写真:東郷 カオル
地図を見るクマグスクがあるのは京都の中心地・四条烏丸や河原町があるエリアの少し西側で「壬生(みぶ)」と呼ばれる地域。大通りから少し入った静かな住宅街の入口にあります。
入ってすぐの場所にフロントと二階へ上がる階段があり、奥には自然光たっぷりの中庭が広がり、更にその奥には併設のアートスペース「ozasahayashi_project」が。
中庭の塀や2階へと続く階段といった実用的なものにも、よく観察するとアートが潜んでいます。中庭には青色に染められた大和塀。階段は漆塗りで、一段一段漆塗りの工程を再現しています。是非素足でその触感を確かめてみてください。
写真:東郷 カオル
地図を見るクマグスクでは2階が宿泊エリアになっています。それぞれの部屋から一歩出ればそこはギャラリー。
写真は2階にある2つのギャラリーのうちの一つ「ギャラリー1」。このギャラリーを取り囲むようにシングル、ロフトツイン、トリプルの3つの部屋が配置されています。それぞれコンパクトながらほっこりと落ち着く空間。まさにアートと隣り合わせ。寝るも良し、一晩中アートを楽しむも良しの宿泊施設です。
写真:東郷 カオル
地図を見るもう一つの「ギャラリー2」は渡り廊下で繋がった別棟にあります。そしてこの「ギャラリー2」の奥にあるのが写真のツインルーム。写真には写っていませんが、写真左手にもう一台ベッドがあります。
こちらのツインルームは中庭を望むテラス付き。また、他のどの部屋とも隣接しておらずクマグスクの中では一番人気のお部屋。部屋のドアの外はすぐにギャラリーなのですが、こちらの棟にはツインルーム一部屋しかありませんので、まるでプライベートギャラリーのような贅沢感が味わえます。
クマグスクではツインルームのシングルユースもリーズナブルですので、閑散期にはこちらのツインルームを独り占めして贅沢に過ごすのもおすすめです。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらは1階の中庭。自然光いっぱいの気持ちのいい中庭ですが、それだけではありません。四方八方「工芸の家」によるアートで溢れているのです。
塀は染色家によって青く染められた大和塀。奥に見えるのもギャラリースペースなのですが、足元にはタイルを埋め込んだ三和土。更に強烈な印象を与えるのが盛り塩が埋め込まれた3本の柱。日本の伝統工芸のみならず日本の精神性にも訴えかけてくる空間になっています。
※工芸の家…工芸家がいかに建築に関わるのかを実践するプロジェクト。(安藤隆一郎・石塚源太・染谷聡・中村裕太)
コレクション:ozasa kyoto
奥のアートスペースの上には先ほどご紹介したツインルームのテラスが見えます。
写真:東郷 カオル
地図を見るクマグスクでは宿泊者は500円で朝食をいただくことができます。この朝食が恐ろしく美味!お味噌汁はもちろん白みそ。「縁を結ぶ」といわれる「結び三つ葉」が添えられているのも嬉しいですね。
量は多くはありませんが、ホテルの朝食ブッフェに食傷気味の方は感動すること間違いなしです。
500円レベルの朝食ではありませんので、宿泊されるなら是非お試しください。
クマグスクでは企画展第2弾として2016年9月末までサウンドアーティスト・藤本由紀夫氏の「THE BOX OF MEMORY」を開催。宿泊者はその気にさえなれば一晩中アートと向き合うことが可能です。
一部作品は部屋の中にも置かれていますので、探してみるのもおもしろいですよ。
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(2024/10/11更新)
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