写真:万葉 りえ
地図を見る神戸市立森林植物園の敷地は142.6ヘクタールという広さ。
1200種の植物が六甲の山並みを活かして大空の下に植えられており、豊かな自然の中で、いつでもどこかで何かの花が咲いているという、一年を通して楽しめる公園になっています。
神戸の中心である三宮からは休日に植物園行きの直通バスがあり、また神戸電鉄の駅からは無料送迎バスも出ています。
そして車で来園される場合は六甲山のドライブを組み込むのもおすすめ。有馬温泉や宝塚などと合わせて訪問することもできる場所です。
写真:万葉 りえ
地図を見る多目的広場には子供用の大型遊具も設置。また、園内を巡る整備された幹線園路では車いすやベビーカーも利用できます。
そして、幹線園路からはずれて縦横にめぐらされている細道も面白い存在。けもの道とも言える雰囲気で、先がわかりにくい楽しさたっぷり。こちらでは、ちょっとした冒険気分も味わえます。
それぞれが、それぞれの様子に合わせて自然を楽しめる。それがこの神戸市立森林植物園です。
写真:万葉 りえ
地図を見る早春に梅が芳香を放ちはじめれば、順に花々が咲きだします。桜だけでも多品種が揃い、見頃は四月初めから月末までという長さ。そしてゴールデンウィークの頃になれば、今度はツツジやシャクナゲの出番。シャクナゲなどは樹高が数メートルにも育ったものが何本もあり、華やかさを競い合います。
こちらの写真はカキツバタが咲いている長谷池の様子ですが、ご覧いただいているように池の中にも通路が作られ、遠くから眺めるだけでなく花のそばまで寄ることができるようになっています。
写真:万葉 りえ
地図を見るカキツバタが過ぎれば、いよいよアジサイの季節。
ここは国内でも有数のアジサイの名所です。園内にはアジサイだけで25種・5万株も。特にアジサイ坂と名付けられた入り口から池へと向かう道は、開花時は様々なアジサイの色が両側を彩ります。
他では見ない珍しい色も探しながら園内を巡ってみましょう。
写真:万葉 りえ
地図を見るこちらは紅葉が始まったころの長谷池の様子で、カキツバタが咲いていた頃とは趣が大きく異なります。色づく木々は園内のあちこちにあるのですが、秋は特にお勧めしたい場所。風が穏やかな日は水面にも紅葉が映りこんで、見事な色の共演を見せてくれます。
写真:万葉 りえ
地図を見るまた、日本の紅葉だけではないのもこの植物園の魅力です。シアトルの森へ行けば、見上げるように育ったモミジバフウ等が黄や赤に染まり、日本ではないような景色を見せてくれます。
シアトルだけでなく、リガ、ブリスベーン、天津などの区域が設けられているのは、明治時代の開港から貿易都市として栄えてきた国際港都ならではの歴史によるもの。実際には遠いその地の雰囲気が楽しめるようになっています。
またライトアップされるときは、そちらを楽しめる時間に合わせて出かけるのもお勧めです。
写真:万葉 りえ
地図を見る植物の紹介をしてきましたが、園内は六甲山系でみられる野鳥の繁殖や越冬の地にもなっています。ここでは人気が高いカワセミの姿もみられます。
また、樹上に産卵することで知られているモリアオガエルも、自然が豊かだからこそ、この植物園で生息しています。
森林展示館は、そんな六甲の自然を紹介してくれる場所。この地がどれだけたくさんの動植物を育んでいるのかがわかるようになっているので、散策の前に寄っておくのもいいでしょう。ボランティアの方による自然観察会の集合場所にもなっています。参加すれば、きっと知らない何かに出会えるはず!
写真:万葉 りえ
地図を見るさて、この植物園から車で10分ほどの場所に、マスメディアで何度も紹介されている弓削(ゆげ)牧場があります。その弓削牧場にある乳製品を主にしたレストラン「ヤルゴイ」は、予約が当たり前の人気店。その弓削牧場の店が植物園内にもあり、オリジナルメニューが味わえるようになっています。
また弓削牧場の搾りたてミルクで作られたソフトクリームは、植物園だけの限定メニューです。
列ができていることも珍しくないソフトクリームの売り場は、森のレストラン「ルピック」の入り口近く。野鳥の声に耳を傾けながらなら、美味しさも倍増です。
写真:万葉 りえ
地図を見る駐車料金も入園料も市立なのでお手頃。またJAF加入の方はカード提示で優待割引も使えます。なを、六甲山にはハーブ園や高山植物園もあります。間違えないようご注意ください。
カップルでも、家族でも、そして友人同士でも、様々な年齢層の方が楽しんでいる神戸市立森林植物園。
大都市から近い場所で、緑あふれる散策を楽しんでみませんか。
住所:神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2
電話番号:078-591-0253
アクセス(バス):@神戸電鉄北鈴蘭台駅東口より無料送迎バスで約10分 A三宮バスターミナルから神戸市バス25系統
アクセス(車):阪神高速北神戸線 箕谷出口より約5q
※園内は広いので、歩きやすい靴で来園ください
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この記事を書いたナビゲーター
万葉 りえ
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