ケルトとアーサー王伝説の地!イギリス南西部「コーンウォール地方」神秘に出会う旅

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ケルトとアーサー王伝説の地!イギリス南西部「コーンウォール地方」神秘に出会う旅

ケルトとアーサー王伝説の地!イギリス南西部「コーンウォール地方」神秘に出会う旅

更新日:2016/05/20 15:42

望月 彩史のプロフィール写真 望月 彩史 美術・西洋文化史ライター

イギリスの南西部の半島型の地域、コーンウォール。日本のガイドブックでは紹介されることが少ないこの地域は、実は伝説の宝庫。スコットランドやアイルランドと同じケルト民族の土地であるため独自の文化を持ち、またアーサー王伝説に纏わる場所が多いことでも知られます。
今回は西の中心都市ペンザンスを中心としたお勧めの観光地をご紹介します。

コーンウォールへの鉄道の旅は、イタリアのリヴィエラにも喩えられる景勝地!夜行列車もお勧め!

コーンウォールへの鉄道の旅は、イタリアのリヴィエラにも喩えられる景勝地!夜行列車もお勧め!

写真:望月 彩史

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コーンウォールへと向かう電車は、ロンドンのパディントン駅から5〜6時間で終点のペンザンスへ到着します。途中で「コーニッシュ・リヴィエラ」(コーニッシュは、コーンウォールの形容詞)とも呼ばれる風光明媚な土地を通るので、電車からの景色を楽しみましょう。

貴重な旅行の日程を半日電車で潰したくない、という方にお勧めなのが夜行列車。ロンドンを毎日深夜近くに出発し、ペンザンスに翌朝8時頃に到着します。
イギリスといえば世界最初に鉄道を走らせた国。歴史ある鉄道の異国の寝台列車に乗って旅情を感じるのも素敵です。

寝台車にはシングル・ルームとツイン・ルームの2種類があり、それぞれベッドと洗面台が付属しています。ドアは勿論内側からロックできるので安心。ただし、一人旅でツインルームを予約すると、知らない人と相部屋になる可能性があるので注意が必要です。

イギリスのモン・サン・ミッシェル!?大天使ミカエルが降り立った島セント・マイケルズ・マウント

イギリスのモン・サン・ミッシェル!?大天使ミカエルが降り立った島セント・マイケルズ・マウント

写真:望月 彩史

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この島の名前は、セント・マイケルズ・マウント、即ち「聖ミカエルの山」。フランス語に訳すと、かの有名な「モン・サン・ミッシェル」と全く同じ名前になります。実際中世には、モン・サン・ミッシェルに暮らす修道士たちがこの島を所有して居たこともありました。

現在、島はイギリスのある貴族の一家が所有していますが、ナショナルトラスト協会の管理の元にあり、島の上の城の一部や庭園などが一般公開されています。
この島で特徴的なのは、干潮の時間帯には島と本土が陸続きになること。海の底から石畳で舗装された道が出現するので、行きは船、帰りは歩きと、ぜひ両方のルートを楽しんでいただきたいものです。

さて、こちらの島は、古代からケルトの聖地として多くの巡礼者を集めました。また、聖ミカエルが降り立ったという伝説があることから、熱心なキリスト教徒にとっても聖なる土地。パワースポットとしても知られ、プロポーズの前に触って願うと愛が成就すると言われる石が教会の近くにあります。

アーサー王伝説が伝わる土地、「地の果て」ランズエンド

アーサー王伝説が伝わる土地、「地の果て」ランズエンド

写真:望月 彩史

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イングランドで最も西の岬が、ランズエンド即ち「地の果て」。岩の多い荒涼とした土地で、近くには古代のストーン・サークルも見られます。

伝説によると、「トリスタンとイゾルデ」の物語でも有名な、アーサー王の家臣トリスタンの国が岬の先の海の底に沈んでいるとか。また、戦で致命傷を負ったアーサー王が最期に向かった土地は、このランズエンドの先の海の彼方にあるとも言われています。
「地の果て」と名前を付けた古代の人々は、どんな思いで崖の先の海を見つめたのでしょう。

ランズエンドは現在、ビジターセンターと岬の間がテーマパークとなっています。荒涼とした「地の果て」の雰囲気を味わいたいのなら観光客の少ない早朝または夕方がお勧めです。

一人の女性の情熱が造り上げた奇跡の野外劇場、ミナック・シアター

一人の女性の情熱が造り上げた奇跡の野外劇場、ミナック・シアター

写真:望月 彩史

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イギリスといえば、シェイクスピアを生んだ演劇大国。数ある劇場の中でも、大西洋を背景に岩場に張り出すように造られたこちらの野外劇場「ミナック・シアター」は、他に類を見ないものです。
実はこの劇場は一人の女性の情熱によって造られたもの。彼女、ロウィーナ・ケイドは、1931年から89歳で亡くなるまでおよそ50年にわたり、石を一つ一つ自分の手で積み上げていったそうです。現在ではイギリス内外の有名な劇団も作品を上演する、世界的に有名な劇場となりました。

野外劇場であるため、公演があるのは毎年5月から9月までの間。チケットが売り切れてしまうこともあるので、訪れる日程が決まったら事前にオンラインでチケットを購入するといいでしょう。また、オフシーズンには劇場やステージ裏の見学ができるので、どの季節でも訪れてみたいところです。

この劇場の成り立ちを見ることが出来る「エキジビション・センター」も見どころの一つ。海を見下ろす景色のいいカフェもあるので、ちょっと休憩したい時にも大丈夫です。

パブリック・フットパスを歩こう!

パブリック・フットパスを歩こう!

写真:望月 彩史

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イギリスでは歩行者のための遊歩道「パブリック・フットパス」が網の目のように巡らされています。町を離れて近くの丘や牧場まで、或いは本格的なハイキングコースも。「公共」と称されていますが、時には私有地を横切ることさえあります。コーンウォール地方にも勿論このフットパスが数多くあります。ウォーキング大国とも呼ばれる英国式の自然の楽しみ方で、この地方の美しさを発見しましょう。

コーンウォールはイギリスで最も南に位置する温暖な地域。夏には美しい青い海辺を散策するのも気持ちいいでしょう。古代の巨石文化の跡が多く残ることから、ストーンサークルや写真のような立石に出会うかも知れません。妖精や神秘の伝説が多いこの地方を味わうには、実際に自分の足で探検してみることがおススメです!

おわりに

いかがでしたか?日本ではまだまだ知られていないコーンウォール地方。今回はペンザンスを中心に、電車やバスで行きやすい代表的な観光地をご紹介しました。けれども、ケルトの文化の息づくこの土地には、まだまだ魅力的な場所が沢山。ぜひ訪れてその魅力を発見してください。

また、町の人が暖かく親切なことも異国の旅人にとっては嬉しいところ。滞在先のホテルで「お勧めのパブはどこ?」なんて聞いてみましょう。もしかしたら、地元の人と楽しく飲めるようなところを教えてくれるかもしれませんよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2008/09/02−2008/09/04 訪問

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