絶景ダムカレーって!群馬県藤岡市「下久保ダム」の華麗なスポット

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絶景ダムカレーって!群馬県藤岡市「下久保ダム」の華麗なスポット

絶景ダムカレーって!群馬県藤岡市「下久保ダム」の華麗なスポット

更新日:2016/06/07 11:15

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

"ダムカレー"をご存じですか?
ライスをダム、カレーをダム湖に見立てて盛りつけたカレーライスのことで、日本ダムカレー協会まである知られざる人気グルメです。
そんなダムカレーの一つで、箱庭のようなダムカレーと人気なのが群馬県と埼玉県の県境にある下久保ダムのダムカレーで、絶景の見えるカレーと評判なのです。
どんな絶景なのか、《下久保ダムカレー》で華麗なるスポットをご案内いたします。

絶景ポイントを集めた「下久保ダムカレー」

絶景ポイントを集めた「下久保ダムカレー」

写真:Naoyuki 金井

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群馬県と埼玉県の県境"神流川"の流域にあるのが『道の駅上州おにし』。ここは昭和52年に廃校になった譲原小学校跡地に開業されたもので、当時の校舎も残されているノスタルジックな道の駅です。更に迫力満点の3D映画上映や譲原石器時代遺跡が残されている不思議な空間の中で食べられるのが《下久保ダムカレー》で、人気の漫画"ダムマンガ"にも取り上げられています。

ダム百選にも選ばれた《直角のダム堤体》を模った"ライス"と、ダム人造湖である《神流湖》を、魚を浮かべた"カレー"がイメージしています。
ライスに張り付いた"きゅうり"と"大根のツマ"が、《放水バルブと放流水》で、その放流水の両側にある"コンニャク"と"タケノコ"が、国の名勝・天然記念物の《三波石峡》という景勝地です。2つの"から揚げ"は、2つの《発電所》で、添えられている"サラダ"は、春は勿論、冬に咲く「冬桜」のある国の名勝・天然記念物の《桜山公園》なのです。
このように下久保ダムカレーは、ダム周辺の絶景ポイントを凝縮しているのです。

聖地巡礼地でもある「下久保ダム」

聖地巡礼地でもある「下久保ダム」

写真:Naoyuki 金井

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昭和22年のカスリーン台風による利根川水系の治水、そして昭和30年代における首都圏の人口増加による“東京砂漠”化を防ぐ利水目的で昭和43年に完成したのが『下久保ダム』です。
群馬県と埼玉県の県境の神流川に造られ、せき止められてできたダム湖は《神流湖》として花見の名所、そして絶好の釣り場として多くの観光客が訪れています。

この下久保ダムは、女子高生を主人公とした漫画《ダムマンガ》にも登場し、日本で2つしかないL字に曲がった堤体を持つダムで、実に魅力的なダムとして描かれてます。
また、ダム管理事務所では、ダムマンガを元にした"ぬり絵コンテスト"が行われていたり、ダム周辺の案内電光掲示板には、主人公二人が登場するという徹底ぶり。ダムカード収集のマニアの他に、聖地巡礼のファンも取り込んでいるユニークなダムなのです。

自然環境を蘇らせる「放流水」

自然環境を蘇らせる「放流水」

写真:Naoyuki 金井

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治水・利水に効果をあげた下久保ダムですが、思わぬところにデメリットが生じました。
それは水力発電によるもので、本来発電に利用された水はそのまま川に放流します。しかしここでは発電所を地下に造ったため、発電所から排水管を地下に作り水をダムから約3.8km先の神流川に放水する仕組にしたのです。

効率的な排水管でしたが、これによりダムから下流3.8kmの区間の水が非常に少なくなったのです。問題はダムから下流約1.3kmにある国の名勝・天然記念物である渓谷『三波石峡』で、水が少ないことから河原は雑草が繁茂して荒廃してしてしまったのです。
これを復活させるための工事が行われ、現在は『三波石峡』に清流と潤いが戻り、美しい渓谷に戻ったのです。
写真の上部に見えるのがダムの堤体で、直下に川が流れているのがお判りでしょう。

江戸時代から親しまれた「三波石峡」

江戸時代から親しまれた「三波石峡」

写真:Naoyuki 金井

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復活した『三波石峡』は、下久保ダムから登仙橋までの約1.3kmの渓谷で、緑色片岩と呼ばれる緑色の巨岩や奇岩が織りなす自然の造りだしたアートです。
江戸時代から景勝地として知られているとともに、その緑色片岩は、江戸時代初期から非常に高価な庭石として重宝され、現在でも自然の状態で残っているのはここだけなのです。

地質学的にも貴重なこの一帯は《三波川帯》と呼ばれ、関東地方から九州地方まで約800kmに渡って続いている世界的にも著名な地質です。“三波川”という地質学用語もここの地名が由来なのです。
こうしたことから、景勝地として“名勝”、学術的に貴重である地質から“天然記念物”として国から指定されているのです。
因みに天然記念物に指定されている三波石峡の石(三波石)は、どんなに小さなものでも持ち帰ってはいけないのです。

春と冬に花見ができる「桜山公園」

春と冬に花見ができる「桜山公園」

提供元:Tatsuo TANABE - sakurayama kouen in wint…

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/thumb/e/…地図を見る

『桜山公園』は、群馬県立の森林公園と藤岡市の公園をあわせた47へクタールという広大な公園です。
公園は大きく3つのエリアに分かれており、1,500トンの三波石を用いて大きな池と清流を組合わせた本格的な池泉回遊式庭園の《第1の広場:日本庭園》、庭づくりの参考に訪れる人も多い三波石を用いた《第2の広場:見本庭園》、そして、広大な芝生公園の《第3広場:芝生のイベント広場》です。

見所は何といっても国指定名勝及び天然記念物の《冬桜》7000本で、冬桜の毎年見頃の11月中旬から12月上旬には多くの観光客が訪れます。冬桜の他にも、蝋梅、春の桜、椿、ツツジ、そして冬桜との共演もある紅葉など四季折々に楽しめる公園なのです。

最後に。。。

どちらかと云えば"オタク"的なダムですが、《ダムカード》や《ダムマンガ》で静かなブームを起こしつつあるダムをコアとして景勝地、パーク、そしてショップ・グルメと一日家族でゆっくり楽しめる「三波石峡」はいかがでしょうか。
これからの季節、自然と人工の美に触れてみてはいかがですか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/12 訪問

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