写真:LUI
地図を見る剣山は登山口から山頂までの高低差が500m、約2時間の普通の山登りと比較してもそこまで厳しくなく、百名山の中ではかなり楽な行程ですが、もっと楽して山頂に行きたい!ゆっくり山頂の景色を楽しむ時間を確保したいという方には、登山リフトがオススメです。
登山リフトを使うことで、登山口の見ノ越駅から西島駅までの約50分の道のりを15分座りながら、山の景色を楽しむだけで進むことができます。もちろん、山の景色を歩いて楽しむ登山ルートも整備されているので、自分の体力と気分に合わせて好きなほうで、剣山の自然をたっぷり満喫してください。
*リフトは運行期間が決まっているので下記MEMOにてご確認ください。
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地図を見るリフトの西島駅から山頂へは剣道コース(60分)と尾根道コース(40分)の2通りがあります。登る際は、ぜひ剣道コースを選んで、大剣神社に足を運んでみてください。
大剣神社のご神体は神社の後ろにそびえたつ約50mの大岩で、神社の表には「天地一切の悪縁を絶ち、現生最高の良縁を結ぶ」と大きく書かれており、その力強い、頼りになるご利益には、思わず拝みたくなるようなパワーがあふれています。
また、少し降りたところには環境省の名水百選に選ばれた「剣山御神水」がご神体の大岩の足元から湧き出しています。実際に飲んでみることもできる湧水で、「病気が治る若返りの水」ともいわれる名水です。
見上げる大岩の迫力と相まって、力をもらえる湧水です。
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地図を見る剣山は標高1955mの西日本で2番目に高い山で、山頂はササに覆われていて視野を遮るものもなく、360度思いっきり開けた眺望を楽しめます。
そのなかでもオススメなのが次郎笈(じろうきゅう)という隣の山を望む景色です。
次郎笈は穏やかで美しい山の傾斜を持ち、大部分がササに覆われていて、尾根沿いに登山道が続いています。その景色はまるで子供のころ、絵日記に描いたような山の姿で、シンプルで素朴な山の緑が青空とマッチする景色は、長い間見ていても飽きない、どこか懐かしさを感じさせる景色です。
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地図を見る剣山の一般的な登山道は登っても険しいところが少なく、また崖をよじ登ったりといったこともないので、剣という鋭いイメージからは、だいぶかけ離れた山です。
となってくると気になるのは、なぜ「剣山」という名前がついたのかというところです。諸説あるのですが、その一つに深くかかわりのある神社が、山頂すぐそばにあります。
その神社の名前は宝蔵石神社といいます。その昔、源平の争いが激しかったころ、平家側の安徳天皇が、宝剣を神社裏の3mほどある磐座に納めた、という伝説が剣山の名前の由来となったといわれています。
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地図を見る剣山は自然豊かな山で季節それぞれで違った姿や感動を与えてくれます。
春には運が良ければ雲海に出会えるスポットでもあります。夏には高山植物キレンゲショウマが咲く山としても知られ、秋には紅葉で秋色に染まった山並み、冬には樹氷が見ることもできます。
特に秋の紅葉は大人気で、多くの人が集まります。
登山口までの車での道中も美しい紅葉に囲まれていて、登山道に入っても美しく紅葉した木々が山を彩り、遠くを見渡しても黄色、オレンジの鮮やかな色合いが、見る者を楽しませてくれます。
剣山には他にも剣神社、刀掛けの松、鶴岩、亀岩、二度見展望台といった見どころや、行者コースや一ノ森コースといった登山道もあります。また、周辺には奥祖谷二重かずら橋といった観光スポットもあります。
最後に、自然を相手にした登山なので、自然を大切にする気持ちを大事に、マナーを守って、怪我の無いように山登りを楽しんでください。
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この記事を書いたナビゲーター
LUI
関西在住の社会人です。社会人でも中身の濃い旅行がしたい!という自分の素直な気持ちに従い遊びも仕事も両立させるスタイルで旅行をしています。旅のメインは写真撮影、温泉、グルメ。おもなエリアは関西周辺です。
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