まずは墨田区南端にある菊川駅(都営新宿線)付近の「名刺と紙製品の博物館」から行ってみましょう。
ここは名刺の制作を得意とする株式会社山櫻のオフィスの3Fに位置し、社員の方が案内をしてくれます。「すみだ3M」ではこういったものづくり企業のショールームも兼ねた小さな博物館を多く選定しており、ここも50uほどの小規模な博物館ですが、規模に反比例し見どころはとても多いです。
例えば名刺の歴史を語るのに欠かせない活版印刷のための手動機械。名刺はみることがありますが、その歴史や製法はあまり知られていませんよね。流石博物館、勉強になります。
ちなみに、この機械の近くに昔の皇族の方の名刺も展示してありますが、そこだけはもちろん撮影禁止です(個人情報ですから)。どんな名刺か気になる方はぜひ見に行って確かめてください。
店内には現在、販売中の商品やそのサンプルも多数あります。その中には目を見張るような製品も多くあります。
例えば写真のこれ。犬の部分はくり貫いてあります。値段も結構しますが、細かい技術にほれぼれしますね!その場で購入もできますが、インターネットでも販売しているとのことで、下部メモにリンクを張っておきますので参考にどうぞ。
ちなみに展示してある人間国宝の方が作る和紙を使った「人間国宝名刺」は50枚で¥20,000とのこと!! 我々庶民の知らない世界がそこにはありますね・・・。
お次は少し北に移動して、両国駅(JR総武線)付近にある「NTTドコモ歴史展示スクエア」に行ってみましょう。
ドコモといえば携帯電話ですね。スクエア内には携帯電話が古い順番に陳列されており、昔、筆者が使っていたモデルもあったりして、なつかしくなりました。携帯電話は比較的新しい工業製品ですし、とても身近なモノですのでその歴史をたどると皆様も自然と思い出に繋がるのではないでしょうか?(ポケベルってあったな〜とか、Imodeなつかし〜とか・・・)
携帯電話はその名のとおり携帯するためのモノですから、手に取って確かめてみたくなりますよね。30年前くらいの携帯電話から触れるようにいくつか展示してありますので、遠慮せず持ってみましょう。写真の携帯電話は携帯はできますけど、ポケットには入らないですね(笑)
なお携帯電話に限らず、普段目にする機会の少ない衛星電話なども置いてあります。
両国から北へ向かった本所吾妻橋駅(都営浅草線)付近には「ちいさな硝子の本の博物館」があります。
硝子の本とは何かというと、ガラスでできた本のことです!というのはウソで、ガラスに関する書籍のことです。小さな店内にところせましと国内外の書籍・写真集が置いてあり、自由にご覧になれます。こじんまりとしたカワイイお店ですが販売しているグラス、お皿、小物などは現品限りの貴重な品です。墨田区「松徳硝子」にて職人が手作りしていた(今は作ってない!)アイテムが並んでおり、そちらを目当てに訪れる方も多いことでしょう。
またここではガラスに名前やイラストを彫るワークショップも随時おこなっています。
今回紹介した小さな博物館はごく一部ですが、中には事前に予約をしておかないと開館しないところもあります。
例えば、両国近辺でしたら「金庫と鍵の博物館」などは予約があれば開けるといったスタンスのようです。事前に予約が必要な博物館には前日までに連絡をいれたほうが良いでしょう。予約の要否や連絡先は下部メモのすみだ3Mのページをご覧くださいませ。
また上述の各博物館の最寄駅で気付いた方もいるかもしれませんが、博物館近隣の沿線が異なるケースが多いので、電車で巡りづらいのが難点です。そういう意味では自転車がオススメです。墨田区内には区営のレンタサイクルはないので、となりの台東区で借りてしまうのが良いでしょう(浅草の吾妻橋付近で借りられます)。借りてすぐ川を渡れば墨田区ですし、自転車なら半日もあれば区内のほとんどを網羅できます。
ちなみに紹介した場所は全て入館料は無料ですのでご安心ください。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜
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