写真:波奈 美月
地図を見る静岡県掛川市の「加茂荘花鳥園」は、新東名高速道路・森掛川ICから車で約5分。里山を背景にした静かな環境にあります。
2014年まで「加茂花菖蒲園」の名称であった加茂荘花鳥園。庄屋屋敷の門前に広がる「花菖蒲園」は施設のメインであり、全国有数の規模を誇ります。庄屋屋敷の白壁と色とりどりの花菖蒲のコントラストは見事ですよ。
花菖蒲と同じ頃、「展示温室」内のオリジナルアジサイも見頃を迎えます。毎年、この時期に合わせ「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」を開催!2021年は4月24日〜6月27日の予定です。
写真:波奈 美月
地図を見る「加茂荘花鳥園」の大きな特徴は、園で育種・改良を重ねたオリジナルの花々を季節折々に楽しめること。特に花菖蒲とアジサイは有名です。
「花菖蒲園」の広さは約1ヘクタール。江戸時代から伝わる伝統的な品種を保存しながら、新品種の作出も行っており、約600種50万本の花菖蒲が保存・栽培されています。
例年4月下旬頃、まずは極早咲き品種が開花。順々に咲き進み、6月上中旬に最盛期を迎えます。たくさんの品種が色とりどりに咲き競う様子は、言葉にできないほどの美しさ!
写真:波奈 美月
地図を見る花菖蒲園の奥には「アジサイ園」もあり、例年6月上旬〜7月上旬にかけて見頃になります。花菖蒲と見頃が重なるので、両方を同時に楽しむことも可能ですよ。
写真:波奈 美月
地図を見る「加茂荘」は、桃山時代から代々続く庄屋であった加茂家の邸宅。一年を通して見学が可能です。
屋敷の入口に当たる長屋門や厩・納屋、母屋1階の大部分は安永2年(1773年)の建築。天井にわたされた、現在の建物では見ることができない重厚感がある梁は必見です。
写真は「でい」の間。その昔、家族が食事をとった空間です。障子の外は中庭になっており、縁側に座ってマガモやコイが泳ぐ池を眺めながら、ゆっくりくつろぐことができますよ。
写真:波奈 美月
地図を見る加茂荘は保存状態が良く、2008年に上映された映画「ICHI」など、多くのロケに使用されてきました。2012年放映の人気アニメ「氷菓」では、ヒロイン・千反田えるの実家のモデルとなり、ファンの間で一躍「聖地」として有名に!
写真:波奈 美月
地図を見る園内を散策していると、あちこちで可愛らしいマガモの姿を見かけます。園内の鳥達はエサやりOK!エサを持っていると、我先にと集まってきて、なんとも癒されますよ。(※状況により、エサの販売を中止している場合もあります)
写真:波奈 美月
地図を見る咲き誇る菖蒲とマガモのコラボはSNS映え抜群!ただし、池の状況によってはいない場合もあります。「展示温室」内に設置された「水鳥とのふれあいエリア」なら、確実にマガモやコールダックとふれあえますよ。
写真:波奈 美月
地図を見る加茂荘花鳥園では、新品種が生まれてゆく現場を見せる「育種観光園芸」を実施!そのため「展示温室」などでは、他では見られない園オリジナルの花々を楽しむことができます。
育種が行われている花の見頃は、以下のようになります。
・八重咲きサクラソウ 3月下旬〜4月下旬
・花菖蒲 4月末〜6月下旬
・アジサイ 4月下旬〜6月末
・ストレプトカーパス(ケープビオラ) 4月中旬〜6月末
・ダイヤモンドリリー(ネリネ) 11月上旬〜下旬
写真:波奈 美月
地図を見る「展示温室」の広さは約3000平方メートル。天井には、インパチェンスなどのハンギングフラワーがたくさん吊るされ、なんとも豪華です。
「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」開催期間中は、特に華やか!ハンギングフラワーの下に、沢山のオリジナルアジサイをはじめ、ストレプトカーパス・ペチュニア・ベゴニア・フクシア・エンゼルトランペットなどが色鮮やかに咲き競います。
写真:波奈 美月
地図を見るオリジナルアジサイ「KAMOセレクション」は、国内市場シェアの5〜6割を誇る人気ぶり!次々とダンスパーティーや雛祭りなどの新しい品種を作り出し、高い評価を受けています。オリジナルアジサイの苗は園内の花売店や通信販売で購入することができますよ。
何百ものオリジナルアジサイの鉢を使用した「アジサイヒルズ」は大迫力!人気の撮影スポットになっています。
写真:波奈 美月
地図を見る展示温室には食事処もあり、ハンギングフラワーの下で食事や喫茶を楽しむことができます。屋外の菖蒲園前にもテーブルやイスが設置されているので、花菖蒲を鑑賞しながら食事をする贅沢も可能!
写真は、加茂荘名物の「庄屋竹皮弁当」(1,500円)。昔、加茂家が庄屋だった頃、田植え後に小作人達に振舞った早苗振(さなぶり)の庄屋料理を弁当にしたものです。昔の製法のまま、添加物を一切加えず、手間ひまをかけて作られており、素朴な味わいでお薦め。(※季節や状況により、副菜の内容が変更になる場合があります)
人気アニメ「氷菓」の第4話に登場した「氷菓おにぎり」(土日限定・500円)も大人気!
写真:波奈 美月
地図を見る毎年11月頃に開催される「ダイヤモンドリリー展」も一見の価値があります。
ダイヤモンドリリーはヒガンバナによく似た花で、花弁がダイヤモンドダストのようにキラキラと輝くのが特徴。園育成のものは大きくて花数が多く、とても豪華ですよ。
小学生以下の入場料は、年間を通して無料!ご家族で気軽に訪れることができますね。
開花状況などの最新情報は、公式サイトや公式SNS(公式サイト内にリンクあり)でご確認ください。公式サイトは、記事下の「この記事の関連MEMO」よりご覧いただけます。
写真:波奈 美月
地図を見る加茂荘花鳥園の周辺には「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」と同時期に見頃を迎える、一宮花しょうぶ園(小國神社)・あじさい寺(極楽寺)・ききょう寺(香勝寺)・可睡ゆりの園などがあります。ドライブルートによっては、併せて訪れるのも良いですね。鳥好きの人には、同じ掛川市内の「掛川花鳥園」もお薦めです。
いずれも別記事で紹介していますので、記事下の「この記事の関連MEMO」より、ご旅行の参考にぜひご覧くださいね。
住所:静岡県掛川市原里110
電話番号:0537-26-1211
駐車場:無料・普通車200台
営業時間:
・2021年4月24日〜6月27日
8:00〜17:00(受付16:30迄)・無休
・2021年6月28日〜8月下旬
9:00〜17:00(受付16:30迄)・木曜定休
・2021年8月下旬〜2022年4月下旬
10:00〜16:00(受付15:30迄)・木曜定休
入場料:
・2021年4月24日〜6月27日
大人(中学生以上)1,500円・小学生以下無料・シルバー(65歳以上)1,200円
・2021年6月29日〜2022年4月下旬
大人(中学生以上)1,000円・小学生以下無料・シルバー(65歳以上)800円
アクセス:
・東名森掛川I.Cから約5分(3km)
・掛川駅より天竜浜名湖線に乗り換え原田駅下車、徒歩約15分〜20分
・JR掛川駅よりタクシー約20分
※花菖蒲・アジサイ展期間中のみ、天竜浜名湖線 原田駅まで送迎あり(要連絡)
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/14更新)
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