写真:藤田 聡
地図を見る伊香保温泉から渋川ICに向かうと、小野池あじさい公園は右側にあります。6月下旬から7月上旬に付近を車で走行すると、川沿いの公園があじさい一色になっているのが見えて、決して素通り出来ません。「市役所通り」と呼ばれる道路は片側二車線ですが、日中は観光バスの路上駐車で暫定一車線になってしまう程。知名度はありませんが、大人気の紫陽花名所です!
写真は道路から、小野池あじさい公園の入口付近を見た様子です。緑豊かに見えますが、付近は渋川市の市街地で住宅街の中に突然あります。
写真:藤田 聡
地図を見る小野池あじさい公園は小さな公園ですが、細長いので意外と奥行きがあります。あじさい公園の名前通り、どこまで行っても紫陽花ばかり。満開の時期には絶景になり、人気の高さも当然と納得出来ます。
写真:藤田 聡
地図を見る小野池あじさい公園には、様々な品種の紫陽花があります。写真はガクアジサイという品種で、中央の青い部分は咲いていないのではなく、こういう品種なのです。ここで紫陽花クイズです。写真のガクアジサイでは、あじさいの「花」はどの部分でしょうか?
普通に考えると紫の部分と思いますが、これは装飾花や偽花と呼ばれ、紫の部分は花びらではありません。装飾花の中央の青い点が花ですが、中性花と呼ばれるもので結実しません。
実は、最初に咲いていないと思われた中央の青い部分が本当の花で、よく見ると青い雄しべが沢山出ており、咲いているのが分かります。あじさいの本当の花見をするには、至近距離に接近しないと見えないのです!
写真:藤田 聡
地図を見るこれは「ダンスパーティー」と呼ばれる、大人気品種です。装飾花が八重咲きで枝状に長く、ペアでダンスを踊っているように見える事から命名されました。
ここでも、やはり本当の花は中央の青い部分です。極小の青い花が、しっかりと咲いているのが分かります。花は咲き具合により、緑から青に連続的にグラデーションしており、色と形の魅力も無限大です。あじさいの本当の魅力に、どんどん引き込まれて行きます!
写真:藤田 聡
地図を見る最後の品種は、ウズアジサイ(渦紫陽花)です。花が窪んでおり、貝殻のように渦状になっている事から命名されました。あじさいは梅雨時の花なので、雨が降るとウズアジサイの窪みに雨水が貯まり、雨上がりに陽が射すと、キラキラと反射して猛烈な美しさになります!
小野池あじさい公園には、他にもカメレオンという品種があります。これは文字通り色が変化する品種なので、一度見ただけでは価値が分かりません。何度も通って、変化を楽しむ価値がある紫陽花です。
小野池あじさい公園は本当に小さな公園なので、駐車場は乗用車4台分しかありません。臨時駐車場として良珊寺を利用出来ますが、公園の大きさよりも長い距離を歩く事になるので、タイミングを見計らって正面の駐車場に停めましょう。狭い公園なので、人の回転も早いです。
あじさいは渋川市の花なので、国道17号線渋川IC付近の広大な中央分離帯が、白いあじさいで埋め尽くされます。これはアナベルという品種で、本当に見事ですが駐車可能な場所は無く、車から眺めるだけです。
小野池あじさい公園が見頃の時期には、隣町にある箱島湧水のホタルも見頃。また、渋川市では秋には、伊香保温泉の紅葉が絶景となります。いずれも別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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