世界遺産の北伊・ドロミテ渓谷で大自然を堪能!ミズリーナ湖経由トレ・チメハイキングでセスト谷へ

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世界遺産の北伊・ドロミテ渓谷で大自然を堪能!ミズリーナ湖経由トレ・チメハイキングでセスト谷へ

世界遺産の北伊・ドロミテ渓谷で大自然を堪能!ミズリーナ湖経由トレ・チメハイキングでセスト谷へ

更新日:2016/05/16 14:49

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

イタリア北東部に広がる、起伏の激しい岩山が魅力の自然遺産ドロミテ渓谷は、最近日本人にも人気がある観光地。石灰質の白い岩山が、朝夕の陽の光を浴びて赤銅色に輝く姿は神々しくさえ見えます。冬は真っ白に雪化粧する山々が、夏には可憐な高山植物が咲き誇る、自然美溢れる風景が人気の秘密でしょうか。

今回は、ドロミテの真珠ミズリーナ湖、3つの頂が特徴的なトレ・チメ、麓のセスト谷を結ぶハイキングへご案内します。

起点となるドロミテの真珠・ミズリーナ湖

起点となるドロミテの真珠・ミズリーナ湖

写真:Hiroko Oji

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北イタリア北東部に広がるドロミテ渓谷観光の玄関口となる町コルチナ・ダンペッツォ(Cortina d’Ampezzo)もしくはドッビアーコ(Dobbiaco)から、バスで簡単にアクセスできるミズリーナ湖(Lago di Msurina)は、ソラピス(Sorapiss)山という岩山を背景にした写真でご存知の方も多いと思います。

ソラピス山を背にして湖を眺めると背後にはトレ・チメ・ディ・ラヴァレード(Tre Cime di Lavaredo)(略してトレ・チメ)の姿も見られ、ドロミテの真珠と言われる湖を見るだけでも、渓谷の素晴らしさをたっぷり味わうことができるほど。海抜1754メートルの地点にあり、周囲をぐるりと1周すると約3キロメートル、水深5メートルの湖は澄みきっていて、鴨や魚がゆうゆうと泳ぐ姿を見ることができます。湖畔にはレストランやホテルが数軒あり、ゆっくり時間を過ごすのもいいかもしれませんが、今回はここからバスに乗り、さらに高度を上げてトレ・チメへ向かいましょう。

ハイキングの出発点はオーロンツォ小屋

ハイキングの出発点はオーロンツォ小屋

写真:Hiroko Oji

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ぐんぐん高度を上げて行き、バスが到着するのは岩山の麓の広い駐車場。ここから少し坂を上ってオーロンツォ(Auronzo)小屋に寄り、トイレなど出発の準備をしておきましょう。レストランもあって、旗がたくさんはためくテラスからは、素晴らしい岩山の峰々が続く風景が見渡せます。

準備が整えば、片側には下方までつづく傾斜の急な斜面を、反対側にはお花が咲き乱れる斜面を見上げながらのハイキングルートを進んでいきましょう。次に控えるラヴァレード(Lavaredo)小屋までは、歩きやすい平坦な道が続きます。やがて、左側はトレ・チメの岩山を裏側から見る形で進むことになり、より高い斜面中腹のコースにも進むことができるようになります。

可愛らしい礼拝堂に寄って!

可愛らしい礼拝堂に寄って!

写真:Hiroko Oji

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歩き始めて20分ほどで途中の小さな礼拝堂に到着します。ちょうどトレ・チメの裏の麓にある礼拝堂で、石造りの可愛い塔がチョコンとくっついています。

この後はラヴァレード小屋を経由し、石ころや大きな岩がゴロゴロした急斜面を上り、トレ・チメの直下にあたる峠に着いたら一休み。振り返ると遥か下にラヴァレード小屋が小さく見えています。この峠で左方向へのトレ・チメの表側の麓を進めばオーロンツォ小屋まで戻る1周コースとなるのですが、今回は右方向へのロカテッリ(Locatelli)小屋(=ドライツィンネン小屋)へ向かいます。

ロカテッリ小屋からの眺めは最高!

ロカテッリ小屋からの眺めは最高!

写真:Hiroko Oji

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やや下りの石ころの多い道ですが、足元のお花や所々に残る雪渓を眺めながら荒涼とした別世界のような岩場を見下ろしながら進んでいきますと、峠から30分ほどでロカテッリ小屋に到着します。ロカテッリ小屋から、来た方向を振り返ると、トレ・チメと呼ばれる3つの岩山が雄大な眺めを楽しませてくれます。写真はロカテッリ小屋のレストラン・テラス席からの眺めです。

トレ・チメとは、3つの頂という意味で、確かに大きさの違う岩山が3つ、お行儀よく横に並んでいます。標高2999メートルのこの岩肌を目を凝らしてよ〜く見てみると、ロッククライミングをしている人の姿を見ることができることもありますので、探してみて下さいね。人間ってとってもちっぽけな存在であることを、ここでも痛感してしまいます。

ロカテッリ小屋の背後の斜面を少し登って行くと、ここにも小さな礼拝堂が建っています。礼拝堂の中から窓を通すと、窓枠が額縁のようなトレ・チメやロカテッリ小屋の風景が見られます。

セスト谷に向かって川沿いをひたすら下ろう!

セスト谷に向かって川沿いをひたすら下ろう!

写真:Hiroko Oji

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ロカテッリ小屋からトレ・チメの雄姿を堪能したら、後はセスト(Sesto)の谷までひたすら下ることになります。

ロカテッリ小屋そばには二つの小さな湖があり、102番のセスト谷へ向かう標識に従って湖畔を通過しますと牧草地で草を食む牛さんたちの姿を見ることができます。やがて、岩と岩の間に広がる草地の中を進み、森林地帯に入ります。この辺りまで来ると川の流れもすぐそば、滝の流れ落ちる音も聞こえるようになり、川で一休みする人々の姿もちらほら。水の流れる音に癒されながらさらに下ること1時間半ほどで、麓のセスト谷への集落フィスカリーナ(Fiscalina)に到着します。ここにも宿泊施設が数軒ありレストランも併設されているので、休憩しながらバスを待つことができますし、さらに歩き続けてセスト村方面に向かうのもよいでしょう。

バスは1〜3時間に1便ですが、モバイルカードがお得で便利!

ここでご紹介したコースは、オーロンツォ小屋を出発してフィスカリーナのバス停まで、4時間前後のハイキングとなります。フィスカリーナからのバスは1〜3時間に1便ていどしかありませんが、モース(Moos)村、セスト(Sesto)村、サン・キャンディドの町(San Candido)などを経由してドッビアーコ(Dobbiaco)へ向かいます。ドッビアーコからはコルチナ・ダンペッツォへのバスや、列車に乗り換えることができます。

途中の村や町で途中下車して散策したり、ゴンドラやリフトで山上へ上り、さらにハイキングをするのも可能です。ドロミテ山塊の雄大な自然を楽しめる地域ですので、是非、この辺りで宿泊してゆったり過ごされることをお勧めします。

なお、バスや列車用の3日間もしくは1週間有効のモバイルカードを持っておれば、気に入ったところで乗り降りが自由にできます。観光案内所や駅で購入でき、バスによっては運転手さんが持ち合わせていることもあります。かなり便利でお得になると思いますので、どうぞご利用くださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2002/07/29−2009/08/11 訪問

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