ベルギーといえば、やはりまず目に付くのがおいしそうなケーキが並ぶ、パティスリー(patisserie)のショーウインドーでしょう。フルーツやチョコレートでかわいらしくデコレーションされた、とってもおいしそうなケーキの数々…少し街を歩いただけでも、こんなおいしそうなケーキ屋さんが何軒も出てきます。
またリエージュ風ワッフルの発祥の地でもあるこのリエージュでは、街中いたるところでワッフルが販売されていて、歩きながら食べることができます。
こちらは聖ポール教会前広場ですが、もちろんこのように美しい広場で、道行く人を眺めながらカフェオレやカプチーノ、エスプレッソをケ−キと共にいただくこともできます。
バゲットに色々な野菜やハムやチーズなどを挟んだ簡単な軽食なども美味しいです。
こちらの聖ポール教会は13世紀から15世紀に建てられたゴシック様式のステンドグラスが美しい教会です。中に入ると街の喧騒を忘れさせてくれる、神聖な空間が広がります。
ミューズ川(オランダではマース川という名前になります)が街に平行して流れていて、色々なボートを見ることができます。川沿いのカフェもとても素敵です。
この川を上流に渡って行けばオランダを通り北海にたどり着き、下流に下ればフランスまで行くこともできます。ルーア川に合流すれば、ドイツまで行くこともできます。
この川の存在は大きく、このワロン工業地帯がヨーロッパ大陸で最初に産業革命が始まったところだとは意外に知られていない史実です。
ベルギーワッフルにはブリュッセルワッフルとリエージュワッフルという、2つの種類のワッフルがあります。
ブリュッセルワッフルはとにかく長方形型で、味が薄く軽めなので、フルーツやクリーム、チョコレートなどをトッピングして食べることが多いです。
リエージュワッフルは丸型(楕円形)で、パールシュガーをたっぷり混ぜて厚めに焼いたもので、そのまま食べることができます。
ブリュッセルワッフルは色々なトッピングとのコンビネーションを楽しむためには、きちんとお皿にのせてフォークとナイフを使った方が食べやすいので、レストランか家でいただく方がいいでしょう。
一方リエージュワッフルは売店で手軽に買って、歩きながらでも充分おいしさを味わうことができるという違いがあります。
実際、ベルギーのどの街でも、このリエージュ風ワッフルは手軽に買うことができます。
リエージュワッフルは外もたっぷり粉砂糖がついていたり、チョコレートソースがかかっていたりする場合もありますが、例え何もかかっていなくても、かなり食べ応えがあり、ボリュームの多さは見かけだけではありません。
ところでフランス語ではワッフルは「ゴーフル(Gaufre)」と言いますが、日本で「ワッフル」というのは、英語の「waffle」が語源になっています。ちなみに蛇足ではありますが、ベルギーの言葉フラマン語(オランダ語によく似た)やドイツ語もワッフルは日本と同じで“ワッフル”で通じます。
ベルギー国鉄の主要鉄道駅であるリエージュ=ギユマン駅は、国内中の電車が停車し、ケルン・ブリュッセル・パリを結ぶ高速列車タリスやアーヘン、ケルン、フランクフルト・アム・マインなどドイツ内を結ぶICEなどの停留駅でもあります。歴史は古く、1843年には最初の国際鉄道が誕生し、ドイツのアーヘンやケルンと結ばれました。
この新駅舎はスペインの建築家サンティアゴ・カラトラヴァによって2008年に建設されました。カラトラヴァ氏は、アテネオリンピックのスタジアムを手がけた世界的に有名な建築家で、彼の専門でもある構造計算を駆使して骨や翼を組み合わせたようなフレームがトレードマークです。
「ヨーロッパの父」と呼ばれる「カール大帝(西暦750年ごろのこと)」が生まれた地域という言い伝えもあるリエージュですが、中世には司教領首都として繁栄をきわめたカトリック都市であり、ヨーロッパ各地の交易の十字路として名を馳せた西ヨーロッパ中心の美しい都市でした。
そのせいか、この街は各国ごとに色々な名前がついていて、オランダ及びベルギーのフラマン地方では ルイ−ク(Luik)、ドイツではル−ティッヒ(Lüttich)となるので、電車や車で他の国から行く際にはそれを知らないととまどうことになるので、気をつけましょう。
フランス語圏の街なのでちょっぴりフランス的でもあり、オランダ・ドイツの国境からも近いため、週末には様々な国の観光客で賑わう大変国際的な街で楽しめます。また、日曜日のマルクト(市場)は規模が大きく本当にお勧めです!!
是非一度足を伸ばしてみてください!
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(2024/10/9更新)
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