まだまだ楽しめる東京「築地場内市場」、その巡り方と美味しさを堪能あれ!

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まだまだ楽しめる東京「築地場内市場」、その巡り方と美味しさを堪能あれ!

まだまだ楽しめる東京「築地場内市場」、その巡り方と美味しさを堪能あれ!

更新日:2016/05/20 12:06

田中 秀昭のプロフィール写真 田中 秀昭 歴史と文化財の解説ナビゲーター

もうすぐ豊洲に移転してしまう築地場内市場、たくさんの人々のお腹に満足感を与えてくれて、都民のみならず首都圏、いや外国の人たちにもその存在を知られている、世界一のダイニングキッチン!
でも移転(2016年11月4日閉場予定)するまでには、まだまだ時間があります。
春・夏・秋の旬の食材を求めて、またその味を堪能しに、築地場内市場まで出かけてみましょう。

築地市場を"空"から一望

築地市場を"空"から一望

写真:田中 秀昭

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まず始めに、築地市場全体を把握するために、少し回り道です。カレッタ汐留46F(ここのレストラン街も名店揃いです)の”SKY VIEW”に立ち寄って、築地市場全体を見てみましょう。

右側の建物がカーブを描いているのは、生鮮魚介・青果果物類が列車輸送で運ばれてきた当時の線路の形状です。市場の真ん中下の屋上駐車場と縦に長い部分は青果市場、右手中ほどから奥が魚介類の仲卸の店がひしめき合っています。場内飲食店(お寿司屋さんなど)は写真の左側部分になります。
さあ、それでは場内市場に向かってみましょう。

場内市場への入場ルール

場内市場への入場ルール

写真:田中 秀昭

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築地場内市場の本来の目的は、仲卸店に買い物に来るプロの料理人の人たちの食材の調達です。ですが、私たち素人でも魚介も青果にも、入って見学する事はもちろん、買い物も出来ますが、ルールとマナーがあります。正門左脇には、場内の立入りOKの場所と禁止場所が分かる、コピーが置いてあります。
私たちが入場できる時間帯は、午前8時以降というルールがあります。しかし9時半を過ぎると半分以上の仲卸店は、その日の業務を終えて店仕舞いの準備です。活気ある場内が見られるのは、実質1時間半程度しかありません。

場内で買いたい商品を見つけた際は、お店の人に「売って頂けますか?」と声を掛けて「触らない・値切らない・小分けを依頼しない」ことがマナーです。でもお店によっては、そのマナーにも対応してくれる事もあります。また、場内にはターレトラックがスピードを出して、走り廻っています。身体スレスレに通る事もあるので、充分に気を付けましょう。
履物や服装にもTPOがあります。履き慣れた滑りにくい靴と、多少汚れてもいい、カジュアルな服装がお勧めです。

気難しいことばかり並べましたが、場内で働く人達は皆気さくで優しく、イケメンが多くいます。食材だけでなく、別の見方もありますよ。

腹ごしらえは、場内裏通りの隠れた名店で

腹ごしらえは、場内裏通りの隠れた名店で

写真:田中 秀昭

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そろそろお腹が空いてくる時間帯になってきました。腹ごしらえをしましょう。さて何処にしましょうか?
場内のお寿司屋さんは何処も外国から来た観光客の方達で、長蛇の行列です。私も昔一度だけ挑戦しましたが、10時半から並んで食べられたのが、お昼過ぎでした。時間のコスパを考えるともったいないので、他へ周ります。

吉野家一号店で“アカねぎだくだく”(赤身肉でタマネギ大盛り)にも惹かれましたが、空いている時間帯だけの注文がマナーです。今日は混雑していたので、諦めました。

やはり場内の一番外れ、勝鬨橋の袂にある“築地厚生会館”(宿泊施設もあり、何方でも泊まれます)1Fの”魚四季”さんにしましょう!ここは、場内と近所で働くサラリーマンなどが通うお店です。旨い刺身ならこの店に来れば間違いないと実感してもらえる、知られていない名店です。
場内にあるだけに、市場関係者や味にうるさいサラリーマンが常連に多いことからも、美味しいのは当たり前!旨い・美味い・うまいの一言です(すいません、三言でした)。

もうちょっと、見学処をご案内

もうちょっと、見学処をご案内

写真:田中 秀昭

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魚介・青果類の売り場を見て、お腹も一杯になったからもう帰ろうかと思っている皆さんへ。お土産を買いに場外に行くのは、もうちょっと待って下さい。見所がまだ残っています。

築地で有名な神社と云えば”波除神社”ですが、ここは場外に位置するため、別の機会にご案内いたします。実は場内にも、市場関係の方々が参拝する神社があります。水神社遥拝所といい、神田明神の水神社本殿に祈りを捧げる場所です。背筋をシャンと伸ばした、ご年配の市場関係者の方がよくお参りに見えられています。

元は寛政の改革で名を馳せた”松平定信公”の下屋敷跡にあった浴恩園庭園跡だったと云われています。日本海軍発祥の地という事で”旗山”の石碑もあります。
その遥拝所の隣には”市場ステーション”があります。ここには東京都全体の市場パネルや、豊洲の新市場などのパンフレット類があり、市場の情報を仕入れることができます。

先ほどの築地厚生会館の隣、勝鬨橋側にある”おさかな普及センター”が、マグロセリ場見学の受付場所です。市場営業日の朝5時から120人の見学受付をしますが、そのずっと前から、外国の方を中心に長い行列が出来ます。実際のセリ場は市場の奥にあって、マグロが入っていた木箱が幾つも置かれています。

築地場内市場の”姿と雰囲気と味覚”の思い出つくり

様々な建物が壊され、新しくなっていくのは世の常かもしれません。
最近はそういった建造物もデジタル処理されて、鮮やかな映像や写真を当時に遡って確認することが出来ます。築地場内市場も記録に残り、いつでも昔の姿が甦ってくるでしょう。でも思い出深く残すなら、もう一度訪れて記憶の中に、その姿と雰囲気と舌で味わった美味しい味覚を、再確認してみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/12 訪問

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