写真:花村 桂子
地図を見る福岡県南部に位置する八女市は、日本有数のお茶の産地。福岡県で生産されるお茶は「福岡の八女茶(やめちゃ)」または「八女茶」と称されるほどです。「八女中央大茶園」は、八女中央茶共同組合のみなさんが運営しているお茶畑。ゆるやかな丘陵地にひろがる見渡す限りの茶畑は、まるで緑のじゅうたんが敷かれたよう。雑木だらけだった山を開墾して、こんなに美しい段々畑を作り上げたそうです。山の中腹にある姫道会館には「開墾之碑」が建ち、5月の新茶時期には生産者の方からお茶の接待がいただけることも。バスツアーも訪れるほどの人気スポットです。
写真:花村 桂子
地図を見る八女中央大茶園は、茶どころ八女を代表する景観の美しさでも有名で、九州観光推進機構などがすすめるトレッキングブランド「九州オルレ・八女コース」のハイライトになっています。「オルレ」とは、韓国・済州島からはじまったもので、もともとは「通りから家に通じる狭い路地」という意味の方言。「茶の香りを感じながら、八女丘陵の古代文明に触れる」八女コースは全長11kmもありますが、オルレの魅力は、海岸や山などを五感で感じ、自分のペースでゆっくり楽しむこと。まずは茶畑まわりのトレッキングにチャレンジしてはいかがでしょう。吹き渡る風は、さわやかなお茶の香りも一緒に運んでくれますよ。
写真:花村 桂子
地図を見る開墾之碑のある姫道会館から、茶畑の頂上にある展望所まではトレッキングで10分ほど。さえぎるものがないため、晴れた日には有明海も望める絶好の撮影スポットです。青い空と輝く海、一面の茶畑はとってもピクチャレスク。まるでジャポネスクな絵葉書のように美しい写真が撮れちゃいます。車でも通行できますが、1台通るのがやっとの細い農道なのでお気をつけて。展望所には十分な駐車スペースがとられています。
写真:花村 桂子
地図を見る「色よし、味よし、香りよし」の銘茶として名高い八女茶。なかでも、早生品種さえみどり「萌」はまろやかで、まるで玉露のような味わいが特徴です。わたしたちが普段飲んでいる煎茶とのあまりの違いにびっくりするかも。農家の奥さま方によると、美味しい煎茶を淹れるコツは、ずばり「温度」。沸騰させたら、まずは湯呑みにお湯を注いで70〜80℃くらいまで冷ましてから急須に入れるべし。抽出時間は30秒〜1分。うまみがいっぱい含まれる最後の1滴まで注いで、綺麗な緑色に仕上げましょう。
福岡ICから八女までは高速道路を使えば、ほんの30分。香り高き絶景スポット「八女中央大茶園」でトレッキング体験しませんか。九州オルレ八女コースには、ほかにも美しい清流星野川が流れる「山の井公園」やパワースポット「岩戸山古墳」など魅力がいっぱいです。ぜひ、八女の自然と文化を感じてくださいませ。
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(2024/10/15更新)
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