写真:さと しほ
地図を見る新潟県十日町市は、美しい「棚田」があることで有名です。春には棚田にはられた水に空や雲が映り込んで水鏡になったり、秋には稲穂が風にゆれてキラキラ輝いたり。十日町市周辺には、そんな素晴らしい日本の原風景が残っています。
写真:さと しほ
地図を見る今回ご紹介する新潟県十日町市の松代(まつだい)は、かつて宿場町として栄えた場所です。現在ではもう昔のにぎわいは失われてしまった松代ですが、当時のにぎわいを知る築100年を超える歴史ある旅館が、和モダンなカフェ「澁い」に生まれかわりました。
旅館からカフェへの古民家再生プロジェクトを手掛けたのは、ドイツ人建築デザイナー「カールベンクス」さん。カールさんは、澁い以外にも多数の古民家再生プロジェクトを手がけているんです。
写真:さと しほ
地図を見るカフェ「澁い」を訪れたら、ぜひ、壁にかかっている1917年当時の外観の写真と、改装後の外観をくらべてみてください。外観はほぼ同じ。昔ながらの頑丈な骨組みを残したまま、カラフルで和モダンな建物に生まれ変わっています。
店内には、カールさんが手がけたプロジェクトの写真も展示されています。これらのプロジェクトを手掛けたのが、日本人ではなくドイツ人だというんですから驚きです!
写真:さと しほ
地図を見る新しい命を吹き込まれた古民家カフェ「澁い」では、ランチにはガレット、キッシュ、サンドイッチをいただけます。もちろんスイーツやコーヒーもありますよ。お店は、ゆったりとしたテーブル配置で心地よい空間に仕上がっています。
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地図を見る松代周辺にはレストランが少ないので、澁いは貴重な存在。午前中に棚田を見学してから、ランチは澁いへ!というルートがおすすめ。澁いでは、ディナータイムは完全予約制になるのでご注意を。
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地図を見るカフェ「澁い」にはバーカウンターもあるんです。ムードあるこの雰囲気、とても素敵ですよね!使いこまれた柱や梁がいい味をだしています。
写真:さと しほ
地図を見る古民家再生プロジェクトを手がけているドイツ人建築デザイナー「カールベンクス」さんは、日本建築の伝統的な造りに現代の素材をプラスし、末永く住み続けられる住宅を提案しています。
「昔の家には、いい材料と腕のいい職人の技がつまっている。古い家を壊して建て直すのは、宝石を捨ててしまうのと同じだ」とおっしゃっているカールさんが日本にやってきたのは、今から40年以上も前のこと。長く日本に住んで、日本の良さをよくわかっているからこそ、和と洋がミックスされた素敵な建物を作ることができるのかもしれませんね。
新潟県十日町市のカフェ「澁い」、いかがでしたか?
澁いの近くには、日本の原風景が広がっています。棚田を見学するついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう?
※新潟県十日町市のおすすめスポットに関して、別の記事でご紹介しています。
記事下のMEMOにリンクがありますので、あわせてご覧ください。
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(2023/12/8更新)
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