台湾で雪山登山!? 実はこれ全部塩!「台南・七股塩山」

台湾で雪山登山!? 実はこれ全部塩!「台南・七股塩山」

更新日:2018/07/24 15:12

鶴長 あきのプロフィール写真 鶴長 あき 台湾在住ライター
台湾には夏でも溶けない雪山がある!? 亜熱帯の台湾でそんな馬鹿なと足を運んでみると、確かに白い山に出会うことができます。それは雪ではなく、塩の山!

台南「七股塩山」では見上げるばかりの塩の山に登ることができるのです。この台南西部海外線は昔、塩の天日干しが盛んだった地区。製塩の歴史も感じられるおもしろい場所を今回はご紹介いたします。

台湾の見上げるばかりの塩の山

台湾の見上げるばかりの塩の山

写真:鶴長 あき

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台湾南部、台南市の中でも西部の海岸すぐのところに「七股塩山」はあります。園内入るとすぐに見える大きな白い山は圧巻! こちらに積もった塩はなんと3.9万トン。ビルの6階建てに相当する高さがあります。

長い年月をかけて硬く凝固した塩の山はとても強固です。雨風にさらされて黒ずんでいる部分もありますが、本当に雪山のようです。近づいてみると確かに塩! つぶつぶとした塩の結晶を見ることができます。

ちなみに写真に映っている天使はオブジェで、塩製ではありません。塩山に来る人を楽しませようと、巨大招き猫など色々なオブジェが置かれています。

塩山に登ってみよう!おすすめは夕方

塩山に登ってみよう!おすすめは夕方

写真:鶴長 あき

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塩の山には階段状に通路も整備され、脇には掴むためのロープも整備されています。足元は塩で滑りやすいので、慎重に登っていきましょう。小さいお子さんでもロープが掴めれば問題ありませんし、10分もあれば頂上にたどり着くことができます。

頂上からの眺めは爽快です。おすすめは夕方の時間帯。台湾の西側はちょうど夕日が沈むのを眺めるベストスポットなので、この塩山の上から金色の夕日を見るのも美しいですよ。写真撮影も足元には気をつけてお楽しみ下さい。

台湾の昔の塩作りを学べる場所

台湾の昔の塩作りを学べる場所

写真:鶴長 あき

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巨大な塩山を含めたこちらの施設は、「台塩」と呼ばれる以前は国営で塩作りをしていた企業が運営しています。この台南市の海岸線一帯はその昔、天日干しでの製塩で発展した場所でした。

この「七股塩山」の中には台湾で300年以上続いてきた台湾の塩作りの歴史的写真や当時使われていた機関車、模擬塩田などがあり、台湾の塩作りを学ぶこともできる貴重な場所になっています。

おもしろ塩グッズやお土産も色々手に入る!

おもしろ塩グッズやお土産も色々手に入る!

写真:鶴長 あき

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園内の売店では、塩にちなんだ様々なグッズも手に入れることができます。普通の食塩は勿論、写真の味付きの塩などは、「マンゴー塩」などどんな味なのか興味がそそられますね!その他にも、ここでしか買えない「七股塩山限定 フェイスマスク」などもありますよ。

藻、藻、藻のアイス!??

藻、藻、藻のアイス!??

写真:鶴長 あき

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こちらの名物食べ物が「塩入アイスキャンディー」。アーモンド味や卵味などもほのかな塩味で人気なのですが、その中でひときわ異彩を放つのが、写真の「藍藻葡萄味」。つまり、藻のアイスなんです!味はなかなか個性的。他では見ることもできない珍味として、試してみませんか?

売店では、その他にサンゴモの入ったジュースも販売しています。見た目はチルドカップ入りでコンビニで売っているコーヒーのよう。こちらは味も普通の葡萄味で安心して飲んでいただけます。

台湾の溶けない雪山「台南・七股塩山」は一見の価値アリ

「台南・七股塩山」の中には他にも、塩で作られた家や水上ゴルフができる場所など、面白い施設がたくさんあります。また隣接の「塩博物館」では塩に関する様々な面白い展示を見ることができます。台湾の溶けない雪山は一見の価値ありですよ。

【七股鹽山】
住所:台南市七股區鹽埕里66號

交通アクセスとしては、台湾鉄路「台南駅」から「台湾好行」の99台江線を使うのが乗り換えの必要がなく便利です。詳しくは記事下の「MEMO欄」リンクよりどうぞ。

掲載内容は執筆時点のものです。

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