港町横浜に圧倒的な存在感!「ホテルニューグランド」はビンテージワインのようなクラシックホテル

港町横浜に圧倒的な存在感!「ホテルニューグランド」はビンテージワインのようなクラシックホテル

更新日:2016/05/24 12:05

瀧澤 信秋のプロフィール写真 瀧澤 信秋 ホテル評論家、旅行作家
クラシックホテルのある場所には歴史が息づいています。いわゆるクラシックホテルは、軽井沢や箱根、日光といった伝統的リゾート地に見られ、欧米のイメージがあります。余暇、休暇という概念を日本にもたらしたともいえるでしょう。そのような中で「ホテルニューグランド」は、横浜という大都市に凛とした存在感を保ち続ける、横浜の歴史と共にあるクラシックホテルです。ホテルニューグランドの魅力を紹介しましょう。

憧れのクラシックホテル

憧れのクラシックホテル

写真:瀧澤 信秋

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複合高層ビルの上層部に位置するような最新設備の高級ホテルは魅力的ですが、ホテルにとって周辺環境やロケーションもまた重要な要素。ホテルの価値は、ホテル本体はもちろん立地や環境によっても決められます。

ホテルニューグランドの目の前は山下公園、そして港。歴史ある港町横浜におけるシンボルのひとつと言えます。そんな横浜の歴史を紐解くと、ホテルニューグランドを舞台に繰り広げられてきた事が多々あります。ホテルと歴史。ホテルファンを釘付けにする憧れのクラシックホテルです。

伝統を感じる本館

伝統を感じる本館

写真:瀧澤 信秋

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日本と外国の往来は船の歴史でもありますが、近代において横浜港は日本の玄関口として多くの渡航者が行き交った場所です。そんな横浜で昭和2年(1927)に開業したのがホテルニューグランド。ヨーロピアンスタイルのホテルは、まさに正統派クラシックホテルと言えます。

世界の歴史と共に歩み続けてきた伝統と格式は、今も横浜山下公園前に息づきます。特に、本館の重厚感は圧倒的です。ホテルニューグランドの歴史、それは「本館」の歴史そのものでもあります。

景観のみならず、海と共に息づいてきたヒストリーを感じる本館ステイは、ホテルニューグランドを知るためには必須とも言えます。クラシックホテルで港町のヒストリーに触れられる本館ステイが、ホテルニューグランドを楽しむ醍醐味です。

眺望自慢のタワー館

眺望自慢のタワー館

提供元:ホテルニューグランド

ヒストリーだけでは“いまのホテル”を語るときには足りないかもしれません。ホテルは滞在するスペースという観点から、他の要素も重視されなくてはなりません。ヒストリーとホテルステイの快適性を併せ持つ本館の魅力に加え、ホテルニューグランドステイのもうひとつの魅力が“眺望”を楽しめる「タワー」。

山下公園からみなとみらいまでの絶景を楽しめるタワーは、周囲に高層ビルがないこともあり、ベイブリッジからみなとみらい、横浜港を一望できます。タワーの客室はすべてハーバービュー。右サイドの客室からはベイブリッジが、左サイドの客室からは大桟橋が一望。洗練されたインテリアや空間演出も魅力です。

あの料理も!? ホテル発祥 日本初がたくさん

あの料理も!? ホテル発祥 日本初がたくさん

提供元:ホテルニューグランド

日本を代表するクラシックホテルには、ホテル発祥、日本初のグルメも多くあります。例えば今や国民的な料理となっている「スパゲティナポリタン」。実はホテルニューグランド発です。

また「プリンアラモード」や「シーフードドリア」といった馴染みの料理も、ホテルニューグランドがルーツなのです。そんな料理も提供する館内のレストランは名店揃い。ホテルのグルメでも横浜の歴史を感じられます。

テイクアウトで気軽にニューグランドグルメのエッセンスを味わえるメニューもあります。おすすめは「ビーフパイ」や「レトルトカレー」。お土産にも最高です。

ビンテージワインのようなホテル

ビンテージワインのようなホテル

写真:瀧澤 信秋

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じっくり味わうようにクラシックホテルを楽しむと、その魅力は倍増します。まさに熟成されたビンテージワインのようです。ホテルニューグランドの魅力も、長い時間を経て、積み重ねられた歴史そのものと言えます。

機能性や合理性が重視された新しいホテルがもてはやされていますが、クラシックホテルを訪れたときの背筋がピンっと伸びる感覚は特別です。港町横浜の人気スポット、山下公園に面する圧倒的存在感を誇るホテルニューグランドは、まさに“特別なホテル”なのです。

おわりに

旅の手段でもあるホテルですが、訪れることが旅の目的となるようなホテル旅もまた魅力です。異国情緒と歴史の街をもロケーションにするホテルニューグランドは、まさしくそんなディスティネーションホテルと言えるでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/06−2016/03/07 訪問

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