埼玉のパルテノン神殿!春日部「龍Q館」はオラも驚いた地底の絶景だゾ

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埼玉のパルテノン神殿!春日部「龍Q館」はオラも驚いた地底の絶景だゾ

埼玉のパルテノン神殿!春日部「龍Q館」はオラも驚いた地底の絶景だゾ

更新日:2016/09/23 11:37

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

クレヨンしんちゃんでお馴染の埼玉県春日部市にある「龍Q館」。
《国土交通省 首都圏外郭放水路》の施設で、火伏の龍の伝説とAQUA(水)から龍Q館の愛称が付けられました。川と洪水対策に関する仕組みが学べる施設で、地底の巨大施設は、その光景から"埼玉のパルテノン神殿"等と呼ばれ多くの観光客を集めています。
地底に広がる絶景と共に、地域にとって重要な防災施設の役割と機能をご案内いたします。

国土交通省 首都圏外郭放水路って何?

国土交通省 首都圏外郭放水路って何?

写真:Naoyuki 金井

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台風などによる洪水災害が絶えない春日部市周辺地区に対する「国土交通省 首都圏外郭放水路」は、溢れそうになった市内外に流れる中小河川の水を地下に取り込んで、地下50メートルを貫く総延長6.3kmのトンネルを通して江戸川に流す世界最大級の地下放水路です。

構成されている施設は大別すると4つあり、水を取り込む《立抗》、取り込んだ水を流す《トンネル》、水を一旦地下に溜めておく《調圧水槽》、そして貯まった水を吐き出す《排水機場》で、5つある立抗がトンネルで結ばれています。こうした放水路をより知ることができる施設が《地底探検ミュージアム 龍Q館》です。放水路の構造模型や映像、ライブラリーなどの展示施設に放水路の管理をしている操作室などが、どなたでも見ることができるのです。

地底の世界を想像させるグランド

地底の世界を想像させるグランド

写真:Naoyuki 金井

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龍Q館は休館日以外はどなたでも見学できますが、"埼玉のパルテノン神殿"と云われる《調圧水槽》を見学するには予約が必要です。インターネットか電話で予約できますので詳しくはHPなどでチェックしてください。

見学の流れは、集合→龍Q館内の見学→調圧水槽見学→解散となりますが、このような施設ですのでバリアフリーではなく、逆に100段近くの階段を上り下りますのでご注意下さい。龍Q館での説明が終ると、屋外に一旦出て、サッカーグラウンドの横を通って入口に向かいます。レンガ色の建物が龍Q館で、手前にあるドアが地底への入り口です。その間のグランドの地下部分が《調圧水槽》との説明を受けると、いやが上にもテンションは上がります。

地底のパルテノン神殿へいざ

地底のパルテノン神殿へいざ

写真:Naoyuki 金井

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約100段の階段を降りるとそこに広がるのは間違いなく地底のパルテノン神殿《調圧水槽》です。トンネルを通じて流れてきた水勢を弱め、スムーズに流すための巨大なプールで、放水路のシンボル的な施設です。

驚きはその大きさで、幅78m、長さ177mのサッカーグランドほどの広さと、高さ18mの空間には、まさに荘厳な神殿の雰囲気が漂います。圧巻は天井を支える59本の柱で、1本の柱は、奥行き7m、幅2m、高さ18mあり、その重さは1本500トンあるという想像もできないほどの柱です。安全上、調圧水槽内の見学で移動できる範囲は限られていますが、その機能とともに圧倒される光景に目を見張ることは間違いありません。

サンダーバードの秘密基地!?

サンダーバードの秘密基地!?

写真:Naoyuki 金井

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地底神殿《調圧水槽》をたっぷり見たら《立抗》も観ておきましょう。6.3kmに亘る放水路に5つある立抗の一つで、ここにあるのは《第5立抗》です。大きさは深さ約70m、内径が約30mの巨大な立筒(第5立抗だけは内径約15m)で、この大きさはスペースシャトルや自由の女神がスッポリ入る驚きの大きさです。

この立抗は、各河川から水を取り汲む施設であることは前述しましたが、その他にも管理車両の搬入や換気設備の取り付けなど、放水路の維持管理に使用されています。因みに見学はできませんが、第2〜第4立抗の天板は電動開閉装置がついており、その天板が開く様子は、まるでサンダーバードの秘密基地を彷彿とさせてくれます。

神秘的な神殿の裏側に

神秘的な神殿の裏側に

写真:Naoyuki 金井

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約10分程度の短い見学時間でしたが、その機能と共に絶景とも云える光景を目の当たりにして見学者も大いに満足することでしょう。泥水が流れ込む場所ですが、悪臭も汚泥もなく僅かに残った水面に映る荘厳な神殿の姿は、神秘的な趣さえ感じさせてくれます。

その神秘的な光景だけに見とれてはいけません。そこには汚泥や悪臭の無い常に空の状態を保ち、急な大雨の時でも慌てずにシステムが稼働できるよう、日々の清掃やメンテナンスを行うスタッフの姿が思い浮かぶはずです。
こうしたたゆまぬ努力のおかげで、安心して地域住民が暮らしていけることを実感する貴重な見学の場でもあるのです。

埼玉のパルテノン神殿を多くの方に見てほしいゾ

物見雄山でも大いに結構でしょう。その上で少しでもこうした施設を知ることが肝心です。最近では、CNN等のメディアでも取り上げられており、海外からの見学者も増えているそうで、実際、取材日にも多くの外国人の方が見学にいらっしゃっていました。
いつでもと云う訳にはいきませんが、是非、機会を作って見学されることをおススメします。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/28 訪問

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