写真:LUI
地図を見る西部林道は屋久島を一周する道路の島の西部の林道一帯のことで、島の中で唯一路線バスの走らない地区です。しかし、同時に屋久島の中でもとても重要な地区でもあります。
西部林道は海にも面した世界遺産地区であり、屋久島内でも屈指のヤクシカやヤクザルとの遭遇スポットでもあります。ヤクシカ、ヤクザルは屋久島にしか生息しない固有種で、ヤクシカは本州のシカと比べてサイズが小さく、とてもかわいらしいです。
また、ここでは屋久島が世界遺産に登録された理由の一つ「垂直分布」が観察できます。「垂直分布」とは海岸部の亜熱帯に近い暖温帯から山頂部の亜寒帯に近い冷温帯までの幅広い温度環境に沿った多様な植生が見られる様を言います。分かりやすく言うと、南国でよく見る木と北国でよく見る木が同じ山の斜面に同居している状態です。
バス、徒歩でのアクセスは困難なのでレンタカーを借りていきましょう。
写真:LUI
地図を見る永田浜は、屋久島の北部・永田地区にある浜で、ウミガメが産卵に来るビーチとしても有名です。昼は、美しい少し黄色がかった砂浜と透き通ったブルーの海の波の音を聞きながらゆっくりし、夕暮れには沖に浮かぶ口永良部島に落ちる美しい夕日を眺め、夜には遮るもののない夜空に光る星を眺める――どんな時間帯でも美しい景色が私たちを待っています。
もちろん、産卵シーズンには保護対象であるウミガメがやってきます。ルールを守って永田浜でのひと時をお楽しみください。
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地図を見る屋久島は小さな島ですが、洋上のアルプスとたたえられる山々によってもたらされる多雨によって、水がとても豊かな島です。そして、山の高さもあり、急斜面のところも多く、島の面積からは考えられないくらい多くの滝、川があります。
その代表的なものが日本百名瀑にも選ばれている「大川(おっご)の滝」です(写真)。ここは落差88mの滝で、歩いて滝つぼの近くまで行くことができます。そこでは、一体全体を包み込むほどの水しぶきが舞い、この滝のエネルギーを伝えてくれます。
他にも、超巨大な一枚岩とのコラボが美しい「千尋の滝」や、日本に2か所しかない海に直接流れ込む滝「トローキの滝」、3段で落差100m超えの「竜王滝」などがあります。
写真:LUI
地図を見る屋久島は島の周りを黒潮が流れ、気候も温暖。その恵みを受けて、多くの種類の魚が取れ、また、かんきつ類の果物も豊富な、グルメ好きにはたまらない島でもあるのです。
屋久島では「首折れサバ」や「トビウオ」といった有名どころのほかにも、「つけあげ」「亀の手(甲殻類の一種)」「水イカ」「アサヒガニ」といった海産物、「たんかん」「ぽんかん」「屋久とろ」といった農産物、焼酎「三岳」「愛子」など屋久島グルメが目白押しです。(写真は「ファミリーレストランかもがわ」のトビウオのから揚げ)
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地図を見る屋久島には火山がありませんが、温泉がたくさん湧いている島で、町のいたるところに秘湯好きにはたまらない温泉があります。
肌がすべすべになる良質な単純硫黄泉が足元から湧き出続ける「尾之間(おのあいだ)温泉」を筆頭に、干潮前後の時間しか湯船の現れない秘湯「平内海中(ひらうちかいちゅう)温泉」、大海原を目の前に湯船につかるぜいたくを味わえる「湯泊(ゆどまり)温泉」といった野趣あふれるワイルドな混浴温泉もあります。
加えて、海の水平線を一望できる「JRホテル屋久島」や屋久島の山々を見ながら温泉を味わえる「屋久島いわさきホテル」で、広々とした湯船につかって楽しむことができます。(写真は尾之間温泉)
紹介した以外にも屋久島では釣り、ダイビング、植物園めぐり、パワースポット巡り、屋久杉工芸体験など登山以外での楽しみがいっぱいあります。そうです、屋久島は山好きだけが集まる観光スポットではないのです!
ぜひ、登山以外でも存分に楽しめる屋久島を満喫してください!
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この記事を書いたナビゲーター
LUI
関西在住の社会人です。社会人でも中身の濃い旅行がしたい!という自分の素直な気持ちに従い遊びも仕事も両立させるスタイルで旅行をしています。旅のメインは写真撮影、温泉、グルメ。おもなエリアは関西周辺です。
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