列車ホテル「ブルートレインあけぼの」で夜汽車の旅情を満喫!秋田・小坂鉄道レールパーク

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列車ホテル「ブルートレインあけぼの」で夜汽車の旅情を満喫!秋田・小坂鉄道レールパーク

列車ホテル「ブルートレインあけぼの」で夜汽車の旅情を満喫!秋田・小坂鉄道レールパーク

更新日:2016/10/18 12:02

右肩のプロフィール写真 右肩

青色の寝台客車で運行された特急列車、通称「ブルートレイン」。
夜間寝ている間に長距離移動できる便利さと、快適で独特の旅情を味わえる列車として人気でしたが、2015年の寝台特急「北斗星」の廃止を最後に姿を消しました。
このブルートレインの寝台客車に泊まれる施設が、秋田県にある「小坂鉄道レールパーク」に登場!夜行列車の旅情を味わえる貴重な列車ホテル「ブルートレインあけぼの」をご紹介します。

小坂鉄道レールパークに、ブルートレイン「あけぼの」が復活!

小坂鉄道レールパークに、ブルートレイン「あけぼの」が復活!

写真:右肩

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秋田県小坂町にある「小坂鉄道レールパーク」は、2009年に廃止となった貨物鉄道(1994年迄は旅客営業あり)小坂製錬小坂線(通称:小坂鉄道)の小坂駅を、鉄道遺産として保存・活用する目的で開設された鉄道博物館です。

この「小坂鉄道レールパーク」に、寝台特急「あけぼの」で使用されていたブルートレインの寝台客車が4両導入され、昼は展示車両として、夜は列車ホテルとして登場しました。
廃線とはいえ、明治42年に開業したレトロな駅舎の小坂駅に停泊するブルートレイン(写真)は、今にも発車しそうな雰囲気で夜行列車独特の旅情ムード満点です!

ちなみに、寝台特急「あけぼの」は、1970年から2014年に定期運行が終わるまでの44年間、上野〜秋田・青森間を結んだブルートレインです。

列車ホテル「ブルートレインあけぼの」A寝台個室シングルデラックス

列車ホテル「ブルートレインあけぼの」A寝台個室シングルデラックス

写真:右肩

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列車ホテル「ブルートレインあけぼの」は4両の車両で構成されていますが、最後尾の開放式B寝台車は休憩室となっており、先頭の1両は列車内に電気を供給する電源車で入れません。寝台個室を備えた中間の2両に宿泊する事になりますので、その個室をご紹介致します。

まずは「A寝台個室:シングルデラックス(写真)」です。A寝台はグリーン車の寝台版
ですから、広めの個室にシックなブラウン色の豪華な座席(ベッド)となっています。シングルですから基本1人用の贅沢な個室です。1人1泊4,000円(税別)。
ただし、補助用として2段ベッドがありますので、1人1,000円(税別)追加すれば2人で宿泊できます。

列車ホテル「ブルートレインあけぼの」B寝台個室ソロ

列車ホテル「ブルートレインあけぼの」B寝台個室ソロ

写真:右肩

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もう1両は「B寝台個室:ソロ」です。カプセルホテルの様な個室で1人分のベッドで部屋が埋まっている状態です。天井も低く立ち上がる事はできません。これは個室が2階建て構造になっている為です。
列車という限られたスペースに、寝られる状態でいかに多くの人を乗せるか。まさに空間の効率化を突き詰めた、寝台列車の特徴を体感できます。

1階の個室(写真)は、窓から駅舎やホームや構内の線路等を望めるので、現役時代を彷彿とさせる雰囲気を味わえます。
2階の個室は、天井が半ドーム状で窓も空側に湾曲していますので、寝ながらにして星空を眺める事もできます。
どちらも1人1泊3,000円(税別)で、リーズナブルな宿泊料金が魅力です。

尚、宿泊料金には「小坂レールパーク」の入場料も含まれていますので、早めにチェックインして懐かしい硬券切符を模した宿泊券を貰えば、施設を自由に見学できます。

ブルートレインで、大館駅名物駅弁「鶏めし」を食べよう!

ブルートレインで、大館駅名物駅弁「鶏めし」を食べよう!

写真:右肩

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「ブルートレインあけぼの」で使用されている24系寝台客車は、製造されてから40年以上経過して老朽化しています。少しでも客車を綺麗に保つ為、車内のトイレや洗面所は使用できず、個室での飲食は禁止となっています。

駅舎の宿泊者用共用スペースに、トイレや洗面所、シャワーといったサニタリー関係をはじめ、飲食・休憩スペースや飲料自販機、テレビ、電子レンジ、給湯ポット、充電用コンセント等が揃っていますので、そちらを利用する事となります。
食堂や売店は無く素泊まりとなりますので、駅舎内のチラシ等を参考にして、買い出しや食事、温泉入浴に外出するのも良いですね。

休憩室となっている最後尾の開放式B寝台車は飲食可です。二段ベッドの対面式座席が並ぶ昔ながらの車内で、車窓を眺めながら弁当を食べたり酒を飲み交わせば鉄旅気分も味わえます。
ちなみに、奥羽本線大館駅名物の駅弁「鶏めし」を、宿泊予約時にオプションで朝食として頼む事ができます。現役時代の「あけぼの」が掲載された特別仕様の包装(写真)で、煮汁が染み込んだご飯と鶏肉は絶品!ぜひ開放式B寝台車で味わって頂きたいです。

走行するブルートレインは日本でここだけ!しかも乗車できる!

走行するブルートレインは日本でここだけ!しかも乗車できる!

写真:右肩

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日本国内には、ブルートレインの車両を保存したり列車ホテルとして使われている所が複数ありますが、動態保存(走行できる状態で保存)されているのは「小坂レールパーク」だけです。

日中は展示車両、夜は列車ホテルとなる「ブルートレインあけぼの」ですが、日中と夜間の停車場所が異なるので車両を移動させます。つまり、ブルートレインが走るんです!
しかも、宿泊者は移動(走行)するブルートレイン(開放式B寝台車)に乗車する事ができます!
ブルートレインが移動するのは、列車ホテル営業日の夕方16:30と翌朝9:00の2回。走行するブルートレインに乗車できる貴重な体験は、日本でここだけの特典です!
乗るだけではなく、小坂鉄道で活躍していたディーゼル機関車DD-130形を連結したり切り離したり、ブルートレインが前進・後進する様子を、外から見学するのもお勧めです。

姿を消した憧れの寝台特急「ブルートレイン」に泊まろう!

国鉄時代は日本中の幹線を網羅した花形列車として、JR移行後は豪華な設備や個室が好評で切符がなかなか取れない人気列車として、今は乗ることが出来なくなってしまった寝台特急「ブルートレイン」は憧れの列車でした。
そんなブルートレインに宿泊できる「ブルートレインあけぼの」は、夜行列車独特の旅情を体験できる貴重な列車ホテルです。
素泊まりですが宿泊料はリーズナブルで、十和田湖や八幡平といった有名観光地へ車で1時間程でアクセスできる好立地でもありますので、ぜひ特別な一晩を過ごしてみてはいかがでしょうか?

列車ホテル「ブルートレインあけぼの」の営業は、4月下旬〜11月下旬までの土・日・祝およびその前日のみです。雪の多い冬期は、車両保護のため2.5km離れたトンネルで冬眠します。
宿泊予約や詳細情報につきましては、以下「関連MEMO」欄の「小坂レールパーク」公式サイトをご覧下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/03−2016/05/04 訪問

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