写真:桜木 小春
地図を見る四国村は、江戸時代から大正時代の33棟の建物を、約50,000平米の広大な敷地に移築した野外博物館です。昭和51年に開設して以来、沢山の観光客が訪れています。当時の生活の様子を再現するために、古い建物の中には当時使っていた民具などが置かれていて、展示されている建物の中に自由に入ることが出来ます。
またここは、自然がいっぱい残っている昔の日本をイメージしているため、本物の植物や花や虫たちに、直接触れることができます。小さな子供達にとっては、室内の博物館で静かにしているよりも、野外博物館の方が飽きずに楽しんでくれます。
そして四国村は、地元の学生が四国の歴史を学びに行く教育の場としても知られています。館内では、メモを取る学生の姿もチラホラ。家族旅行ついでに、子供達と歴史の勉強もできる素晴らしい観光スポットでもありますよ。
写真:桜木 小春
地図を見る入り口から歩いて最初の見どころが、ここの「かずら橋」です。お隣の県の徳島県にある祖谷(いや)のかずら橋は「日本三奇橋」のひとつとして知られていますが、この橋が四国村でもほぼ同じように作られているのです。
かずら橋は、その名の通り、カズラと言う植物のツルを編んで作った物です。その為、渡っているとキシキシと音を立て、切れそうで緊張感を味わえます。もちろん切れることは滅多にないと思いますが、追っ手から逃れる平家の落人が、楽に切り落とせるように植物で橋を作ったと言う説も残っているため、このようなスリルを味わえる作りになっています。子供たちは、このスリルを味わうために何度も往復して遊んでいます。
写真:桜木 小春
地図を見るこの滝は、明治・大正期の民家の基礎に使われていた石を使っています。この美しい滝は人の手で作られたものではありますが、まるで昔からここにあったかのように、自然に溶け込んでいます。
館内を歩いて少し疲れた時は、ここで一休みするといいかもしれません。水の音を聞くとリラックスでき、滝からの水しぶきが爽やかな気分にしてくれますよ。
写真:桜木 小春
地図を見る館内は日本昔話に出てきそうな場所ですが、現代的なコンクリート打ちっぱなしの建物が、歩いていると突如現れます。ここは、平成14年に新設した安藤忠雄氏設計の「四国村ギャラリー」。安藤忠雄氏と言えば、香川県の直島の地中美術館を設計したことで知られています。瀬戸内の景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設された、とても珍しい美術館で、主にコンクリート、鉄、ガラス、木を使用した美しい建物です。それが、ここ四国村でも見ることができます。
そして、ギャラリー内には、ルノワールやピカソ、夏目漱石実筆の手紙や紀元前の土器など、様々な美術品、芸術品が展示されています。
また、美術館のバルコニーには「水景庭園」があり、緑に囲まれた庭園では、階段上に水が流れています。また屋島の町や讃岐平野が一望できる絶景スポットもあります。
四国村にある、うどん屋「わら家」。このお店は、江戸時代末期の茅葺きの家を移築した建物となっています。店の前には古い水車があり、店内の天井には、すす竹や梁も。ノスタルジックな雰囲気の中、美味しい手打ちうどんを食べることが出来ます。
そしてここの名物が、「釜揚げうどん」です。大きな一升徳利でつけ出汁が出てきます。この一升徳利は、お酒を燗するように湯煎をしていますので、とても熱いです。出汁を器に入れるのにコツがあり、スタッフの方が丁寧に教えてくれます。いりこだしをベースとした出汁で食べるうどんは絶品ですよ。
四国村は、かずら橋のミニチュアや安藤忠雄氏設計の美術館、癒しの滝、ノスタルジックな古民家で讃岐うどんも食べることができます。楽しめるポイントが沢山あるため一日中、飽きませんよ。「香川県の有名観光スポットは全て行った!」という方も、次の候補地として四国村に行ってみてはいかがでしょう。
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(2023/12/6更新)
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