標高1500メートルの上高地は、下界が夏日の灼熱地獄でも、涼しく爽やかな高原。避暑地として、多くの観光客がバスに乗って訪れます。マイカー規制に成功した上高地は、豊かな自然が守られています。その上高地バスターミナルからおよそ7キロ。ゆっくり歩いて2時間の位置にある徳澤地区。滴る緑と鳥の声を楽しみながら歩くと、リゾートホテルと呼びたい徳澤園に到着です。
井上靖の小説・氷壁のモデルとなった徳澤園。その外観を見るだけでも心ウキウキ。目の前にはそそり立つ明神岳。爽やかな空気に触れるにつけ、山の中にいるということを実感することでしょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る高級リゾートホテルのような憧れの個室。イタリア製の調度品やベッドが置かれた部屋の窓からは素晴らしい景色。徳澤園は、一度は泊まってみたいホテルとして知られています。ですが、個室はお値段もそれなり。ハイシーズンには予約も取りづらい。
ということで、お値段もお手ごろな相部屋ステイはいかがでしょう。2016年春にリニューアルされ、カラマツと名付けられた相部屋は捨てがたい魅力にあふれています。六角形の入り口から部屋を覗けば、それぞれのベッドルームも六角形。カラフルなカーテンでプライバシーが守られています。まるで秘密基地のような、ワクワクのスペース。およそ2畳もあるプライベート空間は、山に滞在するには贅沢極まりないありがたい場所。もちろん相部屋と言えども、ハイシーズンは予約も難しいはず。泊まってみたい人は、早めのアクションが必須です。
写真:SHIZUKO
地図を見る上高地は焼岳という活火山があることからわかるように、有数の火山帯。そのため豊かな温泉資源に恵まれています。ここ徳澤園では信濃白炭の湯と名付けられた温泉が楽しめます。湯船の横に、見事な菊炭・信濃白炭が置かれ、炭を通して湯船に熱い温泉が滔々と流れ込んでいます。標高1600メートルの場所で楽しむ温泉。とっても贅沢です。
写真:SHIZUKO
地図を見る旅行の楽しみは、やはり食事。岩魚の塩焼きにステーキ。無農薬栽培の野菜がたっぷり。旬の食材を贅沢に使った食事、誰もが満足するはず。登山で滞在し、翌朝、早朝出発なら、朝食は山菜ちまき弁当に変更できます。ゆっくり出発なら、美味しいお味噌汁を楽しんでください。
写真:SHIZUKO
地図を見る早めに宿入りした後の時間や、夕食後にビール片手に語り合う時間。これも旅の楽しみの一つ。登山時の利用なら、なんといっても下山後にテラスで飲む生ビールタイム。これこそ至福の時間でしょう。
宿泊棟に併設され、宿泊者が自由に使えるスペースは、みちくさ食堂と呼ばれる外来食堂です。食堂内には、ビールの自動販売機もあります。コロナビールなど、豊富なラインナップは、さすが!とうなる品揃えです。
広々としたみちくさ食堂は朝7時から営業しています。大人気のソフトクリームは絶対に外せない一品。野沢菜チャーハンも人気メ二ュー。散策の後や、お昼ご飯にいかがですか。
登山をする人もそうでない人も楽しめるのが上高地。河童橋辺りは、いつも人であふれかえっています。でも、そこから2時間も歩けば、とても静かな徳沢に到着。登山目的でなくても、徳澤園に泊まってみたい人はたくさんいるようです。散策するにもいい距離の徳澤園。ぜひ一度、泊まってみて下さい。心がスーッときれいになる感じをお楽しみ下さい。
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(2024/9/18更新)
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