横浜港の「帆船日本丸」で、海のロマンを体感しよう!

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横浜港の「帆船日本丸」で、海のロマンを体感しよう!

横浜港の「帆船日本丸」で、海のロマンを体感しよう!

更新日:2016/05/23 16:01

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

「帆船日本丸」は、横浜市のみなとみらい21地区で保存・展示されている元・練習帆船です。船の内外は、今も良好な状態で往時の姿が保たれ、多くの若者が訓練航海に繰り出した時代を偲ぶことができます。「帆船日本丸」を訪ねて、希望に燃えた人々が海を渡った時代に思いを馳せてみましょう。

「太平洋の白鳥」と呼ばれた船

「太平洋の白鳥」と呼ばれた船

写真:池口 英司

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日本丸は総トン数2278トン。大型の練習帆船として昭和5年に就役し、昭和59年まで活躍を続けました。退役後は、横浜市の桜木町駅にもほど近いみなとみらい21地区で保存・展示され、今も現役時の姿が留められています。写真は、年間に12日ほど実施されている「総帆展帆(そうはんてんぱん)」の姿。この日には日本丸の29枚の帆がすべて広げられ、航海時の姿が再現されています。現役時代の日本丸は「海の白鳥」と呼ばれたともいいます。すべての帆を広げた美しい姿には、その名がよく似合います。

船内の見学も可能です

船内の見学も可能です

写真:池口 英司

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「帆船日本丸」は、船内の見学も可能です。これは前部航海船橋。安全な航海の中枢となる部分です。舵輪(だりん)も見えますが、これは船が港に入る時に使用されたもの。日本丸には帆のほかにエンジンも備えられていて(このことから機帆船とも呼ばれます)、入港に際してはエンジンを使用してより安全に船を走らせました。その時に使用されたのがこの舵輪というわけです。それでは、船が外洋を帆走する時に使用する舵輪は?それは別の場所に備えつけられています。

あくまでもエレガントな船内のインテリア

あくまでもエレガントな船内のインテリア

写真:池口 英司

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こちらは「船長公室」。船内は多くの船と同じように、とても機能的に造られています。それは限られたスペースを有効的に使うためで、例えば全部で15室が設けられている実習生用の部屋は2段ベッドが並ぶ8人用の部屋という具合なのですが、この公室は、ゆったりと造られていて、航海中の船長の執務だけでなく、来賓の応接室としても使用されました。優雅なインテリアデザインに、気品が漂っています。

船の後方に設置された手動の舵輪

船の後方に設置された手動の舵輪

写真:池口 英司

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帆走中の舵を操作する舵輪は、前部航海船橋からは少し離れた、上部甲板の後方に設置されています。それは船の全景を見渡すのに好適な場所で、クルーが波に襲われることのないよう、覆いも設けられています。舵輪は手動式で、通常は2名によって操作されますが、荒天時には舵が重くなることから、さらに2名が舵輪の操作に加わり、これに備えて舵輪は2重の形で造られています。

横浜港のシンボルとして

横浜港のシンボルとして

写真:池口 英司

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「帆船・日本丸」は夜間のライトアップも実施され、昼間とは雰囲気の異なる姿を楽しむことができます。ライトアップが行われるのは、日没から22時までの間。船のバックに並ぶ高層ビルや観覧車とも、美しい対比を見せています。

横浜港のシンボルとして

日本丸の保存が決定した際に、保存場所にはいくつもの候補地が挙がり、その中から横浜が選ばれました。そして、今も昔と変わらない優美な姿を留める「帆船・日本丸」は、山下公園の近くに係留されている氷川丸と共に、横浜港のシンボルとして親しまれています。昭和の時代を生きた帆船の姿には、海を越えて外国へ渡った人々のロマンが湛えられています。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/19 訪問

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