首都のハバナから長距離バスで約6時間。オレンジ色の瓦屋根とパステルカラーの家壁がつらなる、トリニダーの町に到着です。スペイン植民地時代の面影が色濃く残っています。1514年に黄金を探しに来ていたディエゴ・デ・ベラスケスがこの地を気に入り、町を築いたのがはじまりです。
カフェやレストランがたくさんあり、休憩には困りません。パンとコーヒーやジュースで軽めのランチのほか、肉とパンとスープのお腹にたまる料理もいただけます。昼間からギターやコンガやボンゴなどの楽器を使った生演奏が聞けるお店も多いです。
町の中心となっているのが、マヨール広場です。かつてはここでサトウキビの取引や奴隷売買が行われました。今では、人々の憩いの場となりベンチで時間を過ごす人たちの姿が見られます。
マヨール広場の周囲には、博物館や教会があります。重厚で細かな細工がされた木造の祭壇が見事なサンティシマ教会。サトウキビ農園主の屋敷跡で各国の調度品が見事なロマンティコ博物館や建築博物館があります。キューバの先住民の歴史を見るには、グアムアヤ考古学博物館です。先住民が使っていた土器や石器が展示されています。
市立歴史博物館の塔に登ると市街をぐるりと見渡すことができます。かなたには海が見え、夕暮れ時は絶景です。町の周囲には山々が広がっています。
トリニダー市街には2か所の民芸品市場があります。道沿いにテントが並び、木彫りの置物やTシャツ、ネックレス、楽器、絵画、革小物など様々な手作り品が売られています。なかでも、トリニダーの特産品である陶器と織物は一度手に取ってほしい品物です。
ファゴッティングという刺繍で作られるカバーや洋服、敷物といった織物は長い時間をかけて作られています。作り手によって色合いや模様がさまざまで、気に入ったものをぜひ見つけてみては。陶器はトリニダー名物の飲み物、ラ・カンチャンチャラが入れられているカップに使われていることでも有名です。素焼きのざらっとした質感が古い町並みのトリニダーに似合います。
ラ・カンチャンチャラはサトウキビの蒸留酒でラム酒にハチミツとレモン、水を加えたさっぱりとしたカクテルです。町に来たらぜひ味わってみてくださいね。
キューバ人はアイスクリームをよく食べています。暑いお国柄というのもありますが、安くて気軽に食べられるのも人気の秘密のようです。アイスクリーム専門店には、たいていいくつかのフレーバーがあり、選べます。暑い時間の息抜きに、デザートにお試しくださいね。
トリニダーへのアクセスは、ハバナから長距離バスが便利です。または、ハバナからツアーで訪れるのもおすすめです。
音楽を楽しむなら、サンシティマ教会の脇の階段を登ったところで夕方から深夜までライブバンドの演奏が聞けます。オープンスペースになっているので誰でも入れます。サルサダンスを踊ることもできます。宿泊には民宿である、カサ・パラティクラル滞在がおすすめです。ゆったりのんびりと町を楽しんでくださいね。
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(2025/2/7更新)
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