神戸トアロードホテル山楽があるのは各路線三宮駅(三ノ宮駅)や元町駅から徒歩10分ほどの場所。ちょうど港方面の観光スポットと山手の観光スポットの中間に位置し、どこへ行くにも徒歩圏内の便利な立地。ちょっと小腹が空いた時に中華街(神戸南京街)にも気軽に遊びに行ける場所にあります。トアロードといえば「オシャレな通り」というイメージが強いですが、神戸トアロードホテル山楽自身もこの「オシャレな通り」を構成している一部。
ホテル前ではイギリス国旗と真っ赤なクーパーがお出迎え。このクーパー、後ろが観音開きになっていて、日本には4台しかない珍しいタイプのもの。エントランスには今では珍しい回転扉があり、スタッフがあたたかく迎えてくれます。
神戸トアロードホテル山楽は、トアロード沿いに建つ客室77室のブリティッシュスタイルのホテル。ロビーにはイギリスから取り寄せた一点もののアンティーク家具。経年によって鈍く光る革張りの椅子が、静かで落ち着いた空間を作り出しています。
神戸トアロードホテル山楽は繁華街にもほど近く、トアロード沿いに位置し、静かな滞在が可能なホテル。駅周辺に建つ大箱のビジネスホテルとは一線を画します。中でも目の肥えた40代以上の女性客が多く、うわべだけの誤魔化しのきかない鋭い女性の視線の中、高い評価を受け続けているリピーターの多いホテルです。ところが宿泊料金は意外とリーズナブル。「内緒にしておきたい」という考えがふと頭をよぎります。予約が取れなくなると困るので人には教えたくない、というのが多くの利用者の本音かもしれません。
写真:東郷 カオル
地図を見る神戸トアロードホテル山楽は2015年3月に家具、ベッド及び備品などを一新。2階から8階のスタンダードフロアも9階と10階のプレミアフロアもどちらもとってもキレイ。
写真はプレミアフロアのデラックスツインのお部屋。30平米以上の広さがあり、プレミアフロア限定のドリップコーヒーマシーンやウェルカムサービスのボックサンのクッキー、イギリスのTAYLORSの紅茶が用意されています。
床は木のぬくもりを感じる天然木。新しい中にもどこか懐かしさを感じる落ち着く空間。独立したパウダールームの奥にはバス・トイレ。仕切りのカーテンを閉めても不思議と狭さを感じないバスタブは、よく見ると天井のカーテンレールがアールになっており、カーテンを閉めてもバスタブが広く使えるような心憎い工夫も。もちろんバスタブ自体も足を伸ばして入れるくらいの大きさがあるので、街歩きで歩き疲れた後にもゆっくりと寛げます。
写真:東郷 カオル
地図を見る神戸トアロードホテル山楽の地下には西麻布のリストランテアルポルトのオーナーシェフ・片岡護氏監修の「アルポルト神戸」が店を構えます。他のホテルに宿泊していても夕食はわざわざアルポルトに訪れる舌の肥えたお客さんも。
店内は明るく温かみのある照明で居心地の良い空間。席と席との距離も適度に保たれていますので隣の話し声が気にならず、落ち着いてお料理が楽しめます。
コース料理ではメインを選ぶのも悩ましいところ。神戸といえばお肉のイメージ。アルポルトで使われているお肉は全て黒毛和牛のA5ランクのもの。濃厚なソースと香ばしく焼き上げられたお肉の表面、ほんのりレア感が残る内の部分、お口の中で複雑な旨みが広がります。アルポルト(港)」の店名でもわかるように、お魚にもこだわりが。毎朝料理長が神戸中央市場で目利きし選んだお魚が、その日一番新鮮な魚料理として提供されます。
写真:東郷 カオル
地図を見る神戸のホテルの朝食はお客さんの期待値が高く、ホテル側としてもアイデアの見せどころ。朝食会場リトルアンでは和洋40種類以上のメニューが並び、特にカレーが人気で朝からしっかりと食べたい人にも好評。スイーツも一つ一つ手作りです。パンコーナーには焼きたて30分以内のパンがズラリと並びます。焼きたてほやほやのサックサクのクロワッサンを是非召し上がってみてください。神戸トアロードホテル山楽では、専門店でパン生地を購入して発酵と焼きをホテル内で行っています。「焼き立てをお客様に提供したい」というホテルの気持ちがよく伝わってくるおもてなしです。
せっかく神戸に旅行に来たなら、ビジネスホテルに泊まってしまうのは少しもったいない。関西旅行なら例えば京都は町家、大阪はちょっとリッチなシティホテル、神戸はこだわりのあるプチホテル、という風に都市それぞれに変化のある滞在をするのがおすすめ。
神戸トアロードホテル山楽は、レトロとモダンが出会う街・神戸を存分に味わえる立地と滞在スタイル。小規模だからこそ行き届くサービスは、欲張りで目の肥えた人におすすめの一軒です。
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(2024/12/14更新)
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