写真:大宮 つる
地図を見る岩槻の総鎮守「久伊豆神社」にお祀りされているご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)=大国主命(おおくにぬしのみこと)です。島根県「出雲大社」のご祭神でもあり、いわゆる“大黒さま”ですね。出雲大社のご祭神が久伊豆神社にお祀りされている理由は、約1400年前、出雲族の土師(はじ)氏が東国移動の際、出雲国からご分霊したとのこと。
写真:大宮 つる
地図を見る大国主命のご利益は多岐にわたり、縁結び、子授け、安産、子育て、厄除け、除災、病気平癒、財福、商売繁盛などなど。このように様々なご利益を持つのは、大国主命のご神徳の高さを表しているとか。
こちらが拝殿奥にある、ご本殿です。
ちなみに、土師氏といえば、古墳造営・葬送儀礼にかかわった氏族。埼玉県行田市に「埼玉古墳群」がありますので、「土師氏が埼玉古墳群の造営に携わった可能性が……?」と想像すると、古代ロマンが広がるような感じがしますね。
次に、久伊豆神社の拝殿・ご本殿以外の“運気アップ”ポイントをご紹介します。
写真:大宮 つる
地図を見る石鳥居をくぐり、木々に囲まれた参道をテクテク歩いて行くと、右側にあるのが、「明戸庚神社」です。こちらの神社にお祀りされているのは、猿田彦神(さるたひこのかみ)。天孫降臨の際に、邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内した神様で、そこから転じて、道開きの神様・人生の道案内の神様として広く知られています。ご利益は、交通安全、開運除災です。
まずは、明戸庚神社で災いを除き、開運を祈願してから、拝殿・ご本殿に向かうようにするといいかもしれませんね。
写真:大宮 つる
地図を見る久伊豆神社拝殿の向かって右側にご鎮座しているのが、「北野天満宮」です。お祀りされているのは、皆さんもよくご存じの、菅原道真公。ご利益は、学業成就、合格祈願、技芸上達です。
クイズ神社内にある北野天満宮は、勝負運・試験運アップのご利益がとくに篤そうですね。牛を撫でると、願いが叶うと言い伝えられていますので、ぜひ撫でてみてください!
写真:大宮 つる
地図を見る久伊豆神社は“安産祈願”で参拝に来られる方が多い神社でもあります。安産祈願で来られたら、撫でていただきたいのが、「叶い戌(かないいぬ)」です。
“安産の守り神”として信仰されている戌。戌の像を撫でながら、安産祈願をされてみてはいかがでしょうか。また、戌の周りには、干支の刻印がされており、自分自身あるいは赤ちゃんの干支を撫でることで、子育て、方位除け、厄除けのパワーが頂けます。
写真:大宮 つる
地図を見る久伊豆神社では、クジャクが数匹飼育されています。「なんでクジャクがいるの?」と思ってしまいますよね。こちらのクジャクは、昭和13年に朝香宮鳩彦(あさかのみややすひこ)殿下が岩槻町にご来臨の際にクジャク3羽を下賜(かし)され、その子孫となります。かなり大きいクジャクなので、目を見張るものがあります。
クジャクは毒草・毒虫を食することから転じて、人々の災厄・苦痛を取り除く功徳があるとも言われています。“邪気を払う象徴”ですので、ぜひ眺めてみては?
写真:大宮 つる
地図を見るクジャクのほか、ニワトリが放し飼いされています。境内を悠々と歩くニワトリの姿から、ほっこりとした癒しが得られますよ。
さいたま市岩槻にある「久伊豆神社」のご利益・見どころについてご紹介しました。
本文中ではご紹介できませんでしたが、末社に「伏見稲荷社」、「榛名(はるな)神社」もあります。さらに篤いご利益を頂くために、あわせて参拝してみてはいかがでしょうか?
境内には、“縁結びの木”、県指定天然記念物の“大榊”、“神苑”、“健育塚”などといった見どころもあります。ゆっくりと境内を散策してみてくださいね。
最後に交通アクセスについて。
電車でお越しの場合は、東武野田線「岩槻駅」で下車し、徒歩15分です。車でお越しの場合は、東北自動車道「岩槻IC」から車で10分の距離です。無料の駐車場があります。
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(2024/11/5更新)
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