写真:ミセス 和子
地図を見るペンギンが出てくる前に、飼育員からメガホンを使ってこんな説明があります。
「散歩に参加するペンギンは「キングペンギン」と言い、ポーランドで生息しています。ポーランドでは一年中毎日、海に猟りに出かける習慣があり、旭山動物園では散歩に変えて歩いてもらっています。散歩は自主参加でショーではないので、ペンギンがゲートを開けて出て来なければ散歩は中止。強制はしていません」
つまり、お散歩姿が見られるかどうかはペンギン次第ということ。それだけに、散歩コースにペンギンが見えるとほっとしますよ。
写真:ミセス 和子
地図を見る冬限定「ペンギンの散歩」は、園内約500メートルの散歩コースを約30分〜40分かけて歩いたり、滑ったりします。ヨチヨチ歩きで、時には胸で滑って進むペンギンもいます。
ペンギンの散歩は、園内の散歩コースに雪が積もる12月中旬から開始され、3月までは午前11時からと午後14時30分から1日に2回行われ、3月からは午前だけの1回となります。ペンギンの毛が生え変わる時期なので、エネルギーをそちらに使うために、散歩の回数が減るのだとか。
写真:ミセス 和子
地図を見る見学者は、赤い線から出ないように、前の方の人はしゃがんで見学します。ペンギンに触ること、フラッシュの使用は禁止です。また、ペンギンは開いた傘に驚いてしまうので、お散歩を見守る際は閉じましょう。この他にも飼育員が注意するべきことをメガホンで呼びかけてくれるので、それに従えば安心です。
飼育員の護衛で、マイペースにゆっくりとのんびりと、キングペンギンが歩いています。時には、夏に孵化した赤ちゃんペンギンの姿も見られますよ。ペンギンにとって、大勢の観光客は黒い壁に見えているのだとか。黒い壁が途切れなく続いているのがベストです。
写真:ミセス 和子
地図を見る散歩コースの中程に坂道があります。ペンギンは羽を広げ、バランスをとりながらゆっくり坂道を降り始めます。
写真:ミセス 和子
地図を見る時にはバランスを崩しそうになりながらも、ゆっくりと立て直す姿も可愛いですね。
写真:ミセス 和子
地図を見る先頭に歩いているペンギンは、後方のペンギンと比べると胸の毛が切れているのが分かります。先頭のペンギンは胸で雪道を滑るのが大好きで、毎日滑っているので胸の毛が切れてしまったそうです。飼育員のこんなエピソードも聞ける楽しい散歩ですよ。
ペンギン館が見えると急ぎ足になるペンギン達、やっと安らぐ住みかに戻れます。
旭山動物園の水中ドームです。水中ドームの入り口は、ペンギン館の向かって右手坂を少し下がった正面方向。薄暗い廊下を進んで行くと、光に包まれるドームが見えます。
水中ドームからは360度、ペンギンの泳ぐ姿が見渡せます。散歩では、ヨチヨチ歩きの愛らしいペンギンですが、水中ではものすごいスピードで泳ぎます。障害物をさけて両足でかじを取りながら、まるで空を飛んでいるように見えませんか?
ペンギン館の水槽を外から見ると、時には氷が張っている事もあります。ドームの中を通る観光客を、ペンギンたちが見下ろすような設計になっています。
旭山動物園にはキングペンギンの他にも、ジェンシーペンギンやフンボルトペンギン、イワトビペンギン等4種類のペンギン達がいます。
キングペンギンは、エンペラーペンギンにつぐ大型のペンギンで、孵化した雛は写真のように茶色で4ヶ月ほどで毛が生え変わります。繁殖期は5月〜7月、1個の卵をオスとメスが交互で温めます。
ペンギン館では、写真のような仲の良い、親子のキングペンギンの姿が見られますよ。
住所:旭川市東旭川町倉沼
電話番号:0166-36-1104
アクセス:
JR利用の場合
新千歳空港〜札幌駅/特急列車で約40分
札幌駅〜旭川駅/特急列車で約1時間20分
路線バスの場合
旭川駅東口前の6番乗り場〜旭川電気軌道のバスで約40分
高速バスの利用の場合
札幌駅前ターミナル〜旭山ターミナルまで約2時間
営業期間(冬期開園):2019年11月11日(火)〜2020年4月7日(火)
営業時間:10時30分〜15時30分(入園は15時まで)
休園日:2019年12月30日〜2020年1月1日、4月8日〜28日
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/6更新)
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