鮎の解禁日に向けて、通年計画的に那珂川北部漁業共同組合は稚アユを放流しおり、天然鮎が多いと知られている那珂川は過去18年間、鮎の漁獲量は日本一を続けています。
那珂川の栃木県黒羽地区といえば、全国でも有名な河川であり、「町裏」は特に釣スポットであり平日でも多くの釣り人が入川しています。この釣り場は河川沿いに約1.000台車を停められるとても広い無料駐車場があります。川の近くまで車を駐車させて、自慢のウエア、そして釣竿と準備ができたらすぐに入川が可能です。
関東で鮎の解禁といえば、6月1日というのが一般的であります。この日は地元の釣人にとっても特別な日で、有給をとって休む人が多く会社機能も一部停止状態になるくらいです。
鮎は川で産まれ、秋になると川を下り、海でひと冬を過ごし春になると自分が生まれた川に遡上してきます。体長3〜4cmの鮎が上流へ激流にも負けずジャンプを繰り返しながら産卵場所に戻る姿は感動的でもあります。ここ那珂川は天然遡上の多い河川として有名でもあります。鮎はスイカやキュウリの独特の香りがすることから『香魚(あゆ)』とも呼ばれています。
稚鮎たちは夏の間集団で過ごし、プランクトンや虫を食べ、さらに急速な成長を続け、石に付着した苔を食べるようになり縄張り意識が強くなります。
釣り人は「友釣り」という自分の泳ぐ領域内に侵入する相手に対して闘争を挑むアユのなわばり意識の習性を利用する釣法で釣りを楽しんでいます。
そして9月になると20〜25cmを超える鮎となり、秋口には産卵のため下り始め、次の世代に命を引き継いでいく、短い一生を終えるのです。
天候により鮎の漁獲量は変化します。前日の気温の高い日は翌朝の水温が上がっていれば釣れますが、ダム等の放水や前日の大雨により水温が低いときは、ただただじっと待つしかありません。
鮎は塩焼きや甘露煮が一般的で、街のあちこちで販売しております。ここより上流に車で3〜4分の場所に「黒羽観光 やな」があります。塩焼きや甘露煮は道の駅や街中で簡単に食べられますが鮎の刺身は鮎料理の専門店ならではです。是非一度ご賞味してください。
大漁に獲れた鮎はどこの家庭でも冷凍庫にギッシリ保冷され、1年間鮎料理を楽しむ事ができます。鮎を塩焼きにして頭から食べ、骨まで綺麗に残さないで食べるのが一番のご馳走です。
栃木県大田原市黒羽を流れる北関東屈指の清流那珂川は、鮎の釣り場として鮎漁解禁となると多くの太公望で賑わいます。天然鮎も多いことでも知られていますが、大田原市湯津上地区から上流の那珂川北部漁業協同組合エリアには、昨年より10万匹多い約70万匹を放流し、天然遡上(そじょう)を含め濃い魚影が期待されています。
釣人だけに限らず、自然の中で川風を感じながら、炭火でじっくり焼いた鮎料理を家族みんなで舌鼓を打って下さい。6月から8月下旬頃が鮎釣りを楽しんでみませんか?美味しく食したい方は「観光やな」等で10月下旬頃まで営業しております。
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(2024/10/9更新)
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