難波というと大阪で1、2を争うくらいの繁華街で、絶えず人でごった返している所です。「大阪」と聞いてイメージするシンボルのたいがいはこの界隈にあります。
かに道楽のかにの看板や、くいだおれ人形があったのも難波です。
法善寺横丁は、グリコの看板で有名な戎橋(えびすばし)の南側、歩いてすぐのところにあります。心斎橋筋商店街から歩いてきた場合は、戎橋を渡り、かに道楽があるところを左に曲がります。この道が道頓堀のメインストリートになります。そして、右手にラーメン屋がある1つ目の角を右に曲がって40mほど進んだところが法善寺横丁です。
ミシュランでは法善寺横丁だけが掲載されていますが、同じように雰囲気のある他の小路ともつながっています。
「法善寺横丁」「法善寺参道」「浮世小路」この3つの小路がまとまって一つのエリアとなっています。
風情のある建物と道が石畳になるので、賑やかな通りから入ると急にガラリと雰囲気が一変します。
法善寺横丁は食の宝庫で、焼き鳥、焼肉、寿司、お好み焼き、割烹、BAR等の様々な飲食店が並んでいます。主には夜のお店の方が多く、ちょうちんにあかりが灯りだした頃から賑わいはじめます。
法善寺参道は法善寺横丁の1本向こう側の道になります。「法善寺横丁」「法善寺参道」と呼ぶからには、当然「法善寺」というお寺が存在します。
法善寺そのものよりもそこに祀られている「水掛不動(みずかけふどう)」の方が有名で、このお不動さんの参拝が目的でここに訪れる方も多くいます。
ご利益は「縁結び」「商売繁盛」とされていますが、基本的には何でも叶えてくれます。参拝の際、願い事を祈念しながら大きなお不動さんに水を掛けるのが風習となっており、絶えず水を掛けられているので、お不動さんは全身苔で覆われています。
浮世小路は法善寺横丁の脇にあり、更に細い道です。
お店等は無く、大正・昭和の道頓堀を再現したミュージアムとなっています。
当時の道頓堀のイラストやコラージュ、吉本興業の劇場等が再現されていたり、道頓堀川にゆかりのある「一寸法師」が祀られた神社もあり、良い意味で所狭しと昔の大阪の様子を肌で感じる事が出来ます。
大阪難波という所は良くも悪くも騒がしい場所ですが、今回紹介した法善寺横丁界隈はその中でも落ち着いたエリアです。明らかに雰囲気がガラリと変わるので、ただ歩くだけでも十分に楽しめますし、個性のある大阪らしい飲食店が並んでいますから、そこでお食事をするのも良いでしょう。
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