新大橋通りから波除通りに入って約70m(でも混雑していて数分かかります)。右手に築地場外総合案内所『ぷらっと築地』があります。まずはここで「築地場外市場マップ」を入手しましょう。但し一人1部は無料ですが、2部以上1部ごとに50円の費用が掛かります。団体で来ているからといって、一人が複数部取っていくときも、費用が掛かってしまうこともあるので、注意しましょう。
この地図があると、場外の複雑な細かな道やお店の事が一目瞭然に分かるようになります。是非、入手する事をお勧めします。常駐している係の人は親切なので、行きたいお店が決まっている時は、教えてもらった方が無難です。
東京築地場外市場は、晴海通りと新大橋通りと場内市場に囲まれた四角いエリアです(新大橋通りの反対側KYビル周辺にも店舗があります)。このエリアの中で、400近い飲食や物販の店舗が、肩を寄せ合い声をからして、商品を販売しています。
晴海通りと場内市場を結ぶ通りが4本(境があり場内市場には入れません)あり、混雑はしていますが、分かり易い道です。でも、新大橋通りと平行している道は、迷路です!
そのため地図を見ながら歩いたとしても、きっとそれでも行き止まりの道に入ってしまいます。そうならないよう、最初に築地市場全体の守り神『波除神社』にお参りするといいかもしれません。でもブラブラさまよい歩くのも、きっと楽しい迷路道ですよ!
あまり知られていないお店と裏通り(晴海通り沿い)を中心に、築地らしいグルメが楽しめる、通好みのお店をご案内したいと思います。
まずは築地場内市場で、大混雑している寿司店『すし大(だい)』の、晴海通り沿いの勝鬨橋に近い場所にある本館。場内のお店は外国の方を中心に数時間待ちですが、ここは行列しているといっても数人程度です。場内では大行列の人気店に並ばずに入って、築地の新鮮な寿司を堪能しましょう。
次に同じ通り沿いで少し銀座寄りにある鶏肉料理のお店『ととや』。魚市場の近くにあるというのが不思議ですが、中には魚介類も嫌いな方もいるでしょうから、そんな方にお勧めです。晴海通りを更に100mほど銀座方面に向かうと『鈴木水産』です。ここは新鮮でおいしく、しかもリーズナブルな価格のため、ランチ時には近所のサラリーマンが多く集まります。時にはウニ丼が千円で提供されるときもあります。
新大橋通りに突き当たり、左に折れると超混雑している、TVに良く出てくる『ラーメン 井上』や『にこみ きつねや』があります。このお店を左に入った辺りは迷路道になっていますが、その中にも美味しいお店が沢山隠れています。
築地場外には、本当に様々なお店がたくさんあります。その中でもやっぱり美味しいお土産になる食べ物を売っているお店に行きましょう。
まずは玉子焼き。専門店だけでも10店舗あると云われていますが、多くの店舗が地図を配布している案内所『ぷらっと築地』の近くに集まり、活気を呈しています。串玉に大根おろしを添えて食べられる『山長』や玉子サンドの『松露』、他の店からもほのかに玉子焼きのやさしい香りが漂って来ます。
次に、もはや築地名物として知られるクロワッサンのお店『ル・パン』。様々な種類の中で、あんこ入りがお勧めですが売切れている時が多いんです。でもそんな時はお店の人に”次はいつ焼き上がりますか”と聞いて下さい。そんなに待たずに焼き上がることがあります。
その他にも、削りたて鰹節や海苔のお店など、築地を代表する名店がたくさん揃っているので、お気に入りのお土産を探してみて下さい。
築地場内市場が移転してしまうと、ガランとしてしまって寂しくなると考えている皆さんへ、ご安心ください!場外市場もちゃんと対策を考えており『築地魚河岸』という、晴海通りから波除通りに至る100m以上もの長さの新施設が11月19日(土)にオープンしました。
この施設の中にはこれまで場内で営業していた仲卸の店を中心に、約60店舗が入居しました。ですからこれからはわざわざ場内の仲卸まで行かなくても、ここでその日に競り落とされた魚介類が購入できることになります。
しかも場内では主にキロ単位での購入でしたが、ここでは比較的小分けされた単位で購入できます。一般消費者にとっては有難いことです。
食べたいお店にたどり着くまでの道の複雑さ、買い喰いしながら歩いていると、行きつく先は迷路道、お目当てのお土産を買おうと探していると、違うものが目に付いて、素通りせずにはいられなくなる……。
様々な国の人たちとすれ違い、着ている服と耳にする言葉の多様さなどなど、まだまだイケてる、いやこれからもっともっと発展していく東京「築地場外市場」の、その姿を先取りしてみて下さい。
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(2023/12/8更新)
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