写真:高田 真美
地図を見るエアー半島 (Eyre Peninsula) の南端部にある「ポートリンカーン (Port Lincoln)」は、ミナミマグロの養殖で有名な町。脂の乗ったミナミマグロのお刺身は、日本でも大人気。日本で食されているミナミマグロの大半は、ポートリンカーンで水揚げされたミナミマグロです。
また、ポートリンカーンでは、ミナミマグロの他にも、アワビ、ホタテ貝、ロブスターといった様々な魚介類が獲れるため、高級海産物のメッカとして知られています。
地元で獲れた新鮮な魚介類を使ったお料理を堪能できるホテルやレストラン、新鮮な鮮魚を買う事が出来る店、シーフードの加工工場の見学ツアーやテースティングツアーなど、ポートリンカーンは、シーフード好きにはたまらない町です。マグロと一緒に泳ぐツアーなんていうアトラクションもありますよ!
写真:高田 真美
地図を見るポートリンカーンから北西に45キロほどの場所にある「コフィンベイ (Coffin Bay)」は、最高級の牡蠣の産地として知られています。細長く突き出た岬に囲われた地形のおかげで、コフィンベイの湾は、まるで湖のように穏やか。透き通った海水を湛えた湾内には、牡蠣の養殖床がずらりと並んでいます。
Pure Coffin Bay Oysters という養殖業者の施設では、採れたての生牡蠣がお手頃な価格で購入できたり、 牡蠣のテースティングツアーに参加する事ができます。(ツアーの最小催行人数は4名。要予約)
コフィンベイには湾に沿って12キロに渡るウォーキングトラックがあったり、国立公園があったりと、自然の美しさも楽しめるところです。とても小さな町ですが、宿泊施設もいくつかありますので、コフィンベイに宿泊して生牡蠣と自然を思いっきり堪能しても良いですし、ポートリンカーンをベースにして、ポートリンカーンから日帰りでコフィンベイを訪れても良いでしょう。ポートリンカーンからコフィンベイまでは、車で約35分のドライブです。
写真:高田 真美
地図を見るエアー半島西海岸ならではの、南極海の荒々しい波によって形成されたダイナミックな景色が楽しめるのが、「エリストン (Elliston)」と「ヴィーナスベイ (Venus Bay)」の周辺です。
エリストンもヴィーナスベイも、町自体は穏やかな入江に面しているのですが、町外れには断崖絶壁が続くの絶景が広がっています。この周辺の海では、5月〜10月にかけて、ミナミセミクジラが数多く現れる事でも有名です。
写真:高田 真美
地図を見るヴィーナスベイから40キロほど北上した所には「マーフィーズ・ヘイスタック (Murphy’s Haystucks)」と呼ばれる場所があります。「ヘイスタック」というのは、干し草を積み上げた山の事。 広い平原の中に、干し草の山のような形をした岩がニョキニョキと聳えたつ、何とも不思議な景色が広がっています。
写真:高田 真美
地図を見るエアー半島西海岸のドライブ途中で1泊する場所としてお勧めしたいのが、「ストリーキーベイ (Streaky Bay)」という町です。小さな小さな田舎町ですが、モーテルやホリデーユニット、キャラバンパークやキャンプ場といった各種の宿泊施設も整っていますし、Mocean Cafe という海辺のレストランでは、美しい海の景色を見ながら地元で獲れた美味しいシーフード料理を堪能する事もできます。キッチン付きの宿泊施設に宿泊するなら、Streaky Bay Seafood というお店で新鮮な魚介類を購入して、自分で調理するのも楽しいでしょう。ストリーキーベイの町のすぐ西側には、ケープバウアーという風光明媚な岬もあります。是非ストリーキーベイで1泊して、エアー半島ならではの美味しいシーフードと、絶景のドライブやハイキングを思う存分楽しんでみて下さい。
ストリーキーベイから110キロ程北上すると、エアー半島の付け根部分にあるセドゥナ (Ceduna) という町に到着します。セドゥナの周辺には、デナイアルベイやスモーキーベイといった穏やかな湾が広がっており、牡蠣の養殖が盛んに行われています。日本とは季節が逆のオーストラリアでは、牡蠣のシーズンは4月〜12月。セドゥナでは、毎年9月下旬〜10月上旬に盛大なオイスターフェスティバルが行われます。牡蠣が好きな方は、この時期に合わせて訪れるのも楽しいでしょう。
エアー半島南端のポートリンカーンへのアクセスは、アデーレードから飛行機で45分、もしくは、アデレードから車で約7時間(650キロ)。
ポートリンカーンからエアー半島北西部のセドゥナまで、約400キロのドライブ旅行を楽しんだ後は、セドゥナでレンタカーを返却して、飛行機でアデレードまで戻るか、もしくは、そのままレンタカーでアデレードまでドライブを続けても良いでしょう。セドゥナからアデレードまでドライブを続ける場合は、780キロと長距離になりますので、最低でもどこか途中の町で1泊することをおすすめします。
エアー半島は、アクセスが不便ではありますが、海の絶景と海の味覚という、オーストラリアならではの旅を楽しめる場所です。ありきたりのツアーとはひと味違ったオーストラリアの旅を楽しんでみませんか?
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/11/30更新)
- 広告 -