伊豆で随一の名瀑とも言われ、日本の滝百選、静岡県水辺百選にも選ばれている浄蓮の滝。高さは25ｍ・幅7ｍ。滝つぼは深さ15ｍ。エメラルド色をした神秘的な美しい滝つぼには、女郎蜘蛛が棲みついているという伝説もあります。滝から飛び散った水しぶき、緑に囲まれたすがすがしい空気、滝の音に耳を澄ませると、不思議と心も落ち着いてしまいますよね。
滝へ続く遊歩道は明治39年に開拓され、約200段の階段があります。そのため歩きやすい靴で訪れるのがベスト。浄蓮の滝は昔、浄蓮寺があったことに由来し、遊歩道沿いには不動尊「浄蓮の滝不動尊」が祀られています。昔からここをずっと見守ってこられた不動尊。健康と旅の安全を祈願すれば、きっとご利益もあるはず。
浄蓮の滝の名前が一躍日本中に広まったのは名曲「天城越え」の中で歌われているからでしょう。滝の付近には天城越えの歌碑が建てられ、楽譜もあわせて書かれています♪ 歌碑と浄蓮の滝をバックに記念撮影をする方の姿が絶えない、不動の人気撮影スポット。訪れた際は、記念に撮ってみて下さいね。
浄蓮の滝下流には、一年を通して釣りを楽しむことができる、天城国際鱒釣場があります。観光客の方でも、気軽に釣りを楽しむことができ、初心者でも大丈夫。清流で育ったあまごや虹ますを釣ることができますよ。天城随一の滝のそばで、マイナスイオンを浴びながら釣りができるのも魅力のひとつ。
釣りは有料。入漁料は時間で料金が違うので、大きな看板の料金表をチェックしてみて下さいね。釣り場へは、釣り人一人につき同伴者も一人入場できるので、恋人同士でも楽しめますよ♪ 悪天候や増水などで臨時休業する場合があるので、お天気の日がおすすめです。
天城の清流で育ったあまご。散りばめられた朱色の点は「渓流の宝石」と言われ、美しい魚体は「渓流の女王」とも呼ばれています。
魚を釣り上げた時の感動は、誰でも大きいはず。天城国際鱒釣場では、こんな立派なあまごを釣り上げることも可能。入漁料によって持ち帰られる魚の数は違いますが、釣った魚は全て無料でわた抜きをしてくれます。持ち帰ることもでき、お家で食べてもＯ.Ｋ。クーラーボックスがない場合は用意（有料）してくれます。焼いて食べることもでき、貸出コンロ（有料）を持って対岸にある焼き場へ。アウトドア感覚で、とても楽しく、自分で釣った魚の味は格別！お好きな飲物を持参して行けば、より一層美味しくなるはず！
伊豆の名産として知られる「わさび」。浄蓮の滝がもたらす恵みはここにも。一面に敷き詰められたような緑のじゅうたんはわさび。丸岩安藤わさび店の自園のわさび沢です。
わさび沢の上には、丸岩安藤わさび店の浄蓮の滝支店があり、店頭には、わさび漬け・わさび染めの小物など、わさびに関連した商品がいっぱい。見てもわかるとおりのわさび専門店。お店の中でも人気があるのは、やっぱり「本わさびアイス」。注文を受けてから目の前で新鮮なわさびをすりおろしてくれます。わさびの美味しさ？辛さ？アイスクリームと見事にマッチした少し涙するほどの美味しさ。伊豆ならではの味です!!わさび沢や浄蓮の滝を眺めながらいただくと、また格別で美味しいですよ!!
浄蓮の滝は、伊豆半島最大級の滝。1万7000年前に、鉢窪山から流れ出た溶岩流で浄蓮の滝がつくられました。滝の周囲には溶岩が冷え固まるときに収縮してできた柱状節理や、県指定天然記念物のジョウレンシダの群生もみられます。天候により水量も異なるので、また違った表情も見られ、訪れたことがある方でもまた新たな発見があるかもしれませんね。伊豆を代表する名勝、名曲「天城越え」にも登場する浄蓮の滝を見てみませんか!
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(2024/4/20更新)
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