写真:佐藤 らなこ
地図を見るご紹介するレストラン「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」は、佐原の伝統的建造物が立ち並ぶ小野川沿いの地区から少し離れたところに位置します。佐原駅からは徒歩5分ほどで、近くには諏訪神社や伊能忠敬の銅像があります。周囲は住宅地も広がるとても静かなところで、事前にここに行こうと計画しなければ、見つけることのできないレストランだと言っても過言ではないでしょう。
そんな隠れ家のような「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」の門を通り抜けて最初に目につくのは、敷地約800坪もの立派な日本庭園です。この庭園は店内からものぞむことができますが、玄関にたどりつくまでも、その美しさが気になって木々や草花をゆっくり見てしまいそうになります。
写真:佐藤 らなこ
地図を見る「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」の店内は、和と洋が混ざり合うモダンな雰囲気がとてもおしゃれです。その建物は築120年ほどの古民家を改築したもので、店内のところどころからその歴史を感じることができます。例えば庭園をのぞむ窓は大正ガラスです。そのちょっとゆがんだガラスから眺める景色は、とても味わい深いです。
店内はテーブル席がメインですが、和室や離れもあります。「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」の美しい庭園を眺めながらお食事するのに最適なのは、もちろん窓に近いお席ですが、そのほとんどの席から庭園をのぞむことができるようになっています。ただお席の位置によりその見え方や雰囲気も少しずつ異なりますので、ぜひお店の方に希望を伝えて、あなただけの居心地のいい場所を見つけてください。
写真:佐藤 らなこ
地図を見る「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」のお食事は、銚子沖で捕れたお魚や旬の食材を使い、レストランの佇まいそのままに和洋折衷の様々なメニューを取り揃えています。
おすすめは写真の「松花堂旬の味覚」(¥1950)というお弁当仕立てのランチです。これにごはん、お吸い物、そしてデザートがつきます。「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」の雰囲気にとても合っているメニューです。季節感あふれるかわいらしいランチは、特に女性の心をくすぐります。いろんなものを少しずつ食べたい時にちょうどいいです。
写真:佐藤 らなこ
地図を見るさて佐原を訪れたなら、江戸文化の名残あふれるその町並みを見ていかないと!小野川沿いの重要伝統的建造物群保存地区までは、「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」からは徒歩10分くらいです。江戸文化を継承する商家や家屋を心ゆくまでご覧ください。
また佐原は、伊能忠敬が住んでいた場所としても有名です。伊能忠敬は江戸時代に全国の測量を行い、「大日本沿海輿地全図」という正確な日本地図を作り上げました。記念館や旧宅にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。
※2016年4月、佐原(香取市)の他、佐倉・成田・銚子にまたがる4都市の町並み群が、「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」として文化庁より「日本遺産」に認定されました!
「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」は、四季に合わせたお食事と落ち着いた雰囲気が地元の方にも人気で、お祝い事などの行事にも利用されており、団体のお客様や予約で満席になってしまう日もあるとのことです。お出かけの前にお店に予約状況をお問合せされることをおすすめします。
江戸文化薫る佐原の町並みとはまた少し違うモダンな雰囲気をもつ「オーベルジュ・ド・マノワール吉庭」で、日本の美しい四季を感じさせてくれる庭園を眺めながらのお食事は、至福のひとときです。静かで穏やかな大人のランチタイムを過ごすことができるでしょう。
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(2024/12/5更新)
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