写真:陽月 よつか
地図を見る沖縄・那覇市の奥武山公園と言えば、読売ジャイアンツが春のキャンプを張る「沖縄セルラースタジアム那覇」があることで有名。その同じ敷地内にあり、多くの選手たちも参拝するという神社が沖宮(おきのぐう)です。
県内の霊能者には最古の神地として広く知られる天燈山(てんとうさん)に鎮座するこちらの神社は、琉球王国において王府から特別の扱いを受けた「琉球沖縄八社」の一つ。その創建は源為朝公時代と琉球史料書に伝えられています。
入り口は、狛犬が両脇を守る清らかな白鳥居。その手前左には、日本空手の父・近代空手の父とも呼ばれる船越義珍さんの顕彰碑があります。
神社に空手?と不思議に思ってしまいますが、実は沖縄は空手の発祥の地であり、空手だけのために海外から移り住む空手家さんもいるほどの特別な場所。奥武山は船越義珍さんのゆかりの地であり、こちらの石碑には精神の支柱を育む空手が沖縄から世界へと広まっていくようにとの祈りが込められているのです。
階段をのぼっていくと、右手にお清めの手水舎があります。
階段がつらい人や車のご祈祷を受ける人は、緩やかな坂道も選べますよ。
写真:陽月 よつか
地図を見る手水舎で手・口を清めたら、いよいよ拝殿へ。
琉球ならではの美しい赤瓦の拝殿です。ご祈祷などは拝殿の中で、通常の参拝はお賽銭箱の手前でお参りします。
イベントやお祭りの際には、手前の階段部分に舞台が設置されます。奉納ライブなども頻繁に行われていますよ。
拝殿に向かって左側に、霊峰・天燈山への入り口があります。山と言っても、階段でのぼれる小さな山なのでご安心。イベントの時は、社務所の脇の小道から行けますよ。
真赤な鳥居の先からは、境内の中でもさらに一際、神秘的な雰囲気が漂います。
階段は3、4人幅ほどで傾斜もやや急め。足場に気を付けてのぼってゆくと…
写真:陽月 よつか
地図を見る山頂に到着!石碑が立っています。
沖宮の主神である天受久女龍宮王御神(てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ)(別名:天照大御神)がご鎮座されている、と神示があったのがこの場所。黄金森(くがにむい)とも呼ばれるこの場所が、神聖な空気の漂うこの神社の中でも、最大のパワースポットです。
沖宮のある奥武山は、現在では陸続きですが、その昔は入り江に浮かぶ離れ島でした。歩いては行けなかったその頃から、人々が集まり、祈りを捧げてきたのがこの場所。
天照大御神は沖縄のこの地に降臨し、それから本土へ渡ったと言い伝えられています。
気に敏感な方や霊能関係の方には、神秘のエネルギーを感じられることも多いとか。
そしてまた、那覇の街を一望できる展望スポットでもあります。
山頂を吹き抜けてゆく風の心地よさは格別!
写真:陽月 よつか
地図を見る拝殿の裏へ回ると、住吉神社と弁財天宮があります。
Cafe「沖の茶屋」もあり、コーヒーや紅茶をいただくこともできますよ。
境内の清らかな空気の中に、南国の花々が咲き、鳥や虫の声が響く。こんな鎮守の杜は、沖宮ならではです。
車を借りることの多い沖縄旅行では、レンタカーを返したあと、帰りの飛行機まで時間が半端に…なんて、あるあるですよね。
そんな時、空港から車要らずの聖地ツアーでエネルギーチャージ!なんていかがでしょうか?
季節の花々も美しく、浮世を忘れてしまうような聖地。拝殿・天燈山ともに、拝観料は一切かかりません。
お祭りやイベントもよく行われているので、まずは公式HPやFBで日程をチェック!
那覇空港から:モノレール10分「奥武山公園」下車 徒歩3分
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(2024/12/12更新)
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