自然体で「話上手より聞き上手」「恥を知れ」など、コタカ先生の言葉に耳を傾け、心に刻んでちょっとだけ、静かにのんびり過ごしてくださいね。ちなみに「恥を知れ」は、大妻女子大の校訓でもあります。この深い意味については、ぜひお店で!

美味しい料理と風景を思い出に・・。世羅高原の美しい自然も心に刻んで欲しいものです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/16−2016/05/08 訪問

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