写真:Kaycom D
地図を見る立派な秦野駅からハイキング開始。改札を出て右の北口から外へ出ます。目の前に水無川が流れているので、そこを右に曲がって河原町交差点を目指します。橋を渡って道なりに歩いていくと、右側に登山口の看板があるのでそこを入って行きましょう。ここから道も山道となり九十九折の登りが始まります。
20分ほどで最初の山「浅間山」に到着。頂上には東屋があり麓の景色が木々の間から見られます。急坂を登りきった最初の展望ポイントで、木陰の中の風も気持ちよく一休みするのにも最適。
写真:Kaycom D
地図を見る浅間山の頂上から少し下るとトイレと「浅間山駐車場」があります。その向かい側に次の山「権現山(別名:千畳敷)」への山道が続いているので再び登って行きましょう。10分ほど行くと、立派な「弘法山公園展望台」が見え開けた山頂に出ます。今回ご紹介するコースの中では一番広く眺めもいいので、メインの休憩場所にするといいかもしれません。
この場所は「関東の富士見百景」にも選定されており、展望台からは富士山の他、麓に広がる秦野盆地や丹沢の山々、相模湾、江の島の方まで360度見渡すことができます。
山頂には他にも、野鳥の観察ができる「バードサンクチュアリ」があり、カメラを持ったおじさんたちが楽しそうに鳥たちが来るのを待っています。
写真:Kaycom D
地図を見る権現山を下って弘法山への道は「馬場道」と呼ばれ、その昔、農民たちによって草競馬が行われていました。桜並木ともなっていて、春にはたくさんの花見客が訪れます。
馬場道の先から続く登り坂を登って行くと、弘法山山頂に到着。その昔、弘法大師がこの山頂で修行したことから「弘法山」と呼ばれるようになったと言われ、権現山も含めて総称されることもあります。
木立に覆われた山頂には「釈迦堂」や「鐘楼」、「乳の井戸」などがあり、山頂の端からは麓の眺望も得られます。この「乳の井戸」という変わった名前の井戸には伝説があり、「この井戸から湧き出る水は白く濁り、真夜中に誰にも知られず山に登ってこの水を飲むと(この水で粥を炊いて食べると)乳が出るようになる」と言われていたそうです。
写真:Kaycom D
地図を見る弘法山から吾妻山までは1時間弱かかりますが、より本格的な山歩き気分が味わえる道が続いています。展望はあまりありませんが、木々の香りと鳥の囀りがして、森林浴をしながら気持ちよく歩けるでしょう。
吾妻山山頂はそれほど広くなく山頂という感じはしませんが、東屋やベンチもあり、1時間歩いた後の休憩ポイントということで、狭いながらも多くの人が一息ついています。
写真:Kaycom D
地図を見る吾妻山からは下り坂が続き、10分ほどで麓の街へ出ます。そこから鶴巻温泉駅の方へ向かいますが、その途中、鶴巻温泉郷の温泉街を通るので、汗を流してから帰ることができます。
温泉街には、老舗温泉旅館の「陣屋」や公営の日帰り温泉施設「弘法の里湯」などがあるので、どんなお風呂に入るか事前に調べていくといいでしょう。ちなみに「弘法の里湯」は、ふたつの源泉を持ち、写真の足湯の他に露天風呂や貸切風呂もあります(シャンプーとボディシャンプーあり)。
温泉街の端っこの「弘法の里湯」から駅まではほんの数分なので、電車の時間ギリギリまでゆっくりしていられます。
駅から駅まで終始歩いて行けるうえ、最後に温泉にも入れるお得なハイキングコースです。途中でお弁当を食べて休憩しながら行っても、温泉街まで3時間半から4時間半ほど(あくまで目安)。
各山頂にはテーブルやベンチがありますが、権現山や浅間山の山頂は広いのでシートを広げてピクニックするのもいいと思います。コース内には売店はないので、駅などで準備してから行きましょう。
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(2024/12/2更新)
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